『カカオ79%』34:肝試し(1)【あらすじ&感想】

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web漫画/カカオ79%【あらすじ&感想34話】~残り21%の甘さ~

 

34:肝試し(1)

【あらすじ】

肝試しが始まった。モブ男が司会をしている。 翼と勇は、ウザイ人を見る視線でモブ男を見ているがモブ男は目が合っても無視しているようだ。

E組との合同肝試し大会ということで、翼は天童さんを探していた。見つけた天童さんは、私服にコンタクトで、いつもより可愛い。
「この前はごめん、私ずっと校内で迷ってて」
天童さんは昨日結局会えなかったことをまず謝罪してくれた。 翼は天童さんに勇の紹介を、勇に天童さんの紹介をする。

翼の中では、二人は本日初対面。 昨日ガッツリやりあった事は知らないでいるから、 二人が仲良くなれたらいいなと思っている。が、向き合う二人は無言で相手を威嚇し合っている。

その不穏な空気を破ったのは、天童さんの頭をトンとたたく橘君だった。
「こんばんは。天童の幼馴染の橘順だよ」
翼はこの時初めて、橘君と天童さんが幼馴染だったことを知る。 再開したのは1年前とのこと。

聞けば、肝試し大会が行われるこの辺りの山は、橘家の私有地で肝試し大会の許可などは全て橘君がとったという。 ブルジョアの橘君を二人が今までとは違う目線で見ていると橘君は勇に声をかける。
「君が噂の一ノ瀬君か。クラスで女子たちが騒いでたよ。 実際見ると本当にかっこいいね」
「俺もこいつから色々聞いていたよ よろしく」
勇はそう言って翼の肩を抱く。 誤解されるから、と勇に怒る翼。

翼と
勇と
橘君と
天童さん
夏の風が吹く
私達(俺達)の高校初の夏休みが始まった。

***

肝試しのペアを決めるためにくじ引きが始まった。 誰でもいいから可愛い子とペアになりたい男子と一ノ瀬勇とペアになりたい女子。 いろんな念を送りながら、それぞれがくじを引く。

男女別れたくじ引きで、二人になった時に天童さんは 翼にラッピングされたキャンディーを渡す。 昨日渡すつもりだったものとのこと。 喜ぶ翼の顔と、それを直視出来ずに、それだけ渡したかったと言って 立ち去る天童さん。

くじを引き終わり戻ってきた勇が、翼に顔が緩んでいることを注意する。 持っていたアメを天童さんにもらったと聞いて、浮かれる翼に勇は忠告をする。
「・・・あいつにはあまり近づかないほうがいいと思う」

不思議に思って、ヤキモチを焼いているのか聞く翼に、勇は天童があまりいい感じしない、と言う。 初対面の人を悪く言うのは嫌だと翼は勇の耳をひっぱる。
「まあ正直言うと、最初に会った時からなんか壁がある気が・・・しなくもないけど」
でもちゃんとクッキーのお礼もくれたこと。 今日、翼が来るかどうかもわからないのにわざわざ持ってきてくれたこと。 そして、天童さんは、何か勇に似ていると感じていること。

ちなみに似ているところは、無愛想で不器用で、なにかちょっと偉そうですぐに壁を作る所だそうだ。
「お前・・・あいつのこと好きじゃねえのかよ てか俺のこと嫌いかよ」
「好きに決まってんだろう あんたに似てるんだから」
勇の機嫌は直った。

***

くじの結果、勇&天童さんがペア。翼は委員長とペアになった。

委員長がお化けが苦手と言う話になると、天童さんが懐中電灯で下から自分の顔を照らした。 すると委員長は叫び声をあげて失神してしまった。

パートナーがいなくなった翼に、橘君が、 俺が一緒に回るよ、と申し出る。

それぞれ、くじの交換は認められないようだ。

 

To Be Continued

 

【感想】

昨日の勇と天童さんの間の会話などの出来事を何も知らない翼と橘君、 そして勇と天童さんの空気感が面白かったです。 そんな中でも、不意に翼が、勇に似ているから好き、と自然に言ってしまうところ、 それですんなり機嫌が直ってしまうところ、 自分でも以前に言っていましたが、ちょろいですね(笑)

何気なく翼にベタベタして、橘君に威嚇しているところとか、 勇の独占欲をまた、発揮してしまっていますね。

勇&天童ペアと橘&翼ペアの肝試し。 二人のヤキモチが楽しみです。

 

【ネタバレ/伏線回収班】

★ここに注目★
勇と天童さんは似ている

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