『カカオ79%』32:再会(2)【あらすじ&感想】

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web漫画/カカオ79%【あらすじ&感想32話】~残り21%の甘さ~

 

32:再会(2)

 

【あらすじ】

小学生の翼と橘君は、テニスコートで自己紹介をしている。

高校生になった橘君は、翼を呼び止めた。 久しぶり!と言われても翼は誰?と分からない様子。

***

一方、天童さんもB組の教室へ向っていた。 勇は未だに状況がつかめていない。 橘が翼とどういう関係なのか、翼の知り合いなら自分も知っているはずなのに 名前は初めて聞くこと、テニスのつながりなのかと立て続けに聞く。

「綾野さんのことよく話してた。 もう会えないかもしれないけど もし会えたら ・・・友達になりたいって言ってた」

相変わらず勇と天童さんの会話は成立しない

そんな時、勇は視界の端に翼を捉える。 色黒少年、橘順と一緒だった。

ちなみに勇と天童さんは色々話している割に、雰囲気は結構険悪である。

***

外のベンチで、橘君が翼にジュースをごちそうしている。 翼が橘君の事を全く覚えていないので、橘君は自己紹介からスタートする。 それから、あの時(木に登った天童さんが落ちてきた時)保健室まで運んだこと。

「まさかずっと会いたかった子が、学校の裏庭に倒れているとはな」
ずっと会いたかった。そこまで言われても翼は思い出せない。

翼と橘君が座っているベンチの後ろの廊下で、勇と天童さんは並んで座って、二人の会話を盗み聞きしていた。
「盗み聞きとか性格悪いなお前」
「お前もな」

その廊下を、肝試し参加可否を聞いて回る委員長が通りかかる。 二人の名前を呼んで話しかけようとする委員長の足を天童さんは 回し蹴りして転ばせた。丁度、勇が座っている腕の中へ倒れこむ。

委員長に勇がささやく。
「悪い、ちょっと黙ってて委員長 今大事な所なんだ」

橘くんは初めて翼と出会った時の思い出話をしている。 小2の春に初めて出たテニスの試合でぼろ負けして、悔しくて、 テニスの名門高校を訪ねたことがあるらしい。

門前払いされて凹んでいたら、ラケットを持った翼が、近づいてきてガンを飛ばしあったそうだ。 決着がつかず、テニスで勝負、そして橘君が負けた

負けたことで自分の才能を疑い、もうテニスをやめようと思っている橘君に、翼は自分は毎日兄に負けているし、橘君はがんばっているし、 やめるのはもったいないと話す。 橘君はそれを聞き、今までのことを色々思い出し泣いた。

泣いたことですっきりして、今でも楽しくテニスを続けているという

翼はそこまで聞いても、まだ何も思い出せず、そのことをひたすら謝る。 その後は、何回か一緒に練習したりしていたが、 いつからか会えなくなってしまい、連絡先を聞いていなかったことを後悔していたという。

だから裏庭で倒れている翼を見つけたときには、本当に嬉しかったそうだ。

「今思えば・・・君が俺の初恋だったかもしれないね」

後ろで盗み聞きしている勇が振り返る。委員長も何故か並んで聞いていた。

驚く翼。ええええぇぇぇぇぇ!?
To Be Continued

 

【感想】

翼は、1ミリも橘君のことを覚えていなかったことが、少しホッとしました。 確かに勇と比べてしまうと外見とかは劣ってしまうかもしれませんが 単体で見たら、明るいし、さわやかだし、優しそうです。 勇君はちょっと暗いです(笑)

仲の悪い二人(勇と天童さん)、仲良く並んで盗み聞き、 連携プレーで委員長を黙らせ、意外に息ぴったりのように見えます。

橘君は天童さんの好きな人。橘君が翼に初恋の人宣言した時の勇の驚いた表情、 その横で知っていたとはいえ、無表情の天童さん。きっとこの娘は強いのだと思います。 辛くない筈ないですよね。

委員長もいい味出していました。

 

【ネタバレ/伏線回収班】

★ここに注目★
・橘君は今でも楽しくテニスを続けている
・翼は小学校の頃、毎日兄とテニスをして負けていた
・橘君がテニスを今でも続けていることに、翼が笑顔でよかった!と言った後、うつむく勇

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