『学級委員に、なりました。』episode99【あらすじ&感想】

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学級委員に、なりました。 学級委員に、なりました。
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web漫画/学級委員に、なりました。【第99話あらすじ&感想】~異業種交流会レポート~

学級委員に、なりました。【episode99】 を一言で

イケメン執事の修也がモテはじめ、美紅ちゃんが抱いた気持ち

学級委員に、なりました。【episode99】の あらすじ

いつもよりも可愛い、眼鏡をはずして髪を下したメイド姿の美紅ちゃんに修也は耳うちをする。
「…てゆーか、他のやつに見せたくないから

「…じゃ、俺も着替えてくるね」
修也が行ってしまう。美紅ちゃんは思う。

今のって
どういう
意味だろう…?

***

「お待たせいたしました、お嬢様」
修也は執事の格好をして、女の子のお客様にパフェを運ぶ。

「きゃー」
「イケメン執事」
「推せる…」
女の子達が赤くなる。

「修也ーツーショット写真のご指名~」
修也が呼ばれる。
「はーい」
修也は返事をしながら、ちらりと美紅ちゃんの方をみた。眼鏡をかけた美紅ちゃんは、男性のお客さんの注文を取っていた。

よし…
絡まれたりしてないな

もう絶対、危ない目に合わせない…!

修也は美紅ちゃんの見守りを強化していた。

店内はお客さんでわいわいしている。
「最初は身内ばっかりだったけど、お客さんは増えてきたね」
ジュースをお盆にのせた愛花が、お盆を持った真理ちゃんに話す。
「これならまた客引きに行く必要はなさそ」

「ほら、この店だよ、SNSでさっき見た、あとで入ってみない?」
廊下から声が聞こえてきた。

愛花がそれを聞いていて
「ねーねー真理ちゃん、SNS割引のお客さんの投稿見て来る人もいるみたいだよ」
スマホを取り出しながら真理ちゃんに言う。
「へーそうなんだ」
SNSの内容は、パフェおいしいとか可愛い店内とか、高評価だった。

「あ、修也と永斗の写真もある」
「めっちゃいいねされてる」
愛花と真理ちゃんはスマートフォンを覗き込む。
「もしかして結構集客効果ある……?」
「これは…まだまだお客さん増えるかもね…?」

***

わいわいと賑わった店内で、修也は女性のお客さんに囲まれていた。
「次は私と写真撮ろー」
「インスタあげていい?」

そんな様子を、美紅ちゃんは少し離れたところから見ていた。

藤崎くん、すごく人気……

手に持っていたペンを握りしめた。

…なんだか心のかたすみで
少し…
不安な気持ち…

美紅ちゃんの心が少しちりっとする。

『他のやつに見せたくないから』

美紅ちゃんは、先ほど修也が自分に耳打ちしてくれた言葉を思い出した。あの時美紅ちゃんは、修也の言葉の意味が分からなかった。

あのとき
藤崎くんも今の私と
同じような気持ちだったのかな…?

…藤崎くんはいつも余裕があってかっこいいのに…
そんな藤崎くんでも

こんな気持ちになることがあるの…?

ちょっと不思議…

美紅ちゃんが考えていると、
「吉川さーん、向こうのテーブル注文お願-い」
と声をかけられる。
「!はい…!」

考え事してる場合じゃない!
仕事仕事!

美紅ちゃんはスイッチをオンにして、仕事に戻る。

「ご注文はお決まりでしょうか?」
「お帰りなさいませ、ご主人様」
「ありがとうございました」
美紅ちゃんは、注文を取ったり、お辞儀をしたりするたびに下した髪が気になっていた。

「あの愛花ちゃん…」
美紅ちゃんは愛花に申し出た。
「えっと…せっかく髪を可愛くしてもらったんですが…仕事中は…いつものスタイルに戻してもいいでしょうか…?」

愛花は美紅ちゃんの話を聞く。
「本当にすごく可愛い髪型だと思うのですが、仕事していると慣れなくて…すみません…っ全ては私がおしゃれを維持しながら仕事をすることに対応できていないせいなんですけど…」

愛花が笑顔になる。
「…やっぱり仕事第一だもんね、美紅ちゃんは。でもそれが、美紅ちゃんらしい魅力だよね!」

愛花の言葉を聞いて、美紅ちゃんも嬉しそうな顔になった。愛花は、そんな美紅ちゃんを見ながら思う。

きっと修也も
美紅ちゃんのそういうところが好きなんだろうな…

『美紅ちゃんには美紅ちゃんの魅力があるからね』
『僕はそのままの美紅ちゃんで、全然いいけどな―』
以前、修也が笑顔で言っていた言葉を思い出していた。

ToBeContinued

あらすじの続きはこちら

『学級委員に、なりました。』episode100【あらすじ&感想】

前話はこちら→『学級委員に、なりました。』episode98【あらすじ&感想】

学級委員に、なりました。【episode99】の 感想

心のきれいな美紅ちゃんにもちゃんと嫉妬心があって安心しました。好きの裏返しの気持ちですね。

美紅ちゃんから見たら、修也はいつも余裕があるように見えるんですね。読者としては、同時に修也の気持ちや余裕がない部分とかも十分見て来ていますので、意外性はありませんでした。

修也のことも理解していて、美紅ちゃんのことも大事にしてくれる愛花と、美紅ちゃんが友達になれて良かったと思います。美紅ちゃんにとってもよかったのですが、もしかしたら気が付いていないかもですが、修也にとってもよかったと思います。

まだまだ文化祭は続きそうですね。次回はいよいよ100話。楽しみです。

『学級委員に、なりました。』とは

WEB漫画アプリ「comico」にて2016年~連載。作者はノエノ。2018年5月から長期休載に入ったが、2019年1月に連載に連載再開。休載前は週間連載だったが、連載再開後は隔週更新に変更。

学級委員になったふたりとその周囲の人たちの物語。

【登場人物の紹介はこちら】

『学級委員に、なりました。』【登場人物の紹介】

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