web漫画/学級委員に、なりました。【第36話あらすじ&感想】~異業種交流会レポート~
学級委員に、なりました。【episode36】 を一言で
愛花の黒板スキルと美紅ちゃん
学級委員に、なりました。【episode36】の あらすじ
美紅ちゃんは、後ろの掲示板にプリントを貼ったあと、じーと愛花の方を見つめた。球技大会の種目割について、黒板を書いていた愛花は、美紅ちゃんの視線に気が付いて、ぎょっとする。
「な…なに…?」
愛花の言葉に、美紅ちゃんは、ハッと我に返る。
「あ…あの、すみません。じろじろ見て…」
愛花は、怪訝な顔をして美紅ちゃんを見ていた。
「あ…あの、黒板が……すごく、素敵だなと…」
愛花が書いた黒板は、種目名や人数をふわふわで囲んだり、キラキラさせたりしていて、とてもカラフルに書かれていた。
「素敵…?……吉川さんの方が字きれいでしょ」
愛花は、書き始める前に、隣に書いてあった美紅ちゃんの綺麗な文字の横に書くのが、しんどい、と思っていたのだ。
「い、いえ…それに私は…こんな風に可愛く書けません…!」
そして、改めて黒板を見上げた。
「素敵な黒板ですね…」
美紅ちゃんは、黒板を見上げながら、私も学級委員として黒板の書き方、見習わないと、と思っていた。
…変な子
と、愛花は思う。そしておもむろに話し始めた。
「…あのさー、このあいだあたしが吉川さんに言ったこと、なんで修也に言わなかったの?」
このあいだ言ったこととは、
「ああいうのやめてほしいんだけど」
「うちらと遊ぶ時間も減ったのに」
「修也が…かわいそうだよ!」
と、愛花が美紅ちゃんに言った話だ。
「あ…えっと…それは、私自身も同じように思っていたことだったので……でもそうですよね、春原さんに助言してもらったこと、藤崎くんにちゃんと伝えるべきでした、すみません」
美紅ちゃんは答えた。
…はあ?
っ…
助言してもらったって…
なにそれ…
そういう感じで受け取ってんの?
…やっぱ変な子
「いいよ、もう」
愛花は言う。
「あたしの言ったことは、忘れていいから。修也が手伝うって言ったら、変な遠慮とか…しないで。もう修也の気持ちはわかったから」
言い終わると、愛花はうつむいて、美紅ちゃんから離れた。
…藤崎くんの
気持ち…
美紅ちゃんは、自分から離れていく愛
あらすじの続きはこちら
『学級委員に、なりました。』episode37【あらすじ&感想】
前話はこちら→『学級委員に、なりました。』episode35【あらすじ&感想】
『学級委員に、なりました。』とは
WEB漫画アプリ「comico」にて2016年~連載。作者はノエノ。
学級委員になったふたりとその周囲の人たちの物語。
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