『学級委員に、なりました。』episode82【あらすじ&感想】

スポンサーリンク
学級委員に、なりました。 学級委員に、なりました。
スポンサーリンク

web漫画/学級委員に、なりました。【第82話あらすじ&感想】~異業種交流会レポート~

学級委員に、なりました。【episode82】 を一言で

修也のお母さん、彼氏からのプロポーズ

学級委員に、なりました。【episode82】の あらすじ

修也のお母さんは、修也を抱きしめながら、彼氏にプロポーズされたことを修也に伝える。そしてその後、お母さんは修也が思っていたのとは別のことを言う。
「だから、もう別れる」
「え…?」
修也はお母さんの方を見た。

「…今日の昼にね…」
お母さんは、今日の出来事を話し始めた。

***

オフィス街にある立ち食いのそば・うどんやさん。アップした髪に、グレーのスーツ、黒のパンプスを履いた修也のお母さんが、立ったまま食事をしていると、後ろから話しかけられた。
「またここで昼食ですか?香織さん」
修也のお母さんが振り返ると、お盆を持った彼氏、佐野君が立っていた。
「ご一緒してもいですか?」
「佐野君」

佐野君は、修也のお母さんの隣にお盆を置き、食事を始める。
「ほんと好きですよね、立ち食いうどん。昼食ひとりの時はいつもここじゃないですか」
佐野君が言った。
「そうね…早く手軽に済ませられるし、後立ち食いって消化にもいいらしいわよ?」
修也のお母さんが答える。

「好きな理由がそれって…食事へのこだわりが薄いですもんね、香織さん」
佐野君は、少しため息をついた。
「料理男子の佐野君とは違うのよ」

「でも栄養はちゃんと採ってくださいね」
そう言って佐野君は自分のお盆の上にあった、かき揚げが載ったお皿を差し出した。
「野菜のかき揚げ、おひとついかがですか?」
「じゃあひとついただきます」
修也のお母さんは、かき揚げをひとつ、箸でもらった。

「しばらく忙しく飛び回ってたみたいですね。部署が違うせいもあるけど、社内でもなかなか会えなくてさびしかったなー」
佐野君が言った。
「あら、そっちこそそんなこと考える暇もないほど忙しかったんじゃない?聞いたわよー、大きなプロジェクトを任されてるって」
修也のお母さんも言った。

「僕も聞きましたよ、これまでの成果が実って大口の取引を成功させたそうじゃないですか。おめでとうございます」
佐野君の言葉に、修也のお母さんは、少し嬉しそうに佐野君の方を見た。
「仕事が一段落したところで、たまにはゆっくり食事するのも大事だと思いますよ?よければ今夜、腕をふるいますけど」

修也のお母さんは、少しだけ無言で俯く。
「…仕事が一段落したから…今日は早めに帰って私が息子に腕を振るうわ。悪いわね」
修也のお母さんは、最後は笑顔になった。

「こうして私が頑張れるのもあの子のおかげだし、それにこの前、カレーばっかり作りに帰ってこなくてもって言われちゃってさ。しかも最近、煮物が得意な彼女までできたみたいなのよね」
修也のお母さんは、先日、カレーだけ作りに帰宅して、再度仕事に出るときに、修也から『行ってらっしゃい』と言われたことを思い出しながら話した。
「だから私も頑張らないと、母として立場がないんじゃない?」

佐野君はため息をついた。
「相変わらず恋人に冷たい人だな…」

「そうよー、私の中の優先順位は息子と仕事の次だっていつも言ってるでしょ。それでいいなら付き合う。嫌になったらいつでも私から離れて別の人見つけなさいって」
佐野君は少しだけ優しく笑う。
「…それが自分でも嫌になるくらいそういうあなたのことを嫌いにならないんですよね」
佐野君は、修也のお母さんの方に向き直って言う。
「そこでお願いなんですけど、今夜、僕も一緒にご飯を作らせてもらえませんか?息子さんに会ってご挨拶したいと以前から思ってたんで」

「…何を挨拶するの?」
修也のお母さんは恐る恐る聞く。
「香織さんのこと、結婚したいほど愛してますって」
修也のお母さんは、真っ直ぐに佐野君を見る。佐野君も修也のお母さんを見つめた。

「…香織さん、僕はあなたと息子さんに、毎朝おいしい味噌汁を作りたいです」

ToBeContinid

あらすじの続きはこちら

『学級委員に、なりました。』episode83【あらすじ&感想】

前話はこちら→

『学級委員に、なりました。』episode81【あらすじ&感想】

学級委員に、なりました。【episode82】の 感想

美紅ちゃんと修也の恋愛漫画だと思っていたら、お母さんの恋愛模様が描かれています。大人の恋愛ですね。

お母さんが、忙しいながらも、修也のことを第一にいつも優先していたから、家事や育児が不器用ながらも頑張っていたから、修也は無気力なところはあったものの、優しい青年に育ったのだと思います。

お母さんの彼氏は少し可哀想な気もしますが、了解の上付き合っているので、しょうがないですよね。

でもこの彼氏なら、家事も器用にやってくれそうだし、修也ともうまくやっていくのでは、と思えますが、でも修也のお母さんは、戸惑っていますね。

 

お母さんが出てくる過去のエピソードはこちら

『学級委員に、なりました。』episode9【あらすじ&感想】

『学級委員に、なりました。』episode63【あらすじ&感想】

 

『学級委員に、なりました。』とは

WEB漫画アプリ「comico」にて2016年~連載。作者はノエノ。2018年5月から長期休載に入ったが、2019年1月に連載に連載再開。休載前は週間連載だったが、連載再開後は隔週更新に変更。

学級委員になったふたりとその周囲の人たちの物語。

【登場人物の紹介はこちら】

『学級委員に、なりました。』【登場人物の紹介】

コメント