『カカオ79%』124:ぶり返す(3)【あらすじ&感想】

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web漫画/カカオ79%【あらすじ&感想124話】~残り21%の甘さ~

124:ぶり返す(3)

【あらすじ】

愛ちゃんが教室で1人、 自分の机に手を置いて立っていた。 後ろ姿で表情はわからない。

「さよなら」

愛ちゃんの机には、 バカや死ねwwと落書きがされていた。

あなたが消えた夏の日から

やっと1歩前へ…

天童さんが、文化祭の準備をしながら あたりを見回す。

***

翼がリナ先輩と何やら話し込んでいて、 そして、リナ先輩は翼の元を離れていた。 振り返ると、木の影にいる村上さんも 翼たちのことを見ていた。

村上さんは、リナ先輩に、 女狐ちゃんと呼ばれたときのことを思い出す。

あの女…? なんで綾野さんと一緒にいたのよ!?

一ノ瀬くんが休みだから 綾野さんの方を覗きに来てみたら…!

村上さんは爪を噛みながら考えていた。

くそ…一ノ瀬くんとの写真をばらまいたのが私ってこと… 綾野さんに話したんじゃないよね、 やっぱりあいつの言うこと聞くんじゃなかったわ偶然撮ってもらった写真だからって…

と見ていたリナ先輩が 色々な人に声をかけながら どんどん近づいてくる。

「暇なの?」
リナ先輩は、村上さんの目の前に来ていた。
「暇な奴にはお仕事よー!時間も人でも足らないんだから」
そう言いながらリナ先輩は 強引に村上さんを引きずっていく。

その様子も天童さんは、無表情で見ていた。

***

翼はリナ先輩が行ってしまった後も、 彼女のことを考えていた。

魔女…さすが魔女だ

人の汚い所を一瞬で見抜くなんて

可愛い顔して結構偽善振ったこと言うじゃない

そう、私は勇の側から離れるつもりは これっぽっちもなかったくせに 口だけで応援したり、 ただの幼馴染だから何とも思ってないの とか言い続けてきて、 そんなんで少しでも楽になろうとしたんだ それが罪滅ぼしのつもりだったわけだ。

「学校辞めたって」
愛ちゃんの転校は後から聞いた。

あの日から

どうしようもできなかった感情を

他で払おうとしてた

 

全部私が抱いて行かないと いけないものだったのに

いろんなところから 愛ちゃんを探してたんだな私は…

 

ガラガラ

翼が考えていると、 天童さんが段ボールに入ったパーツを 翼の横に音を立てておいた。
「塗れ」
とだけ言って行ってしまう。

翼がむかつく!!と思っていると、 アリザワ先輩が横から
「何々、君達、喧嘩でもしたんかい」
「しましたね、朝ドラに出てきそうな痴話げんかを…」
翼がゴリラ顔で説明する。
「だめだよ友達が喧嘩したら、業務の効率が悪くなる」
「友情もへったくれもない理由ですね」

To Be Continued

【感想】

天童さんは周りに対して 無関心を装いながら、 結構周りのことを見ていますね。

翼がリナ先輩と話しているところを 見た後に考え込んでいるようだったから、 わざと粗い言葉をかけて 考え込むのをやめさせたように 私には見えたのですが、 偶然でしょうか?

そんな粗い扱いに対して、 今度はアリザワ先輩も 翼を気にかけていることがわかりますね。

不器用な翼のことを、 周りがそれとなくフォローしているようで。 反対に、勇は翼以外の人には あまりフォローされないのですが。。。

そして翼は勇えの恋心と 向き合うと同時に、 過去の愛ちゃんと向き合い始めました。翼の心が早く愛ちゃんから解放されてほしいですね。

【ネタバレ/伏線回収班】

リナ先輩は村上さんを連れて戻る。

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