『学級委員に、なりました。』episode92【あらすじ&感想】

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学級委員に、なりました。 学級委員に、なりました。
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web漫画/学級委員に、なりました。【第92話あらすじ&感想】~異業種交流会レポート~

学級委員に、なりました。【episode92】 を一言で

手つなぎ放課後デートの噂と、愛花、目指せ!美紅ちゃんの陰キャ

学級委員に、なりました。【episode92】の あらすじ

「ふーん、加賀くんとそんな話してたんだー」
帰り道、修也は美紅ちゃんに、生徒会室での話を聞いていた。
「今年から文化祭で屋台とかもできるようになるんだね、うちのクラスは何するんだろ。美紅ちゃんはやりたいものある?」

「そうですね、せっかくですので食べ物を出すお店をやってみたいです。喫茶店とか…校内を歩いて疲れたお客様がひと息つける場所にもなっていいんじゃないかと」
美紅ちゃんの意見に
「あーいいね、喫茶店」
と修也も賛成した。

修也は、するっと、美紅ちゃんの手を取った。美紅ちゃんの頬が少し赤くなる。
「クラスの出し物と生徒会の手伝いで文化祭当日も忙しくなるんだろうけど、文化祭、一緒にまわれたらいいな
「…はい!」
美紅ちゃんの笑顔に修也もやさしい顔になった。

2人は手を繋いで帰った

***

「ちょっと修也!昨日美紅ちゃんと手つないで帰ったでしょ!」
翌日、食堂で、美紅ちゃんと修也が並んで座る向かいに、愛花がガシャンとオムライスを置きながら言った。
「さっそくあの噂好き女子に目撃されて、ふたりのこと噂されてるんだけど!」
以前、先生と美紅ちゃんの噂話をしていた他のクラスの女子二人組のことを思い浮かべながら、愛花は怒っていた。

「あ、吉川さんと藤崎くん」
修也と美紅ちゃんを見つけたクラスメイトの女子が近づてきた。
「ふたりが付き合ってるってほんと?他のクラスの子が噂してたよ」

「ほら来た…」
愛花が小声で言う。
「あ…えっと…」
美紅ちゃんが戸惑って、修也の方をちらっと見た。

何て答えれば…

「付き合ってるよ」
修也が言った。美紅ちゃんが赤くなる。

「そ…そーなんだー!おめでとー!!」
クラスメイトの女子達は、驚くと同時に喜んで声が大きくなった。

なんか祝福された…

と、修也と美紅ちゃんはキョトンとする。愛花と真理ちゃん、永斗も面食らっていた。
「カラオケのときからふたりのこといい雰囲気だなって思ってたんだよね~」
「そっかー付き合ってるんだ~!」
クラスメイト達の女子達が言う。

三人は口には出さないが、カラオケの時に修也の画面をガン見して歌う美紅ちゃんを見ていた。

よかったね藤崎くん
あの時は吉川さんに熱い視線を完全にスルーされてたけど
とうとう想いが通じたんだね💛
うちらおうえんしてたよー、心の中で

と思いながら、修也と美紅ちゃんのことをキラキラした目で眺めた。

なんだろ、この見守られているような気持ち…

修也が三人の視線に、不思議な気持ちになっていると、反対側から肉食女子達が来た。
「えっ…藤崎くん吉川さんと付き合ってんだ…?」

げっ肉食女子!
この子ら修也のこと狙ってたからマズいかも

愛花が心配する。

「えー残念」
「でもまー彼女できたんじゃ仕方ない」
「とりあえずおめでとー」
三人はあっさり引き下がって行った。

「え…ちょっと待って、あんたたち修也のこと狙ってたんじゃないの…?そんなあっさり…?」
愛花が不思議に思って聞く。

「そうだけどでももう彼女いるならいっかなー」
「他にもいい男はいっぱいいるしねー」
「彼女持ちは守備範囲外なんで。別れたら教えて★」
肉食女子達が言った。

「あ!むこうに前島くんが!」
肉食女子の一人が、野球部の前島君を見つけた。
「休み時間にお弁当食べてたのに昼も学食でご飯大盛食べてる~」
「もぐもぐ食べてかわいい~」
「無表情で顔にご飯粒つけてるとこ好き~💛」
肉食女子達が騒ぎだす。

