『カカオ79％』48：誰にも言えない話（2）【あらすじ＆感想】

カカオ79%

2018.06.12 2017.12.10

web漫画/カカオ79％【あらすじ＆感想48話】～残り21％の甘さ～
48：誰にも言えない話（2）

web漫画/カカオ79％【あらすじ＆感想48話】～残り21％の甘さ～

48：誰にも言えない話（2）

【あらすじ】

天童さんのバイト先で、勇と天童さんは話している。天童さんが、勇に何故自分が振られるわけがないと思っているのに翼に告白しないのか問う。

勇は、それは翼が自分のことが大好きだからと答える。天童さんは呆れた顔をしている。

勇は親友になった記念に、ちゃんとした答えをあげようと続ける。
「俺のことが好きだから断りきれないんだよ、あいつは。断ったら何もかも終わってしまうじゃん」
「それが異性としての好きかどうかはおいてな」

天童さんの感想としては、やっぱり余裕ぶってるとしか思えないとのこと。付き合ってから気がつくこともあるかもしれないと。

でも勇は、乗り越えてもらわないとだめだと言う。何を？と聞く天童さんに、今日はここまで、と話を切ってしまう。例えると、今はコーラとソースぐらいの仲で、ナゲットとソースぐらいの間になったら次を教えるとのこと。その言葉に、天童さんは無表情で、無言で、勇のコーラにソースを入れてしまう。

＊＊＊

翼の家で、天童さんは飾ってある写真を見ていた。そこには10年くらい前の空と翼、勇と蛍と光が写っていた。天童さんは蛍に、両家は仲がいいのね、と話しかけると、蛍はスキヤキの準備をしながら、実の妹の代わりに空が慰めに行くほどにはいい、と空のことを意識しながら言う。

まだ納得していない蛍は、空に、勇と話してくるからどいてよ、とかみつくが、空はちゃんと言っとくからとそんな蛍をなだめる。蛍は、空が子ども扱いするような口調で話すことも面白くない。

「愛されてるんだね　周りから」
ぼそっと天童さんが言った。隣に居た橘君が天童さんの肩をぽんぽんと笑顔でたたく。そして橘君もスキヤキを作るのを手伝う。

勇と話に行った空が戻ってきた。勇の様子を聞く蛍に、空は、勇が本当に用事があったらしいからあんまり責めないであげて、と。冷たい視線を送る蛍に、空は自分の白々しさに冷や汗をかいている。

＊＊＊

翼は勇に電話をかけている。

ソファーの上でうなだれている勇は、どうした？と出るが、翼が何も言わないので、用がないなら、と切ろうとする。

翼はあわてて、勇の名前を呼び、そして先ほど言われた、顔を合わせないことについて話す。
「･･･ごめん。さっき言ったのは嘘。何年も見ないでいるなんて･･･無理だよ」
「私達今までずっと一緒だったし、つい最近まで仲のいい友達だったのに･･･い、一緒がいいってあんた言ってたじゃん」
勇は先程空に言われた事を思い出している。

翼に風邪の具合を聞く。熱はあるけど、寝たらすぐ治るから大丈夫とのこと。

勇はじゃあ今は寝て元気になったらまた話そっかと提案する。

翼は嫌だ！！と。そして、切ったら顔見ない、と言ったり、見る、と言ったり、混乱している。勇は、お互い全部忘れるためにしばらく連絡するなと続けるが、翼はそれを言い過ぎた、と謝る。それを聞いた翼は、
「じゃまたキスしていい？」
翼は更に混乱する。
「なんでそんなこと言う？頑張って仲直りしようとしてんのに･･･」

勇は先程空に、翼を一人置いてきたことを怒られたと翼に言う。でもそれでよかったと。
「多分一緒にいたら俺またお前のこと困らせると思う。」
勇だって本当はちゃんと友達のふりをしたかったのだ。
「･･･あんた誰？私の知ってる勇はこんな奴じゃなかったよ」
「これが俺だよ」
そして翼は今、仲直りしたいと言ってるが、自分の事は見ようとしないし、勝手に結論を出しているから距離を置くと。その間に、自分のことを考えて、と言う。

「こんな俺でも一緒にいたいと思ったら･･･その時会いに来い」
「その時、俺が答えを言うよ。ずっと言えなかったことを言うよ」
「一度でもいいから夏目のことは忘れて俺の方見て」
「会いたいよ　翼」

翼は思う。あの時にちゃんと伝えておけば良かったと。私は何回後悔することになるんだろう。

＊＊＊

夕食。空と翼と蛍と光、橘君と天童さん。橘君は翼にテニス部入るのかを聞いた。空は驚いて
「お前･･･テニスまたやり始めてるのか？」
今度は橘君が少し驚いている。

翼に注目が集まる。
･･･まず一回目の後悔だ。

To　Be　Continued