【パグブログ】pugpugなるままにひぐらし26:『去勢の是非』
オス犬を飼った場合、去勢するかしないか、というのは、どの飼い主にとっても考えさせられる大きなテーマではないでしょうか。メス犬を飼った場合でも、避妊手術をするかしないか、悩まれる飼い主さんも多いと思います。
その子の子孫を残したいという希望があれば、もちろん去勢、避妊はしません。希望をしていなくて、なおかつオスメス混合で多頭飼いをしている場合は、必要である、と断言して良いと思います。
では、パグ男に去勢は必要でしょうか。ということを考えたときに、パグ男のお嫁さん問題が浮上します。
仮に、パグ男にお嫁さんをもらったとします。パグ男のお嫁さんを、仮にパグ美ちゃんとしましょう。遠距離恋愛ではかわいそう(?)なので、我が家にパグ美ちゃんを一緒に迎え入れます。
パグ男とパグ美ちゃんはやがて恋に落ち、(順番が逆かな?)パグ美ちゃんが赤ちゃんを身ごもります。そして生まれてきた3匹(仮定)のパグの赤ちゃん、里子に出すとしても、パグ男とパグ美ちゃんのためにも、一匹くらいは手元に残したい、という気持ちになるでしょう。
そのとき、共働きのズズちゃんと私は、パグ男とパグ美ちゃんと手元に残した赤ちゃんの3匹の面倒を満足にみられるでしょうか。。。
ズズちゃんと話し合った結果、3匹で不自由な思いをさせるくらいなら、パグ男1匹を立派に育てたいと思い、パグ男に、お嫁さんや赤ちゃんは断念するに至りました。
そこで、去勢の話です。パグ男は、オスです。そして、我が家でパグ男は一人っ子です。去勢の是非が問われます。インターネットで、去勢のメリットとデメリットや賛成意見や反対意見を調べてみました。
健康な体をわざわざ手術で傷つけるのはどうか、という意見や、自然に反するという意見もありました。反面、性格が優しくなり飼い易くなったり、マーキングが減るなどのメリットが勝るという意見もありました。
実は私は、パグ男は去勢手術を受けさせたいと思っていました。パグという犬種は、目標物に向って突進していきます。イノシシのようです。普段の生活でもパグ男は、何かのタイミングでスイッチがはいると、突進しては、例えば私に頭突きをしてきたり、おもちゃやエサ箱、ときには壁に体当たりもします。
しつけで何とかなるということもあるでしょうが、そんな突進を繰り返したり、部屋の中をグルグルとパグ走りしているときに、パグ男の名前を呼んでも、ちっとも制止できません。もし、ヒート中の女の子を見つけて、パグ男がうっかり突進してしまったら、まして本能での行動、きっと制御できないと思います。
実は、以前飼っていたパグ犬のパグちゃんが、外に繋がれていたときに、近所の常時放し飼いの犬に襲われてしまう、ということがありました。子供心にその出来事は、私にとっては大分ショックでした。
パグ男が加害者側になってしまう可能性のリスクを考えたら、去勢手術を受けておくという選択肢は「あり」だと思いました。パグ男のそのようなリスクが減るのと同時に、オス病気のリスクやマーキングの減少、性格の変化などのオプションのメリットがついてくるのなら、できるだけ早いうちに手術を受けさせたい、と思っていました。
ところが、ズズちゃんは、去勢手術に難色を示しました。理由は単純なもので
「金玉がなくなっちゃうなんて可愛そう」
とのこと。そして、パグ男のマーキングが始まったころから、ズズちゃんはニヤニヤしながら、プニプニプニプニとパグ男のゴールデンボールを触るようになりました。別れを惜しんでいるそうです。
それでも、去勢手術については、絶対ダメとは言わず、私は病院で去勢手術の予約をしました。パグ男が1月13日うまれなので、半年後、7月13日から手術が受けられるそうです。予約状況などの都合で、7月18日(水)に手術が決まりました。私もズズちゃんも都合が悪く、病院への付き添いは、兄にお願いしました。
そんなわけで、7月18日、パグ男、去勢の日を迎えます。
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