web漫画/学級委員に、なりました。【第37話あらすじ&感想】~異業種交流会レポート~
学級委員に、なりました。【episode37】 を一言で
みんなでワイワイ球技大会の準備★楽しい球技大会にしたい
学級委員に、なりました。【episode37】の あらすじ
…藤崎くんの
気持ち…
美紅ちゃんは、愛花に言われて、修也のことを考えていた。
屋上で、美紅ちゃんが聞いた質問
「学級委員、好きですか?」
に修也は答えた。
「好きだよ」
藤崎くんの気持ちは…
仕方なく学級委員をしているんじゃなかった
…嬉しいな
同じように学級委員を好きな人がいてくれて…
教室では、愛花が書いた、球技大会の種目決めの黒板に、クラスメイト達が反応していた。
「あ、黒板に球技大会のスペースできてる」
「ほんとだ」
「名前かこー」
真理ちゃんが愛花に声をかけた。
「愛花、何に出る?」
「んー…あんまり疲れないラクそうなのがいいなー、ずっと走りっぱなしとか動きっぱなしは無理~、そして適度に休めそうな…」
愛花の言葉に、真理ちゃんが
「ソフトかな?」
と言った。
教室では、球技大会について話す人がいた。
「どれになっても適当にやってればいいじゃんね?球技大会なんて」
「そーだよなー、はりきるほどのイベントじゃないよなー、うちの学校の球技大会って」
「勝っても何か特典があるわけじゃないし」
「むしろさっさと負けて早く帰れる方がラッキー」
修也は、その話を近くで聞きながら、
…まー俺も…少し前まではそっち側のタイプだったな
と思っていた。
でも、いまは
美紅ちゃんが言っていたことが思い出される。
「…みんなが楽しい球技大会になるよう、がんばりたいです」
…いまは、俺も
楽しい球技大会にしたいかな
それから数日間、球技大会の準備に取り掛かった。まずは、メンバーリストの作成。
「女子の方できたよー」
という愛花に対して、
「あれ、ちょっと待って。男子フットサルひとり多くね?」
と永斗。修也がリストを見ながら、
「そのぶんソフトが足りてないな。誰か移動してくれるやつ、探しに行くかー」
と言う。美紅ちゃんも、その輪の中に入っていた。
また、ハチマキ用の布の準備。この準備には、愛花と永斗、修也と美紅ちゃん、そして、真理ちゃんも手伝っていた。
「こっちの布も裁断準備できました」
と、美紅ちゃんが布を渡す。
「了解♪」
と修也が受け取る。
裁ちばさみを持った永斗が、広げた布を目の前に
「えっと、どこ切ればいいんだっけ?」
と言うと、同じく裁ちばさみを持った愛花が
「しるしつけたとこだってばー」
と答えた。その様子を見ながら、
「へ~、うちのクラスはピンクのハチマキなんだー、かわいいね」
と真理ちゃんが言った。
「どう?どう?いい感じに切れただろ?ネクタイ巻きにしてみた」
と、ピンクのハチマキを首に巻いた永斗が愛花に言う。
「さっそく遊んでるし。ボロボロになるよ、まだ縫ってないんだじから」
愛花は、永斗に少し冷たいトーンで言った。
修也はハチマキを手に
「男子もピンクかー…キツくない?」
と真理ちゃんに言う。
「えーいいじゃん、ネコ耳にしてあげよっか?」
「真理ちゃん人の話聞いて?」
「ふふっ」
4人の会話を聞いていた美紅ちゃんが笑った。修也は、そんな美紅ちゃんの顔を見る。美紅ちゃんは、顔を赤くした。
「……あ…。……すみませ…笑って…」
「…美紅ちゃんがそんなふうに笑うとこ…初めてみた…」
と修也が言った。
「あはは、吉川さんもこんなにネコ耳に反応してんじゃん、ちょっとつけてみろよ、ほらほらー」
永斗が茶化す。
「えっと…あの…」
美紅ちゃんは少し困惑気味だ。
…そんなの俺だって
もっと笑ってほしいに決まってんじゃん
修也はそう思い、ハチマキをネコ耳に折って頭につけた。
「にゃ…にゃー…?」
と言いながら右手で招き猫のポーズを作る。
「…ふ、ふふふ」
美紅ちゃんが笑った。愛花や永斗も笑っている。
あ~なんかすっげーあれだ、この感じ…!
肉を切らせて骨を断つ!みたいな!?
捨て身の修也は、顔を赤くして照れながらも、美紅ちゃんを見る。
ああでも
こんなふうに笑ったりもするんだ…
もしかしてすっごいレアかも?
肩震わせて笑ってる
友達になって少し気許してくれたのかな…
永斗が、スマホを取り出して、カメラを起動させた。
「今のポーズ、もっかいこっちちょーだい!にゃーってレアすぎる!!」
修也は、すっとハチマキを頭から外した。
「撮影とかNGなんで。事務所通してもらってイイデスカ」
「あーまだ耳はずすなよ!1枚くらい撮らせろって!お前はアイドルか」
と永斗。
「修也、こっちにもポーズとってよ」
と愛花か真理ちゃん。
「絶対やだ」
と修也は言いながらも、とにかくみんなでワイワイとやっていた。
美紅ちゃんは、その様子を眺めながら、ハチマキを手にとった。
みんなで一緒に何かをするのって
すごく楽しい…
ToBeContinued
あらすじの続きはこちら
『学級委員に、なりました。』episode38【あらすじ&感想】
前話はこちら→『学級委員に、なりました。』episode36【あらすじ&感想】
学級委員に、なりました。【episode37】の 感想
美紅ちゃん、修也だけではなくて、他に子達ともなじめている気がします。愛花、複雑な気持ちになることもあると思いますが、がんばってると思います。
真理ちゃんや永斗も、愛花の気持ちや、美紅ちゃんの存在が及ぼしている影響に気がつきながらも、フォローするべきときと、上手にスルーべきときを弁えていて、素敵な関係だと思いました。
愛花の気持ちの整理がつくなら、もっともっと仲良くなってほしいと願ってしまいます。
『学級委員に、なりました。』とは
WEB漫画アプリ「comico」にて2016年~連載。作者はノエノ。
学級委員になったふたりとその周囲の人たちの物語。
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