『学級委員に、なりました。』episode93【あらすじ＆感想】

web漫画/学級委員に、なりました。【第93話あらすじ＆感想】～異業種交流会レポート～

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学級委員に、なりました。【episode93】を一言で

文化祭の準備、修也のクラスは『メイドカフェ』

学級委員に、なりました。【episode93】のあらすじ

学校の中は、文化祭の準備でにぎわっていた。

「なー段ボールってどこでもらえんの？足りねー」
「仕入れなんだけどさー」
「ちょっと待って、今のシーン頭からもう一度」
各地で色んな活動が行われてた。

学校中が文化祭の準備に向けて本格的に準備を開始し早数日…

「じゃーん、宣伝用のプラカードできたよ💛」
クラスメイトがプラカードを掲げた。

『２－Dメイドcafe』と可愛く飾られたプラカードはかなり目立ちそうだ。

「おーカワイイ！」
絵の具の筆を持った永斗が振り返って言う。その横には修也もいた。

「うちのクラスのメイドカフェも着々と準備が進んでるな♪」
周りを見渡しながら言った。

「余ったペーパーフラワーフォトスポットの装飾に使う？」
「ありがと、ちょーだい」
「この教室こっちにも窓あるからいいよね」

「カウンタ―をここに作って」
「ドリンクは奥で…」
「ラッピングした焼き菓子はどこに並べる？」

「おーい、まだ衣装合わせてないやつこっち集まれー」
「着替えは準備室使えるよ」

「ねー男子も執事衣装にすれば」
「だってこの季節にスーツとか着こむの暑いじゃん」
「ギャルソン服で許して」
「チェキ持ってきたよー」
「看板に貼る写真とろー」

絵の具の筆を片手に修也が永斗に聞く。
「永斗衣装合わせした？」
「あーまだ、修也は？」
「もうやった」
「俺はそろそろ生徒会の方行くわ」
修也が言った。
「んじゃ、作業いったん中断な」

＊＊＊

修也が廊下でマリちゃんを呼び止めた。
「あ、真理ちゃーん、美紅ちゃんって衣装合わせ中？」
「そうだよー」
修也に気が付いて真理ちゃんは足を止めた。

「じゃあ俺先に生徒会の方に行っとくって美紅ちゃんに伝えて」
「おっけー」

＊＊＊

「うーん髪型はどうしよっかな～」
メイドの服を着た美紅ちゃんに、真理ちゃんは修也の伝言を伝えた。
「あっはい、わかりました」

そう言う美紅ちゃんの後ろから、愛花が顏をのぞかせた。
「じゃあ修也が美紅ちゃんのメイド姿見るのは本番当日かな。修也がビックリするくらい美紅ちゃんを変身させちゃおうよ、真理ちゃん！」
「愛花はりきってるねー」

「あの…愛花ちゃん…」
遠慮がちに美紅ちゃんが声をあげる。
「ス…スカートがいままで着たことのない…短さです…」

愛花は気に留めない
「うん!とっても可愛いから大丈夫！これでもう陰キャなんて言わせないよ！当日はいつものタイツも脱いでね」

＊＊＊

修也は生徒会室に入って行った。
「お疲れ様でーす、美紅ちゃんは衣装合わせ中なんで俺だけ先に来ましたー」

生徒会室には九条さんがいた。
「ああ藤崎くん、ちょうど仕事を用意していたところだ。学校周辺のお店などにポスターとチラシの掲示をお願いしてきてほしいんだが吉川さんと一緒に頼めるか？これが毎年お世話になっている場所のリストだ」
九条さんはポスターが入った紙袋を修也に渡した。
「私と会長と加賀は駅前の方を手分けして担当する」

「あーそうだ九条さん、ステージ設営の日って何時集合？その日クラスの買い出しがあって」
修也が九条さんに聞いた。九条さんは
「設営はたしか…こっちにスケジュール表が…」
と言いながらファイルを開いた。すると、ひらっと九条さんの手元からメモ用紙が一枚落ちた。

「なんか落ちた…」
修也が気が付いて拾おうとかがんだ。

ToBeContinid

おまけ

「呼び方といえばさー、めでたく二人が付き合い始めたことだし、これからは俺も吉川さんを美紅ちゃんって呼んでいい？」
永斗が笑顔で言った。
「あ…はい」

「そういえば何でいままで永斗だけ吉川さん呼びしてたの？」
愛花が聞く。
「だってあんまり親しくすると、俺のこと好きになっちゃうかもしれないじゃん？だから一定の距離を保ってました！」
と永斗。

「え…その配慮」
「本気でいると思った？」
愛花と真理ちゃんが冷めた目で永斗を見る。

さすがポジティブ勘違いバカ…

「思ったよ！ごめんね！！」
永斗が答える。
「わかんないだろーどうなるか」

「うん…なんか…ありがとな永斗」
修也がお礼を言う。

「というわけでこれからは美紅ちゃんでよろしく」
「はいよろしくお願いします…新田くん」
永斗と美紅ちゃんが挨拶を交わす。
「名字呼びで返されたー…美紅ちゃんから壁を感じるー」
永斗が騒ぐ。

「そこはいいんだよ、俺も名字呼びだから。こっち差し置いて名前で呼ばれようとすんな」
修也がツッコむ。