『学級委員に、なりました。』episode105【あらすじ&感想】

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学級委員に、なりました。 学級委員に、なりました。
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web漫画/学級委員に、なりました。【第105話あらすじ&感想】~異業種交流会レポート~

学級委員に、なりました。【episode105】 を一言で

真理ちゃんと和馬くんの遊園地デートで永斗と遭遇

学級委員に、なりました。【episode105】の あらすじ

和馬くんの大学で会った女子大生たちが、真理ちゃんと会った後に、真理ちゃんのことを話しながら帰っていくのを、真理ちゃんは何となく聞いていた。

 

「高校生かー」

「かわいー」

 

…かわいーって

子どもって

言われてるみたい

 

真理ちゃんはかばんのひもをぎゅっと握りしめた。

 

***

 

真理ちゃんは、休み時間、ぱらっと雑誌をめくりながら考え込む

 

今度の遊園地デート

大人っぽい感じでいくべきか……

 

でも所詮子どもの私がいくら背伸びしたところで

本当の大人の女性にかなうわけない……

 

そもそもデートの場所に遊園地を選んじゃう時点で

子どもっぽすぎる

 

もっと大人な場所にすればよかった

 

だけど

大人なデートなんて全然想像つかないよ

 

なら逆に若さアピールしていく?

でも若さってどこに出るの?

足?肌?

 

真理ちゃんは机につっぷしてグルグルグルグル考えていた。

 

髪?

声?

内臓?

 

あ、だめだ、内臓は見せれない

 

その様子を少し離れたところから、愛花と美紅ちゃんが見ていた。

「真理ちゃんがまたなんかぐるぐる考え込んでる」

 

***

 

デート当日

 

真理ちゃんは、電車に乗っていた。白い半そでのブラウスに茶色のミニスカートを着ていた。

 

どうしようか考え抜いた末

一周回っていつもどおりの格好になってしまった

 

でも若干露出度は高め(若さアピール)だった。

 

しかも遅くまで悩んでたから寝不足だし

肌も荒れてるような

 

真理ちゃんは、自分の顔を手で触って、肌の調子を確かめる。

 

そのうえさらに今日ちょっと寒いよー

 

真理ちゃんはぶるっと身震いをした。露出度高めの服を着ているせいもあった。

 

「真理どうした?なんか今日調子悪い?テスト疲れ?」

電車の席で隣に座る和馬くんが声をかける。

 

そんな

疲れた感じなの私?

 

これじゃ

アピールするどころか

マイナスじゃん!

 

真理ちゃんはショックを受ける。

 

「今日は遊園地やめて家でゆっくりする」

「いや、大丈夫!」

和馬くんの優しい提案にかぶせて、真理ちゃんは遊園地デートを決行することを選んだ。

 

「和馬くんとの遊園地デート、ずっと楽しみにしてたんだもん」

真理ちゃんが一生懸命言った。

 

わかった、じゃあつくまで寝てな」

和馬くんは、トン、と真理ちゃんの頭を自分の肩に寄りかからせた。

うん」

 

真理ちゃんは少し赤くなりながら、素直に頷いた。

 

はー

何やってんだろ

……

 

和馬くん

優しいけど

呆れてないかなー

 

しかし眠気には逆らえず、真理ちゃんは和馬くんの肩を枕にすーっと寝てしまった。

 

***

 

遊園地に着いた真理ちゃんは元気いっぱい

「あー楽しかったーー!ね!和馬くん!次は何のるー?」

 

そんな真理ちゃんの様子を見て、和馬くんはくすくす笑った。

「?どうしたの?」

 

「いや、遊園地についたらすっかり元気になってるから。さすが高校生の回復力はすごいなって」

和馬くんが笑いながら言った。

 

『高校生かーかわいー』

真理ちゃんは、和馬くんの大学で、女子大生に言われた言葉を思い出す。

 

「ええ~もしかしてお子様扱いしてる?」

 

若さアピールしようと思ったくせに

若い子扱いされると子どもって言われてる気がして

 

今はそういうワード全部

悪い方に受け取っちゃう

 

和馬くんから見ると

私ってすっごい

子どもなのかな

 

私は彼女として

和馬くんと釣り合ってるのかな

 

「そんな拗ねた顔しなくても、真理のこと子ども扱いしてるんじゃなくて、おじさんはその元気が羨ましいだけ」

和馬くんはふっと笑いながら言う。

 

「ちょっおじさんって和馬くんまだ大学生じゃん。おじさんとか自虐したら本当のおじさんに失礼だよ!」

真理ちゃんが慌てて言う。

 

そうかな、でも俺、真理を見ていると本当に

 

「あれ?真理ちゃん!?」

和馬くんの話の途中で、真理ちゃんは誰かに呼ばれた。見ると、金髪の男の子が、うさみみをつけて、首からうさぎのぬいぐるみを下げて立っていた。両脇には、女性が二人、黒いうさみみをつけて、腕を組んでいる。

 

「え?」

真理ちゃんの頭の上に大きなハテナが浮かんだ。

 

ほら!と前髪を上げると、永斗だった。

「あっ永斗!」

 

「いつもと違うから一瞬気づかなかった!そういえば文化祭でも前髪おろしてたっけ」

真理ちゃんが言う。

「普段はオフんときだけ前髪おろしてんの」

 

永斗だと気づいてから、一気に打ち解けた雰囲気になった。

「めっちゃ耳つけてるね」

頭につけたウサミミを見て言う。

「真理ちゃんはつけないのー?」

 

二人が楽しそうに話す様子を、和馬くんは眺めていた。

 

ToBeContinued

 

 

 

あらすじの続きはこちら

準備中

前話はこちら↓

『学級委員に、なりました。』episode104【あらすじ&感想】
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学級委員に、なりました。【episode105】の 感想

何歳かしか違わなくても、高校生の真理ちゃんにとって大学生の彼氏である和馬くんは、すごく大人に見えるし、周りにいる女の人も化粧や服装もあってか、とても大人っぽく見えてしまうものですよね。

逆に、大学生の和馬くんからすると、高校生の真理ちゃんはどう映っているのでしょうか。年下で、子どもっていうよりは、『大事にしたい存在』とかであってほしいと思います。

大学生の女の子たちも、かわいーはきっと、子どもっぽいとかそういう意味ではなくて、微笑ましいとかそういう意味だととれるんですけど、真理ちゃんに余裕がないから悪い方に取ってしまうようですね。

和馬くんが、真理ちゃんが年の差や、大学生と高校生という差を気にしているということを、どこまで認識しているか分かりませんが、上手にフォローしてくれるといいですね。でも、意外と大学生は大人じゃないと思うので、心配の種ではあります。

という訳で若さアピールを頑張っている真理ちゃん、露出度高い服でさむがっていましたが、大丈夫でしょうか。ちょっと心配です。

 

 

『学級委員に、なりました。』とは

WEB漫画アプリ「comico」にて2016年~連載。作者はノエノ。2018年5月から長期休載に入ったが、2019年1月に連載に連載再開。休載前は週間連載だったが、連載再開後は隔週更新に変更。

学級委員になったふたりとその周囲の人たちの物語。

【登場人物の紹介はこちら】

『学級委員に、なりました。』【登場人物の紹介】

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