歌詞解釈/ルージュの伝言【名曲の物語を紐解く】~歌詞の意味を考える~
『ルージュの伝言』は、荒井由実さん(現:松任谷由実さん)の5枚目のシングルです。1975年2月20日に発売されました。1989年に公開されたジブリ映画『魔女の宅急便』のオープニングテーマソングに起用されていますので、あらゆる世代で人気の曲です。
アニメ映画のオープニングになっているこの曲ですが、実は、この曲の歌詞自体も物語性のある歌詞になっています。今日はこの『ルージュの伝言』の物語を紐解いていきましょう。
ルージュの伝言【歌詞】
あのひとの ママに会うために
今ひとり 列車に乗ったの
たそがれせまる 街並や車の流れ
横目で追い越して
あのひとは もう気づくころよ
バスルームに ルージュの伝言
浮気な恋を はやくあきらめないかぎり
家には帰らない
不安な気持ちを 残したまま
街はDing-Dong 遠ざかってゆくわ
明日の朝 ママから電話で
しかってもらうわ My Darling!
あのひとは あわててるころよ
バスルームに ルージュの伝言
てあたりしだい 友達にたずねるかしら
私の行く先を
不安な気持ちを 残したまま
街はDing-Dong 遠ざかってゆくわ
明日の朝 ママから電話で
しかってもらうわ My Darling!
しかってもらうわ My Darling!出典:歌詞:荒井由実
ルージュの伝言【歌詞解釈】歌詞の意味
あのひとの ママに会うために
今ひとり 列車に乗ったの
たそがれせまる 街並や車の流れ
横目で追い越して出典:荒井由実
あのひとは もう気づくころよ
バスルームに ルージュの伝言
浮気な恋を はやくあきらめないかぎり
家には帰らない出典:荒井由実
不安な気持ちを 残したまま
街はDing-Dong 遠ざかってゆくわ
明日の朝 ママから電話で
しかってもらうわ My Darling!出典:荒井由実
あのひとは あわててるころよ
バスルームに ルージュの伝言
てあたりしだい 友達にたずねるかしら
私の行く先を出典:荒井由実
不安な気持ちを 残したまま
街はDing-Dong 遠ざかってゆくわ
明日の朝 ママから電話で
しかってもらうわ My Darling!
しかってもらうわ My Darling!出典:荒井由実
ルージュの伝言【タイトル考察】
『ルージュ』とは、フランス語で『赤色』を意味します。しかし、日本では『口紅』を意味します。色も赤に限りません。
この歌詞の物語は、浮気をしちゃった彼に対して、主人公の女の子が一緒に住んでいる家のバスルームに口紅でメッセージを残すところからスタートします。これが『ルージュの伝言』です。
彼の浮気に対して女の子は怒ってはいるものの、イタズラ心もあり、そしてきっと彼はこの女の子にはかなわないんだろうな、と思わせる微笑ましい物語にほっこりします。
ルージュの伝言【データ】
作詞:荒井由実
作曲:荒井由実
「ルージュの伝言」(ルージュのでんごん)は、荒井由実(現:松任谷由実)の5枚目のシングル。1975年2月20日に東芝EMIからリリースされた。規格品番:ETP-20107。
同年6月20日に発売された3枚目のオリジナルアルバム『COBALT HOUR』のA面5曲目(CDでは5曲目)に収録されている。なお、1983年1月31日、角川書店から発売された松任谷由実の自伝のタイトルも『ルージュの伝言』である。歌詞に出てくる「あの人」は、ロックミュージシャン矢沢永吉をモデルにしてると言われている。
1989年12月21日にアルファレコードよりCDシングルとして再リリースされた。
1989年に公開されたジブリ映画『魔女の宅急便』のオープニングテーマソングに起用されており[2][3]、「アニメソング」「ジブリソング」としてカバーされることも多い。
表題曲にはコーラスとして山下達郎、吉田美奈子、大貫妙子が参加している。編曲を担当した松任谷正隆は、「ツアーバンドのメンバーたちに『たまにはレコーディングに参加させて欲しい』という要求が出され、OKしたものの、演奏のクオリティはいつもと比べると劣ってたので、手ごたえがなかったものになった。その後、ストリングスを加えるといったこともしたが、感覚としては60点という出来で、このままレコードにはできないと思った。その後、山下(達郎)は(吉田)美奈子とター坊(大貫さん)と伊集加代子さんを集めてコーラスをつくってくれた。あれで抜群のアメリカン・ポップになりました。だから、『ルージュの伝言』に関しては、山下の力がすごく大きい。結果的に由実さんのポップ・シンガー路線を開拓してくれた。」と、山下達郎への賛辞を述べている。
1992年9月21日発売の「YUMING COLLECTION」(規格品番:ALCA-375〜377)にオリジナル・カラオケが収録、発売されたが、元来ドラムスのフェイド・インで始まるのに対し発売されたオリジナル・カラオケではイントロが編集でカットされ、2小節分のみが収録されている。
「何もきかないで」は、ヘ長調のミドルロッカバラード。4⁄4拍子で記譜すると三連符を多用せねばならないため、12⁄8拍子で記譜されることもある。
オリコンチャートの登場週数は16週、チャート最高順位は週間45位、累計6.9万枚のセールスを記録した。
Wikipediaより引用
コメント