web漫画/カカオ79%【あらすじ&感想47話】~残り21%の甘さ~
47:リフレイン
【あらすじ】
最初のキスのとき。勇は真っ直ぐ翼を見つめていたことを、翼は思い出した。
嘘つき。
買出し班。空がインスピレーションを感じ、翼が自分を呼んでいる気がすると言い出す。
蛍と天童さんは並んで歩いている。勇と翼の話をしていた。仲直り、出来るかな、と。
蛍曰く、勇が折れればすぐに仲直りできるとのこと。それでもいつもと雰囲気が違うので、どうなるかと心配していた。
天童さんが鍵を落とす。買ったもので両手が塞がっている天童さんの代わりに蛍が拾う。前に勇が買ってきたお店のハンバーガーのキーホルダーがついていた。
蛍は天童さんにハンバーガーが好きなのかを聞くと、バイト先で店長に無理やり持たされているとのこと。蛍は天童さんに兄の勇と仲がよいかどうかを尋ねた。
天童さんは全然、と即答。
「私、天童さんとは仲良くなれる気がします」
「私も嫌いじゃない、計算高い子」
***
五人が翼宅に帰ると、翼が床に呆然と座り込んでいた。
驚く一同。
勇はどうしたのか聞く蛍に、翼は用事が出来て帰ったと答える。蛍と天童さんが怒っている。
連れ戻してくると言う蛍を、翼は全部自分が悪いからと制止する。そして、夕食の準備をしようと促す。
空が翼に、夕食の用意が出来るまで横になっているよう提案した。
「できたら呼びにくるから。な?休んでろよ」
***
勇の部屋。すごい勢いでドアがノックされる。
「蛍か?説教は後で聞いてやるから今はほっといてくれよ」
「いや今聞け」
と答えたのは蛍ではなく、空だった。
何故自分の部屋が分かったのか聞く勇に、分からなかったから家中のドアを開けて回った、と。それにも気がつかず、勇がパニくっていることを指摘する。
勇の部屋にピアノがないことを空が聞くと、勇は蛍の部屋にあると答えた。蛍の部屋に行こうとする空を勇は制止した。
「おい変態」
空は急にまじめになって、今回の帰国の目的は勇の様子を見に来たということを伝える。
「夏目愛ちゃんだっけ」
あの子がいなくなってから、翼はさらに勇に依存するようになった気がすること。翼が辛い時に隣で慰めてくれて、兄として感謝していること。そして、だからこそ、勇の気持ちを翼に強要してほしくないと伝える。勇は黙って聞いている。
「長い片思いが辛いからって惚れた女に八つ当たりしてんじゃねぇよ」
「弱ってる子を一人にして帰る?お前それでも男か?」
何も知らないくせに勝手なことを言うなよ、と言う勇に空は更に説教を続けた。
***
翼はベッドの上で悔やんでいた。自分が意地を張ったせいでこじれちゃった、と。・・・もう私のことを見向きもしないかもしれない。
空の説教に勇は反論する。
「今はお前のこと友達だと思っていないってそう告白したら一番傷つくのはあんたの妹なん・・・!!」
「じゃあもっとしっかり友達のふりしろよ。 そんなに安心させてやりてぇのなら」
空はそう言って勇の頭を乱暴になでる。そして、勇に同情を示し、話ぐらいは聞いてやれるからいつでも来いよ、と。
「俺はもちろん最愛の妹に幸せになってもらいたいんだけど、お前(おとうと)にも幸せになって欲しいんだよ。だから頑張れよ」
話を聞きながら、勇は最初にキスをしたときのことを思い出していた。
震える手で翼の髪の毛を引っ張る。
振り向く翼。
身体を起こして、キスをした。
To Be Continued
【感想】
空がかっこよすぎです。蛍が惚れるのも無理ないですね。妹の翼に優しいのはもちろんですが、勇のこともちゃんと考えてあげられる優しさ。ただ、説教するだけなら、わざわざ蛍と代わらなくても良かったですものね。
最初にキスしたとき。勇は超えたいラインを超えるために勇気を振り絞った。震える手が、なんとも。。。いつもポーカーフェイスで余裕ぶってる風なのに、震える手に勇の緊張とか覚悟とか葛藤とか幼馴染ではいられない翼との関係を打破しようと頑張ったんだと思いました。
【ネタバレ/伏線回収班】
★ここに注目★
夏目愛ちゃんがいなくなってから翼は勇に依存するようになった
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