『学級委員に、なりました。』episode98【あらすじ&感想】

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学級委員に、なりました。 学級委員に、なりました。
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web漫画/学級委員に、なりました。【第98話あらすじ&感想】~異業種交流会レポート~

学級委員に、なりました。【episode98】 を一言で

眼鏡をしていない美紅ちゃんが他のやつに見られたらやばいな

学級委員に、なりました。【episode98】の あらすじ

メガネがなくて周囲が見えない美紅ちゃんが、一人取り残された廊下からクラスのカフェに戻ろうとそーっと動き出したその時、
「すいませーん、展示物とおりまーす」
「ほら急げ急げ!始まってるよ!」
慌てた様子で何か大きな物を持った人たちが通り、美紅ちゃんはぐらっとしてよろけた。
「きゃ…っ」

すると、よろけた美紅ちゃんの腰をとん、と支える手が伸びた。
「おっと、」
その手の主は言った。美紅ちゃんは、その声を聞いて、

この声

と気が付く。
「大丈夫?」
修也が聞く。よろけた美紅ちゃんを支えたのは修也だった

「…藤崎くん?」
美紅ちゃんが確認する。
「え…?美紅…ちゃん?」

修也はメイド姿の美紅ちゃんに一瞬気が付かなかったようだ。修也は至近距離で美紅ちゃんを見つめた。
「…藤崎くん?」
修也が何も言わないので、美紅ちゃんが聞いた。

「あ…ごめん、なんか色々…いつもと違うから…」
メイド姿の美紅ちゃんを見ながら修也が言った。
「…やばいなって」

その言葉に美紅ちゃんは、ショックを受ける。
「やばい…!?」
ガン。
「やっぱりいつもと違うから変でしょうか…っ」

「……・そうじゃなくて、こんなの他のやつに見られたらやばいなって…」
修也がやさしく言う。

「ていうか美紅ちゃん、眼鏡なくて大丈夫?」
美紅ちゃんは愛花とのやりとりを説明する。
「あの、藤崎くんに見せるまで眼鏡は外すことになり…」
「じゃあコンタクトしてるの?」
修也が聞く。

「いえ…」
「えっ危ないじゃん、今も転びそうになってたし。俺につかまって」
修也が、ぐいっと美紅ちゃんの肩を抱いた。反射的に美紅ちゃんは先ほど、男たちに囲まれた時のことを思い出してビクッとする。

「…美紅ちゃん?」
修也が瞬間的に、美紅ちゃんの肩から手を離した。
「あ…ちょっとさっきのことを思い出して怖くて…」

「?さっきのこと?」
修也が聞いた。
「えっと…お客さんに学校の案内を頼まれて断る間もなくここまで引っ張られてきてしまって」

修也の歩く足がぴたっと止まった。
「…は?何それ…」
修也の口調に美紅ちゃんは咄嗟に謝る。
「すみません、勝手に持ち場を離れてしまい…」

「ごめん、そんな時そばにいなくて」
修也は、美紅ちゃんの頬を優しくなでた。
「もう危ない目には合わせないから」

「……藤崎くん」
美紅ちゃんは嬉しそうに少し微笑んだ。
「あのでも、最後はちゃんと断って解放してもらえました…!私には大事な仕事があるって思ったら勇気が出て…」

美紅ちゃんは、真っ直ぐに修也の顔を見つめた。
「だから、心配しないでください、藤崎くん。私なら大丈夫です…!」
そう言って満面の笑みで微笑む美紅ちゃんを、修也も見つめる。

「ほんともー…美紅ちゃんは」
「え?」

こんな可愛いのに
心配しないなんて
無理でしょ…

***

「お、メイド」
「いいなー」
「メイドかわいー」

クラスのカフェに向かって歩き出した修也と美紅ちゃん。修也には、周りのざわついた声が気になっていた。

…やっぱいまの美紅ちゃん
めっちゃ目立つ…
みんな見てんじゃん

修也は美紅ちゃんと繋いだ手をきゅっと握った。
「…早く教室戻ってすぐ眼鏡かけよう」
修也が言う。
「あ、はい…!」

***

クラスに戻って、美紅ちゃんは眼鏡をスチャ、とかけた。
「これでよし」
修也が言う。

「えーもう眼鏡するの?可愛かったのにー」
宣伝から戻った愛花が言う。

「眼鏡ないと危ないんだよ!色々と!」
外しちゃダメ絶対!と修也は声を大にして言う。

「そうですよね、危なくてみんなに迷惑ですよね…っ、気をつけます!」
と真っ直ぐに言う美紅ちゃんに対して、修也は耳うちをする。
「…てゆーか、他のやつに見せたくないから」

「…じゃ、俺も着替えてくるね」
修也が行ってしまう。美紅ちゃんは思う。

今のって
どういう
意味だろう…?

ToBeContinued

あらすじの続きはこちら

『学級委員に、なりました。』episode99【あらすじ&感想】

前話はこちら→『学級委員に、なりました。』episode97【あらすじ&感想】

学級委員に、なりました。【episode98】の 感想

メイド姿の美紅ちゃんを見た修也の反応、期待通りでした。見惚れてましたね(^^♪

修也が、美紅ちゃんとは気が付いていないときでも、咄嗟によろける女の子に手を伸ばして支えてあげられるホスピタリティーがすごいですね。こういうところが、モテる要因なのだと思います。

結果的に美紅ちゃんを助けることになりましたけど、怖い人達からは守れなて残念がっている修也。美紅ちゃんのあまりの可愛さに、心配しないのは無理、他に人には見せたくない、と思ったようですが、美紅ちゃんにその思いはあまり伝わっていないみたいでしたね。今後もヤキモキさせられちゃうのでしょうか。

美紅ちゃんも、修也の執事姿を見たら、同じように感じるかな。修也の執事姿も楽しみですね。

『学級委員に、なりました。』とは

WEB漫画アプリ「comico」にて2016年~連載。作者はノエノ。2018年5月から長期休載に入ったが、2019年1月に連載に連載再開。休載前は週間連載だったが、連載再開後は隔週更新に変更。

学級委員になったふたりとその周囲の人たちの物語。

【登場人物の紹介はこちら】

『学級委員に、なりました。』【登場人物の紹介】

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