『カカオ79%』51:女子会?【あらすじ&感想】

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web漫画/カカオ79%【あらすじ&感想51話】~残り21%の甘さ~

 

51:女子会?

 

【あらすじ】

高校生の翼が辺りを見回している。今いる場所がどこだかわからない。

そこへ、赤いランドセルを背負った小学生の勇が咳をしながら近づいて来る。手にいっぱいの花を抱えていた。

翼は勇が小さくなってることに驚きながらも、風邪を引いてることを心配する。

勇はそんな翼に、花をすーっと差し出し、
「・・・ごめん」
と言った。そして咳き込む。

ごめんの理由を聞く翼の髪を勇は引っ張った。その瞬間、渡された花は舞い、目の前には高校生の勇がひざまづいている。
「風邪うつして」
そして勇は消えた。驚きと不安と焦りで翼は勇の名前を呼んだ

***

そんな翼の顔面に、平手が飛んできた。翼のおでこにはヒエピタ、手は蛍のだった。翼は蛍の手を顔からどかしながら、目を覚ます。

あまりいい目覚めではなかったようで、げっそりしている。今のは・・・夢だったようだ。

***

泊まった天童さんと蛍と翼で朝食タイム。テーブルの上には黄色い花が飾られている。

蛍が今朝、翼のベッドで寝ていた理由を話している。空が朝早いから、見送りした後に仮眠をとっていたとのこと。迎えに来た空のマネージャーが、テーブルの上の花をくれたそうだ。

翼は今朝見た夢を思い出しながら、蛍に、花を送る心理は何だろう、と問う。蛍が言うには、マネージャーは女性で、ナイストゥーミーチューの気持ち、とのこと。

翼の風邪はすっかり治っていた。まだ服が乾いていない天童さんには空から大量にもらって余っているワンピースを着てもらった。サイズは問題なかったか確認をする翼に、天童さんはお礼を言った。そして、すぐ返す、と。

翼は空のおかげでワンピースは溢れていて、もらってくれていいと言ったが、天童さんは頑なにただでいただくわけにはいかないから必ず返す、と言った。

「ただじゃないよ。昨日わざと服に卵を零してこれただろう?ありがとう」
「・・・天童さんって初めて会った時もこうだったよね。あんまり他人に甘えないっていうかはっきりしてるっていうか」
「そういうとこ好きなんだ」
翼は初対面で木の上から降りられなくなっていた天童さんのことを思い出しながら言った。

天童さんは少し驚いた顔をした。
「・・・あなた思ったより鈍くないのね。 私は鈍感で、甘えん坊のバカは嫌いなんでね」
そう言って翼の目をじっと見た。

翼も天童さんの目を見ている。

To Be Continued

 

【感想】

翼と勇の仲がこじれても、翼と蛍が姉妹のように仲がよいというのはちょっとホッとします。蛍にとって翼はしっかりしていない姉のような存在で、翼にとって勇はしっかりしているようでししっかりしていない。弟のような存在、といった感じでしょうか。

あの小学生のバレンタインの日、勇が翼に花を贈ったその意味を翼はやっと考えはじめたのでしょうか。

そして天童さんの言う、鈍感で甘えん坊のバカ、というのは翼のこと?鈍くないなら、勇の気持ちに気がついてやれよ、ということでしょうか。。。はっきりしているところが好きと言われた直後に、はっきり言っちゃう天童さん、さすがです。

 

【ネタバレ/伏線回収班】

★ここに注目★
・夢の中で、勇が消えた後の翼の焦ったような表情

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