「ねーまた今度やさしいクリームパン差し入れしない?」
「あー球技大会のパンめっちゃ食べてくれたもんね、無表情で!」
きゃあきゃあ言いながら、行ってしまった。

「切り替え早っ!たくましいわ肉食女子」
愛花が驚く。
「なんか付き合ってる噂が広まっても要注意な三人があれだったし心配いらなさそうだね」
真理ちゃんが言った。
「だなー、あんまり気にしなくても大丈夫だって、愛花!」
永斗も言う。

「ううん、気になってるのはそれだけじゃないの!あの噂話大好き女子ときたら二人のこと何て呼んでると思う!?」
愛花は怖い顔をして言った。
「…なんて呼んでるの?」
若干引きながら、永斗が聞いた。

「『チャラ男と陰キャ』カップル」

「…陰キャ?」
「…チャラ男?」
美紅ちゃんと修也はキョトンとしていた。

「も腹立つよね!その言い方!」
愛花は一人で怒っている。
「修也のチャラ男は置いとくとしても、美紅ちゃんのこと陰キャって…!」

「置いとくの?」
修也の呟きは愛花には届かなかった。
「美紅ちゃんの良さも知らないくせに~…!」
キーとなる愛花。

美紅ちゃんが聞く。
「あの…陰キャって何でしょうか…?」
「うーん…大人しい子とかそういう感じの意味…かな?」
気遣いをこめて修也が答える。

「陰キャは地味で暗いとか!」
横から愛花が割って入った。やっぱり怒っている。美紅ちゃんに容赦ない。

「地味…暗い……たしかに私陰キャですね…!」
美紅ちゃんが言った。
「でも美紅ちゃんには美紅ちゃんの魅力があるからね、気にすることないよ」
修也がやさしく言う。

「…とはいえ!彼氏も出来たことだし、今までよりメイクとか髪とかおしゃれを頑張っているのもいいんじゃない!?」
愛花は立ち上がって言った。脱・陰キャだ。
「な…なるほど…!そういう事も頑張るものなんですね!いままで見た目については学級委員らしさや仕事のしやすさしか考えていませんでした!」
愛花の勢いに押されながらも美紅ちゃんが言った。

「俺はそのままの美紅ちゃんで全然いいけどなー」
修也が笑顔で言う。
「コラ彼氏すぐ甘やかさない!」
すかさず愛花がツッコむ。

飴とムチの飴が甘すぎる…

三人の様子を見ていた真理ちゃんと永斗はそう思っていた。

「とにかく美紅ちゃん!手始めに文化祭ではメイクして思いっきり変身しよ!」
愛花の言葉に熱がこもる。
「大丈夫!陰キャなんて言わせないくらい、あたしが可愛くしてあげるからね!」

その様子を見ていた真理ちゃんと永斗は

あ、なんだかんだいって
ムチも甘かったわ
これムチじゃなくてリボンだわ

と思っていた。

ToBeContinid

あらすじの続きはこちら

『学級委員に、なりました。』episode93【あらすじ&感想】

前話はこちら→『学級委員に、なりました。』episode91【あらすじ&感想】

学級委員に、なりました。【episode92】の 感想

愛花、美紅ちゃんに遠慮なくズバッと言える友達になってきましたね。美紅ちゃんの周りにはそういう友達がきっと今までいなかっただろうから、とても新鮮に感じているのではないでしょうか。

美紅ちゃんが陰キャと言われて、本人でも、彼氏の修也でもなく、愛花が一番怒っていましたね。お互いに、いい友達になっていって欲しいです。

愛花が美紅ちゃんを可愛くすると張り切っていましたが、愛花なら適任そうですね。少し強引に、ちゃっちゃとやってくれそうです。それこそ、修也も想像つかないくらい可愛くしてくれちゃいそうで期待できます。

『学級委員に、なりました。』とは

WEB漫画アプリ「comico」にて2016年~連載。作者はノエノ。2018年5月から長期休載に入ったが、2019年1月に連載に連載再開。休載前は週間連載だったが、連載再開後は隔週更新に変更。

学級委員になったふたりとその周囲の人たちの物語。

【登場人物の紹介はこちら】

『学級委員に、なりました。』【登場人物の紹介】

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