web漫画/学級委員に、なりました。【第103話あらすじ&感想】~異業種交流会レポート~
学級委員に、なりました。【episode103】 を一言で
会長の無差別壁ドン封印宣言と夏休み前のテスト勉強期間
学級委員に、なりました。【episode103】の あらすじ
文化祭の野外ステージ上では、何でも告白大会が開催されていた。そして、最後の参加者である女子生徒が叫びだす。
「うちの学校の生徒会長は、誰にでも壁ドンすることから、壁ドン会長と呼ばれています!」
女子生徒が話し出した。
「でも最近なぜか、会長が壁ドンする姿を見なくなってさびしいです!」
女の子は声を張り上げる。
「だから会長―――、どうか壁ドン、復活してくださーーーーーい!」
会長は驚いた顔をした。告白を聞いていた観衆も、一瞬静かになり、そしてどっと湧いた。
「なんだその告白!!」
あははは、と笑い声が起きる。
「でもたしかに最近見てないかも、会長の壁ドン」
「ちょっとさびしいよね」
「会長壁ドンしてよー」
それぞれが思い思いの感想を言う。それがいつの間にか、かーべードン!かーべードン!と、壁ドンコールへとなっていた。
司会者である加賀くんが少し困惑しながらマイクで話す。
「おおっとー?壁ドンコールが沸き起こっております。これは一体どうすれば……」
「会長」
ステージ脇の音響機材があるテントの下にいる会長に、すぐ横にいた九条さんが声をかけた。
「みんなが会長の壁ドンを待っているようです。どうぞみんなの期待に応えてきてください」
「九条…」
生徒会長は、九条さんの顔を真っすぐに見つめた。
「…悪いがその頼みは聞けない」
生徒会長はそういうと、機材の中にあったマイクを手にステージへと駆け上がっていった。
「…飛び入り参加ですまない」
そう断りを入れると、マイクを片手に話し出した。
「俺もみんなに告白したいことがある。俺はいままで壁ドン会長と呼ばれていましたが、もう無差別壁ドンは封印します!」
聴衆は静かに聞き入っていた。
「俺が今後壁ドンする相手はたったひとりの、俺にとって特別な人だけです」
生徒会長はそう宣言した。九条さんはテントの中で、一人赤くなった。
聞いていた人たちは、一瞬静まり返ったが、すぐに湧いた。
「うおおーよく言った会長―――!」
「封印なんていやーーー!」
「会長かっけー」
「会長いやー」
聴衆の中には、壁ドン経験者である購買と食堂のおばちゃんがいた。
「あらまーもう壁ドンやらないの~」
「さびしいねー」
と話している。
壁ドン最多回数&最短距離記録保持者である比土井先生もいた。たったひとりの特別な人が、まさか自分ではないかとドキドキしていた。
司会をしている加賀くんが話す。
「えっえーと…ステージの周りが悲喜交々の叫びにつつまれたところで、生徒会特別企画はこれにて終了いたします!最後に参加者のみなさまに盛大な拍手を!」
「それではありがとうございました」
加賀くんがそいういったところで、会場は拍手に包まれた。
こうして一部で、壁ドンロスが発生しつつも、無事(?)文化祭が終了
野外ステージの仕事から引き上げる修也と美紅ちゃんは、階段で片付けの荷物やゴミを運ぶ愛花、真理ちゃん、永斗たちとすれ違う。
「教室からステージ見たよ」
「お疲れ様―」
ねぎらいの言葉をかけてくれる。
「お疲れー」
修也も応える。
「片づけ終わったら打ち上げいこー」
***
そして、次にやってくるのは…
教室の掲示板には、文化祭の時の写真が飾られていた。『祝、食品部門人気投票1位』と書かれていた。その掲示板の前に立ちながら、永斗が一人でしゃべっていた。
「楽しい楽しい夏休み♪…の前に立ちはだかるテストの壁…文化祭で上がったテンションを容赦なく落としてくれるわー」
放課後、みんなで勉強中だった。机をくっつけて、修也と美紅ちゃん、愛花と真理ちゃんが机に向かう。
「もうごちゃごちゃ言ってないであんたもこっちで勉強すれば」
掲示板を眺める永斗に、愛花が言う。
「でも俺テスト勉強とかしない主義…」
永斗がシレっと言う。それでも永斗は平均点以上はとれる。頑張って勉強して平均点の美紅ちゃんを前に、愛花は
「こいつは…」
と言い、修也は
「…なんか真面目に勉強してる美紅ちゃんに謝ってほしいんだけど」
と言った。
「ごめん!」
真理ちゃんが急に立ち上がった。
「私そろそろ時間だから帰る」
「真理ちゃん家庭教師の日だっけ」
「うん、じゃあねー」
そう言って教室を出ていく真理ちゃんの表情は、なんだかとても嬉しそうだった。
ToBeContinued
あらすじの続きはこちら
前話はこちら↓
https://pugking.tokyo/gakkyuuiinninarimasita-episode102/
学級委員に、なりました。【episode103】の 感想
九条さんと会長、文化祭の準備中に、壁ドンで告白(?)した感じになって、付き合いだしたのかどうなのかわからないですけど、これで学校中の公認の仲になれそうですね。でもまだ、みんなは相手が九条さんって知らないわけですけど、会長が学校内のどこかで九条さんに壁ドンして見られたら、相手、バレちゃいますね。
そして、下仁田さんと加賀くんは、この文化祭では進展がなかったようですね。結構引っ張っていたので、何とか来れた、とかそういう展開も期待していたのですが、意外とあっさり終わってしまいました。この後、夏休みとかで再開したりできるのでしょうか。。。
というか、私、文化祭っててっきり秋の行事だと思い込んでいました。まだ夏休み前の1学期だったんですね。
最後の真理ちゃんの表情見る限り、家庭教師に恋してるのかなーって思いました。なんでもぐるぐると考えこんじゃう真理ちゃんですが、恋愛で悩みだしたら大変そうですね。でも、表情見る限り、楽しそうないい顔をしていたので、悩んではいなさそうです。
『学級委員に、なりました。』とは
WEB漫画アプリ「comico」にて2016年~連載。作者はノエノ。2018年5月から長期休載に入ったが、2019年1月に連載に連載再開。休載前は週間連載だったが、連載再開後は隔週更新に変更。
学級委員になったふたりとその周囲の人たちの物語。
コメント