web漫画/カカオ79%【あらすじ(ネタバレ)&感想214話】~残り21%の甘さ~
「橘…!」
天童さんについて、自分はどうしたらよかったのかと肩を落とす橘君に勇が言う。
「そ、それってもしかして…!」
「好き……なのか?天童のこと…?」
「あ?」
しばしの間の後、橘君が言う。
「恋愛感情って何だっけ…」
「他の人に奪われたくない気持ちとか、側にいると触れたいと思ったり…」
抱いてしまいたい
君の全てを自分のモノにしてしまいたい
教室に戻ってきた勇に、翼は遊園地にアリザワ先輩を誘い、OKをもらったことを伝えると、思いがけずの勇の反応だったので、翼はビクッとする。
翼は少し委縮しながら説明する。
「先輩しかいないと思ってたんだけど…」
と言った翼の言葉に、勇はブチっと自分の血管が切れる音が聞こえた。
「…また奇数になちゃったじゃねえか、もう一人誘うか」
勇の言葉に翼は
「えっ?!」
と驚いていた。
ペケじゃないよねえぇぇぇ…?!
間違えたのかな
重ったるい空気で窒息死しそうだ
カカオ79%【感想(ネタバレ有)】
翼のアリザワ先輩案で行くと、天童さんのことを考えたときに、もう一人の枠がアリザワ先輩というのは、正解だと思います。ただ、勇のことを考えたときは、アリザワ先輩はおそらく不正解…。
勇の橘君案で行くと、今現在進行形で天童さんの意志で橘君と距離を置いているのだから、天童さんに確認をしないで橘君を誘ってしまうのは、不正解のような気がします。それに、今までの経緯を考えても、橘君のことを勇は警戒していた時期もあったし、今更、アリザワ先輩はダメで橘君はOKという判断は他人には難しいのではないでしょうか。
勇なら、橘君を翼が誘った場合、機嫌を損ねるという可能性もありますが…。
勇の不機嫌は、何故怒っているのかとかを説明しないまま、ただただ話さなくなってしまうので大変面倒です。そして、機嫌を直すタイミングも、勝手に浮上して、その後もそのことについて説明したりはしないので、次に生かせないんですよね。
そして、翼も勇の自分に対しての不機嫌は苦手で、いろいろ考えながらどんどん萎縮してしまうので、余計に意思疎通ができなくなっていくのです。高校生のカップルなんてそんなもんでしょうか。。。
天童さんにとっては、災難以外の何でもないですよね。でも、黙って真ん中にいてくれてて、天童さん変わったな、と思います。
ところでダークな橘君、遊園地に参加するようですね。以前の、観覧車のカットから、きっとこれからどんどん増えて行ってしまう流れなのでしょうけど、今のところ、翼、勇、天童さん、アリザワ先輩、そして橘君の5人が遊園地メンバーです。
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