『カカオ79%』60:登校日(4)【あらすじ&感想】

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web漫画/カカオ79%【あらすじ&感想60話】~残り21%の甘さ~

60:登校日(4)

【あらすじ】

校舎の中に入ってきたびしょ濡れの翼と勇。翼は髪を絞りながら、傘ないのに、とつぶやく。勇が傘を持ってきていることを伝え、翼が入れてくれることに対して助かる、と言う。会話をする翼の言葉と表情はどこかぎこちない。

なんとか仲を戻すことができました。でも、いろいろあった分、元の距離で戻るには少し時間が要るでしょ。

***

実は先ほど、勇が、
「今はそれで十分だよ」
と言った後、2人は座り込んだまま見つめ合っていた。

おもむろに勇が、翼の両肩をつかみ、スーと顔を近づけてきた。翼は、目を開けたまま、逃げるでもなく、勇の唇が近づいてくるのを見ていた。もうすぐ、唇がかさなると言うその瞬間、空が光り、ものすごく大きな音で雷が鳴った。

2人はびっくりする。我に帰った翼が勇に言う。
「うああ?!あんた!!今ので十分とか言ったそばから何しやがるん…」
勇の様子がおかしい。雷のせいだ。翼は勇を抱きしめながら、歌を歌ったりして、ビクッともしない勇を落ち着かせた。雷が静まってから、やっと校舎に入ってこられたのだ。

そんなこともあって、こんな感じの何とも言えない状況だった。翼は、雷が鳴らなかったら、避けなかったこと、殴らなかったことに、自分の中で混乱しながらも、教室戻ろうと言ったり、勇に保健室へ行くか聞いたり。
勇は、何も言わずに、翼に後ろから抱きついてきた。
「わかった!!保健室行こう。まだ正気じゃないって事はよぉーくわかったから、はーなーれーろー」
勇は、雷にやられると誰かにずっとくっついている習性があるらしい。

翼が心の中で雷クソ野郎と悪態をつきながら、自分は勇のカーディガンを、教室に取りに行くから、勇は先に保健室へ行くように提案した。

翼が話している途中で、勇が我に返り、目を開け、ぱっと手を話した。翼の下着が透けている。
「・・・・・・その格好で教室戻るって?」
「腕で隠してなんとか…」
「いや、確かに腕であっさり隠せるサイズではあるけど、それじゃ後ろが…」

***

教室のドアを開けた勇の右頬が変形していた。

注目する先生をとクラスメートたち。勇は先生に、翼の体調不良で保健室に行っていると説明した。先生は勇にお前こそ休むべきに見えると答えた。
「休んできていいですか?」
「別にいいけど、文化祭の役割勝手で決めるぞ?」
勇は人手の足りないところに全部入れといてもらっていい、と言って教室を出て行った。先生は、秀才の勇が何でもすると言ったことを喜び、他の生徒たちは、2人の様子を気にしていた。

勇が、廊下を歩きながら、窓の外を見ていた。雨が降り、空はまだゴロゴロと言っていた。くそ雷野郎が?!あと少しだったのに。
「そして俺の馬鹿野郎おお。俺が守られてどうすんだよ。情けねえなまじで…」

でも 少しは自信を持ってもいいかな。

***

翼はびしょ濡れのまま、カーディガンを取りに行った勇を待って、階段に座っていた。後から声をかけられる。
「大魔王!」
翼が顔を上げると、そこにいたのは、以前、子供たちに追いかけられて公園のフェンスから飛び降りたときに、
下敷きにしてしまった、あのアイスを食べていた男性だった。

「あの時はどうもすいませんでした」
「いや新しいアイス買ってもらったしいいさいいさ」
「でか同じ学校だったんですね、しかも先輩・・・」
翼は学年ごとに色が違うネクタイの色を確認しながら言った。
「そうだね!後輩ちゃんはここで何やってんの?そんな素晴らしい格好で」
翼は、ブラウスがびしょ濡れで、ブラジャーが透けている。
「い、いやまあいろいろあって」とあいまいな返事をする翼。

 

先輩がこんなところにいるのは、単純にサボっているだけだった。
「うーん何か会うたびに泣いているような」
先輩は翼の目を覗き込んでいた。
「泣いてませんけど!泣いてませんでしたし!」
否定する翼に先輩は、まあいいやと言いながら、持っていたカバンを一旦翼に持たせ、来ていたセーターを脱ぎ、
「ほれ使いな」
と翼の頭にかけて、そしてカバンを持って、行ってしまう。
「じゃあまたな、大魔王」

先輩の行動があまりに予想外だったのか、翼は、セーターを頭にかけられたまま、あっけにとられていた。

To Be Continued

 

【感想】

勇と翼の2人の距離感がバタバタしていました。何はともあれ、仲直りできてよかったですね。雷がなかったら、キスされそうになってましたけど。

勇は、翼のことが好きなのはわかりますが、こういうところは、本能のままに動いているのか、作なのか、何を考えているかわからないです。でも雷が苦手な勇。前はもう大丈夫って言っていたような。。。

それにしても、想像以上に苦手でした。ちょいちょい伏線として、勇が雷が苦手なことが出てきていましたが、
こんなにも重症とは思っていませんでした。

そしてアイスの先輩、再登場ですね。大魔王ってゴミの大魔王の事ですよね。セーター貸して、爽やかに立ち去る先輩さすがです。

 

 

【ネタバレ/伏線回収班】

★ここに注目★

・文化祭「人手の足りないところに全部開入れてもらっていい」と勇。

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