『カカオ79%』167:迷子(5)【あらすじ&感想】

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web漫画/カカオ79%【あらすじ(ネタバレ)&感想167話】~残り21%の甘さ~

ガシャン、バチッ、ガッ、パァン。バキッ。
「た、助け…」
ものすごい音、人がシャッターに向かって蹴りつけられる音とともに助けを乞う声。中学生の天童さんは、表情ひとつかえずに倒れる人を見ていた。

***

中学校のチャイムが鳴る。廊下で、遠巻きに生徒たちが天童さんのことを見ていた
「て、天童だ」
「昨日道端で絡んできた男子をボコったって」
「ひぃぃやべえ」
「この前は高校生とやりあったって…」
「親がヤクザか何かでさ」
「俺は強盗って聞いたぞ」
「なんか薬を売りつけてるとも聞いたような…」

中学生になった天童さんは、スカートは膝上、髪はボブで、セーラー服のスカートのポケットに手を突っ込んで歩いていた。天童さんは視界の端に、中学生になったミツウラを捉える。目が合うと、ミツウラは顔をそらして行ってしまった。

天童さんがミツウラに、「死ね」と言った小学4年生の時。
あれからいろんなことが変わった
ミツウラはみんなの前で自分が犯人だと認めてから
孤立した

そして犯人じゃないと明かされた私も同じだった
でも前とは違ってその方が楽だった
少しずつ自分が自分の親に似た雰囲気と化してるのが自分でもわかった
そしてそれが自分のような人間の
身の守り方だといことに気づいたわけだ

***

「昨日また隣の中学の奴らに絡まれてさ」
天童さんは不良仲間3人で連れ立って歩いていた。天童さんの右隣にいたロングヘアーの金髪にマスク、制服のスカートをロングスカートにしている女が話をしている。
「テメェは格好がわざとすぎるんだよ、んだよそのクソダサいひと昔前のヤンキーみたいな…」
一緒にいたもう一人が応える。
「んだと?コラアヤルかぁ?!」
と一昔前のヤンキーが応酬。そんな会話を天童さんが黙って聞いていた時だった。

「あれ?天童…?天童雫?」
天童さんは声を掛けられる。
「俺、橘順!覚えてる?」

そして自分が自分の親と
完全に同類化した中学3年の春
橘と再会した

***

小学校4年生のヘアバンドの事件の翌日、天童さんに橘君はいつも通りに話しかけてきた。
「おはよう天童、ねえ、聞いて!俺昨日の大会で…」
しかし、当時の天童さんは、橘君の話の途中で、スーっと橘君から離れて行ってしまった。
「…天童?」

***

中学生になった天童さんは、橘君と再会して、声を掛けられ、そして超早歩きで逃げていた
「いやあ、あれからさ、天童に避けられてる?って気はしたけど、どうやら気のせいじゃなかったみたいだね、こんなに逃げられるのを見ると」
橘君も早歩きで、後ろをついてきた。

何でついてきてんだよこいつ!!

と天童さんは思っていた。

2人が再会する直前まで一緒にいた友達は唖然としていた。橘君の友達は、
「橘…超危なげなやつの後追ってったけど大丈夫か…?」
と心配していた。天童さんもヤンキー仲間に、
「ああ?クッソ天童め、また迷子かよ!!」
「えー?またいなくなってる~?」
と心配されていた。

色んな大会に出場するようになって
学校を休むことが多くなった橘とは
少し距離を置くだけで
簡単に疎遠になれた

たまに一緒に登校していたクラスメイト
それ以上でもそれ以下でもなかった
その関係で

「てーんどーう」
笑顔で追ってくる橘君。

なぜここまで食いつかれる?!
そして私は何故逃げてる?!

今考えると
あの時全力で逃げていなかったら
橘とは軽い挨拶だけを交わして
それっきり関わることのない関係に
なってしまっていたんだろと思う

ToBeContinid

カカオ79%【感想(ネタバレ有)】

小学生4年生で『クズ』として覚醒した天童さん、予想通りの中学生になっていました。笑えるくらい、想像通りでした。

でも、少しだけホッとしたのは、不良仲間とはいえ、友達みたいな関係性の人が天童さんの横にいたことです。そして、言葉遣いは悪いものの、天童さんの迷子を心配してくれていたことです。

それから、中学生になった橘君、全然変わっていなかったですね。天童さんに対しての態度も、明らかにヤンキーの格好をしている天童さんに対して、臆することなく、色眼鏡で見ることなく話しかけてくるところとかは橘君らしいですね。

避けられてる気はしてても、それでも平気で声をかけてしまう、逃げられても追ってしまう、ある意味ちょっと鈍感なのかなーとも思いますが。でも、小学生の頃の天童さんは、『つまらない』と『楽しい』で、橘君の存在を考えていて、恋の始まり(?)のような感情かな、と思ったのですが、再会時は、橘君の方が追っていますね。それは、恋愛感情とかではないですが。。。天童さんと翼や勇が出会った時は、天童さんはガッツリと橘君に恋をしていました。どこかのタイミングで、これから天童さんが橘君に、恋をする瞬間がやってくるのかな、と思うと、続きが楽しみです。

過去編は、これまで重たいし辛い内容も多かったですが、中学生になって、橘君と再会して、恋愛要素が出てきそうな感じがするせいか、ちょっと気持ちが軽く、ニヤニヤと読めるようになるといいな〜と思っています。

 

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