【パグブログ】pugpugなるままにひぐらし27：『やせ我慢のパグ男』
パグ男は眠いときでも、人がいる時は、何故かやせ我慢をします。眠くないふりをするのです。そして、ふらふらしたまま、がんばって起きていようとします。自宅なのにリラックスできないのか、眠ることがもったいないのか、理由はわかりません。
ゲージの中でお留守番をさせて、出先から戻ると、パグ男は大抵寝起きです。寝起きなのは、顔でわかります。パグ男は、寝起きの顔は、ものすごく老け込むからです。でも、そんな寝起きの顔で、一生懸命、おすわりをしてこちらを見ています。
玄関のドアの音で、気配を感じるのか、眠っていても必ず目が覚めるようです。そして、玄関横のパグ男の部屋のドアを開けると、寝起きの顔でおすわりをしているのです。まるで、
「寝てなかったよ」
と言っているようです。
それから、1分くらいおすわりしたままこちらをみているのですが、突然、スイッチが入ったように喜び出します。
「おかえり！おかえり！おかえり！出して！出して！出して〜！」
って感じです。
ちなみに、眠っているところを見たいと思い、そーっと帰っても、絶対気がつかれてしまいます。
このように、寝起きの眠いのも、やせ我慢して、眠くないふりをするパグ男ですが、夜、遊び疲れて、そろそろ眠い、ってときも、自分から寝ようとはしません。限界まで起きていようとします。
足元がフラフラしてくるし、目が勝手に閉じちゃう・・・って感じで、かわいそうなので、ゲージに連れて行くと、10秒くらいでイビキをかきだします。本当に限界を迎えると、自分でゲージに戻っていくこともありました。
本当は、リビングに一緒にいるときでも、そんなにずっと力いっぱい遊んだり、探検したり、いたずらしていないで、ソファーとかでゆっくり過ごして欲しいと思っています。でも、パグ男は、常に興奮していて、なかなかリラックスしてはくれませんでした。
それでも最近、ここ1ヶ月くらいで、少しは落ち着きが出てきたのか、暑いからなのか、床にお腹をつけてリラックスしていることがありました。生後半年くらいです。
リビングで一緒にいる時に、あまり構わず放っておくと、一人でクッションの上でガジガジとおもちゃを噛んでいます。以前であれば、ズズちゃんの足にまとわりついたり、私の髪の毛にじゃれたり、とにかく行く先行く先付いてきていました。
「パグ男、一人遊びができるようになったね」
ある時ズズちゃんが言いました。
ズズちゃんは、パグ男がきたばかりの頃、
「パグってこんなに落ち着きないの？」
と驚いていました。そして、ユーチューブなどでパグの動画を探しては、大人しく、ゆったり動くパグを見て、
「なんでパグ男はこんなにガチャガチャしてるの？」
と言っていました。
「遊びたい時は、思いっきり遊んでもいいから、眠い時は、やせ我慢しないで、ゆったり一緒に過ごそうよ」
私たち夫婦 はそう思っていたのでした。
パグ男が一人遊びをするようになって数日がたちました。パグ男のお気に入りのクッションは、すみっこぐらしのトカゲのビーズクッションのようです。
このトカゲのクッション、パグ男が来るまでは、実は我が家ではあまり使い道がなかったので、床に転がってはいるのですが、定位置がなく、ちょこちょこ置いてある場所が変わるという境遇のクッションでした。
そのトカゲのクッションを、パグ男は気に入ったみたいで、寝心地の良さそうな場所に引っ張って行って、その上でガジガジするようになりました。やせ我慢のパグ男に、リラックスアイテムが増えたのです。
ある時、私が休みの日に、パグ男をずっとゲージから出していたら、途中でパグ男が眠たそうになったことがありました。いつもは、可哀想なので、適当なところでゲージに戻してあげるのですが、この日はなるべく構わずに、放っておきました。
リビングにパソコンデスクを置いているのですが、私はパソコンにむかっていました。パグ男は、ソファーでひとりでおもちゃをガジガジしていました。
そのうちに、パグ男が、ズルズルとトカゲのクッションをパソコンデスクの椅子に座る私の足元に持ってきました。そして、中途半端に敷いて、上に乗ったので、ちゃんと引き直してあげました。すると、おもちゃも持ってきて、足元でガジガジしだしました。
何だこれ！？
可愛いじゃないか。
私はときめきましたが、よしよし撫でまわしたいのを我慢して、足元でガジガジするパグ男を放っておきました。すると、パグ男は、私の足元でリラックスしだしたのです。
動けない…でも可愛い…そおっと、そおっと写真を撮りました。スマホのシャッター音で興奮させるといけないので、ビデオ撮影を起動して、写真を撮りました。そして、近づくと喜んでしまうので、ちょっと遠いですが。。。
パグ男可愛い…。
いつの日か、テレビでも見ながらソファーに座る私の膝の上で、パグ男が寝てくれたらいいなあ、と思っています。
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