『カカオ79%』49:誰にも言えない話(3)【あらすじ&感想】

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web漫画/カカオ79%【あらすじ&感想49話】~残り21%の甘さ~

 

49:誰にも言えない話(3)

 

【あらすじ】

転がってくるテニスボールを手にとって口に持っていく1歳くらいの赤ちゃんの翼。小学生の空が食べちゃだめ、と慌てて取り上げる。勢いよく泣き出す翼と、その声に大人から注意を受ける空。

翼は物心ついた時から、テニスラケットを握っていた。空の横で、3歳くらいの翼がラケットを振っている。
空は、翼が自分の真似をすることが嬉しかったらしい。

***

「お前、テニス・・・いつからまたやってるんだ?! 何で・・・!言わなかった?!」
食卓で、空が前のめりに翼に聞く。やってるわけないでしょう、と翼は否定する。否定しながら翼は、驚いた顔をしている橘君を見やり、目をそらす。話を終わらせようとしている翼に構わず、空はテニスの話を続ける。

そのあまりのしつこさに翼は思わず大きな声を出してしまう。
「もう無理って言ってるでしょう!!」
「何で皆自分の気持ちばかり押し付けるのよ・・・!」
「少しは私の話を聞いてくれてもいいじゃない!!」
言いながら、翼の脳裏に浮かんでいたのは、またキスしていい?と聞いてきた勇のことだった。

言ってしまった後に、八つ当たりと気がつく。
「あの時も言ったけど、私はもう二度と・・・テニスをやるつもりはない」

言い終わると、翼は橘君の顔を見る。橘君は何か言いたげな顔をしていた。そこに天童さんが、すき焼きの生たまごが入ったとりざらをぶちまけた。
「あら」
と無表情で慌てた様子はない。
「ごめんなさい。零してしまいました」
空も翼も橘君もびっくりして目が飛び出している。豪快に零したので、髪からも服からも、生たまごが滴っていた。

天童さんはたんたんと、着替えとお風呂と洗濯機を借りたいことと、今日は泊まってもいい?と翼に聞く。翼は驚きながらも、全部にいいよ、と伝える。

脱衣所で天童さんは勇に電話をかけていた。

同じころキッチンでは、空と蛍が並んで食器を洗っている。空はめいいっぱい落ち込んでいた。勇に強要するなと説教したばかりなのに、壮大なブーメランを放ったとため息をついている。

蛍は翼のことを考える。翼は空の前では相変わらず右手を使ってしまっていた。

「友達」と「テニス」が同時に絡まってくるのは、翼には残酷すぎる

勇が早く翼と仲直りしてくれれば・・・勇の望んでいる関係に進んでくれればいいのに。どっちかが異性になってしまった瞬間、一緒にいられる方法は一つしかないのに。でもそこに気づいていない片方にそれは単なる気持ちの強要・・・なのか。そして食器を拭く空をちらっと見る。

勝手に好きになった方が、悪いもんね。

蛍は、空は翼のことを心配してこその言葉だったから、と、空をなぐさめる。その言葉に笑顔になる空。蛍に大人だなあ、と感想を言うと、蛍はすました顔で
「少なくとももう子供ではないですね。惚れられると困りますよ?」
「手遅れだよ、もうとっくに惚れてるから」
と空。子ども扱いされ、やっぱり蛍は面白くない。

でも好きになってしまったからにはもう仕方ないんだ。だから・・・少しだけ振り向いてほしいの

天童さんと電話で話す勇。カップラーメンを食べている。天童さんは、翼の家に泊まることを伝える。そして、借りがあるから友達ごっこは付き合うが、面倒だからさっさと仲直りするように勇に言う。

が、勇は夏休み中は翼に会わないことにしたからと天童さんに伝える。怒りながらも天童さんは、先ほどの食卓でのテニスの話を説明する。
「こういうときはいつもお前にフォローしてもらってたんだろうな」
天童さんの言葉に、勇は中学の頃、袖口をひっぱられたあの時を思い出す。

天童さんから橘君も泊まってくときいて勇は吹き出す。はあ?!と立ち上がる勇に天童さんから力強い一言。

「案ずるなヘタレ。要するに綾野さんの口から、お前のことが好きって言い出させればすべて解決だろう?」

To Be Continued

 

【感想】

ちびっ子の頃の翼がとってもかわいいです。空と年齢差が少し大きいので、空は鬱陶しいとかは一切なく本当に可愛がって妹の成長を見てきたのだと思いました。不可抗力で怒られたり、痛い思いをしたりはしていましたが・・・。

勇と翼、蛍と空、天童さんと橘君。3人の片思い(?)の恋心が見事に絡み合っていて、切なさの相乗効果を発揮しているように思いました。

 

【ネタバレ/伏線回収班】

★ここに注目★
・翼「あの時も言ったけど、私はもう二度と・・・テニスをやるつもりはない」
・友達とテニスが同時に絡まってくるのは、翼にとっては残酷

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