聲の形 あらすじ&感想 その11

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聲の形 第2話 仕方のないこと 2-1

耳が聞こえない?
ふーん…だから何?
別に興味ないですけど?

耳が聞こえない西宮硝子と言う転校生を迎えた将也の教室では、授業が始まっていた。

硝子の席は、将也の1個前になった。
硝子の後頭部を見ながら、将也が何かを思いつく。
将也は、社会の教科書をメガホンのようにくるくる丸めて硝子の方を向けた。

「わ!!」

そして将也は、出せる1番大きな声を出した。硝子はびっくりして目を丸くして固まっていた。
植野や、広瀬、委員長の川井も将也の方を向いた。
将也は、机に突っ伏した。
「何やってんだ、石田、お前、ほら、授業中だぞ」
先生が将也を注意する。そして何事もなかったかのように授業を続けた。

「西宮この答えわかるか?」
「ここの問題だよ」
すかさず委員長のおさげメガネの川井が、硝子を手助けする
硝子は、ノートに答えを書いて掲げた。
「竪穴式住居です」
「世界、拍手!」

***

休み時間。
体育に向かう将也と島田と広瀬。
「お前バカか!」
広瀬が持っていたボールを将也に投げながら言った。
「どんくらい聞こえねぇのか知りたかっただけだよ!!」
将也が笑いながら言った。
「そういうのよくないと思います」
島田が少し離れたところから言っている。
「掴めそうな気がする、なんか…」
将也が少し難しい顔していった。
「何が?」

***

「…わ」
次の教室での授業の時に、将也が小さな声で硝子に向かって言っている。
「レベルツー通過」
「わ」
「スリー通過」
音量を上げながら、結果をノートに書き込んでいく。

「楽しいのそれ?」
横から植野が口を挟む。
「わ!」
休み時間、植野も硝子に向かってやっている。
「またやってんの?」
広瀬が将也と植野に言った。
「やれよお前も!」
「えー」
将也と広瀬がそんなやりとりをしている横で、島田が
「どれ、わんわん」
と硝子に向かって言っている。

「わ〜」
そのあと広瀬も、やる気がない声で、硝子に向かって、言った。
「根性なし、みてろ!」

「わ!!」

ずっと無反応だった硝子が、将也の声に、びっくりした顔をする。

「石田!!」
後ろからその様子を見ていた先生が、将也に声をかけた。
将也は職員室に呼ばれる。椅子に座る先生と、向かい合って立たされて先生の話を聞く将也。
西宮が珍しいからといって障害を使ってからかってはいけない、いいか?」
「ほんとに聞こえないのか確かめたかっただけっす」
将也は悪びれもせず言った。
「ならやり方を変えるんだ。西宮に直接聞きなさい」
将也は、えーそんなのつまんねーじゃん、それによくは知らん奴に話しかけたくないし、と思ってはいたが口には出さない。

聲の形第2話 仕方のないこと 感想

将也が思いついた遊びは、聞こえない硝子が反応する音の音量を大きな声を出して探すと言う、子どもっぽい遊び。

普段から、子どもっぽい遊びをしている将也が考えそうなことですね。

周りの友達も、一緒に面白がったり、自分がやるのは躊躇したり、なんとなく注意してみたりと、反応は様々ですね。

そして先生は、熱血先生とは程遠い先生です。

淡々と注意する、硝子に対する配慮も、将也に対する愛も、まったくなさそうな先生です。

でも、正しいことを言っている、賢い大人だと思います。

ただ、教育者になるべきではないですね。

聲の形 登場人物紹介

石田将也

主人公。

在は高校生。

幼少期のエピソードでは小学校6年生。

当時は悪ガキで、同級生の広瀬や島田らと、度胸試しをして遊んでいた。

また、3人は将也の家で、ゲームをしたりや漫画を読んで過ごすことが多かった。

西宮硝子

将也のクラスに来た転入生。耳が聞こえない。

島田(シマ)

将也の友達の一人。

広瀬

将也の友達の一人。

植野

将也の友達の女の子。

気が強い。

委員長の川井らと仲良しだが、将也ともよくしゃべるし、一緒に遊ぶこともある。

川井

おさげの委員長の女子。植野と仲が良い。

将也の母

理容師

将也の姉

将也が小学6年生当時、高校生。

付き合った人がたくさんいる。

「人生は退屈との戦い」

聲の形 1巻

「俺は彼女が嫌いだった」

明るく!楽しく!大冒険!

がモットーの少年、石田将也

耳の聞こえない転校生の少女、西宮硝子

2人の出会いが、教室を、学校を、

そして将也の人生を変えていく

聲の形とは

作者:大今良時。

『週刊少年マガジン』に2013年に連載開始、掲載された。単行本は全7巻。

また、2016年には、京都アニメーション制作で、劇場アニメ映画が公開された。

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