『学級委員に、なりました。』episode63【あらすじ&感想】

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学級委員に、なりました。 学級委員に、なりました。
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web漫画/学級委員に、なりました。【第63話あらすじ&感想】~異業種交流会レポート~

学級委員に、なりました。【episode63】 を一言で

夕食のおもてなしと美紅ちゃんのお父さん

学級委員に、なりました。【episode63】の あらすじ

美紅ちゃんと出会って

心には温度があることを知った

冷たくなったり

熱くなったり

美紅ちゃんと一緒にいるときは

いつも心があったかい

眠ってしまった美紅ちゃんの弟の碧依くんを抱っこした修也は、美紅ちゃんと並んで公園からの帰り道を歩く。

…なんかいいな

こういうの

できるなら

この先も

ずっと

こうしてとなりを歩いていたい

夕焼けの中で

そんな未来を

密かに願った

***
「さあ!遠慮せずどんどん食べてね♪」
テーブルの上に並んだごちそうを前に、美紅ちゃんのお母さんが言う。
「藤崎くんは和食、洋食、中華とか…好みはある?カレー以外って情報だったから、美紅が作れるもの全部作るって張り切った結果この統一感のなさなんだけど」
「あ、俺何でも食べます」
修也は、何でも食べるが、週7カレーなのだ。
「うわー和食は久しぶり」

美紅ちゃんのお母さんが喜ぶ。
「まあそうなの?この煮物、美紅が作ったの。よかったら食べてみて。他の料理も仕込みまでは美紅と一緒にしたのよ~」
「え、すごい、いただきます」

その様子を見ていた碧依くんが、はっと我に返った。
「みくーおれもにもの食べる!とって!」
「え?でも碧依煮物きらいじゃ…」
美紅ちゃんが言うと、碧依くんはムキになって答える。
「いいの!食べる!」

碧依くんは、ふじさきに負けない!!と、煮物をもぐもぐ食べた。美紅ちゃんのお母さんの目が光る。野菜嫌いの碧依くんが煮物のにんじんを自分から食べてたからだ。お母さんは修也に、碧依くんが対抗するから、野菜をもっと食べて、と念じる。
「碧依すごいねー」
美紅ちゃんは、そんな碧依くんを褒めた。

「本当においしい、この煮物」
修也が言う。
「こんなに沢山、おいしいご飯作ってくれてありがとう」
美紅ちゃんは赤くなった。

藤崎くんに喜んでもらえてよかった…

***

「今日は色々ごちそうになってありがとうございました」
夕食を食べ終えて、玄関で修也が挨拶をする。お母さんと、美紅ちゃんと、碧依くんが見送る。
「いいえ~、こちらこそー」
「ばいばい」
碧依くんが言う。
「ばいばい」
修也も碧依くんに手を振った。
「藤崎くん、これさっきの煮物、よく食べてくれてたから」
お母さんが紙袋を渡した。
「いいんですか?ありがとうございます」
美紅ちゃんの煮物をもらい、修也は嬉しそうだ。

「よかったらまたいつでも遊びに来てね」
「あ、はい」
すると、修也の後ろのドアがガチャっと開いた。
「あらあなたお帰りなさい」
美紅ちゃんのお母さんが言う。
「休日出勤おつかれさま、今日は美紅のお友達が遊びに来てくれてねー、もう帰っちゃうところなんだけど…」

帰ってきたのは、美紅ちゃんのお父さんだった。
「…ど、どうも…美紅のち…父です」
「…あ、はじめまして、藤崎です。お邪魔してます」
修也が挨拶をする。
「…ど、どうぞごゆっくり…」
とお父さんはお辞儀をする。
「やだ、あなたったら、藤崎くんいま帰るところよ~」
お母さんが突っ込む。

…こ

これは

間違いなく美紅ちゃんはお父さん似…!

修也は家路につきながら、今日の出来事を振り返る。

今日はみくちゃんのこと

衝撃的なものもふくめいろいろ知れたけど…

最後のインパクトもなかなかだった

そっくり親子

***

その頃の吉川家。美紅ちゃんのお母さんが、お父さんの夕飯の準備をする。
「今日はごちそうですよ~、美紅頑張ったのよ~」
美紅ちゃんのお父さんは、椅子に座ってうつむきながら言う。
「………あの…藤崎くんというのは…つ…つまりその……ぼーいの……ふれんど……そういうこと…なのかな…?」
コップを持つ手が震える。父は混乱しているのだ。

一方、その後の藤崎家。休日出勤をして深夜に帰宅した修也のお母さんが冷蔵庫を開けて、煮物に気が付いた。
「ん?…冷蔵庫に、煮物………彼女…?高校生で煮物が勝負料理の彼女とはまた……あれ?相手、高校生…よね?」
修也のお母さんは、冷蔵庫の前で大きなため息をつく。
「……煮物かぁ…」

ToBeContinued

あらすじの続きはこちら

『学級委員に、なりました。』episode64【あらすじ&感想】

前話はこちら→『学級委員に、なりました。』episode62【あらすじ&感想】

学級委員に、なりました。【episode63】の 感想

これで、美紅ちゃんの両親に認知されました(笑)そして、全く持って障害にはならなさそうですね。そして、美紅ちゃんのお父さん・・・可愛いです。ちょっと頼りなさそうですが、やさしそうですね。

修也のお母さんは、週7カレーだけど、忙しくてもちゃんとつくりに帰ってきてくれる。不器用なお母さんですが、仕事に一生懸命なお母さん。煮物かあ、とつぶやいていましたけど、あんまりいい気がしないかな、と、少し心配です。それとも、素敵な彼女ができたことを喜んでくれるかな・・・まだお友達の二人ですが。

まだまだお友達の二人ですが、素敵な未来が待ってるといいな、と思えてなりません。

『学級委員に、なりました。』とは

WEB漫画アプリ「comico」にて2016年~連載。作者はノエノ。

学級委員になったふたりとその周囲の人たちの物語。

【登場人物の紹介はこちら】

『学級委員に、なりました。』【登場人物の紹介】

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