『学級委員に、なりました。』episode91【あらすじ&感想】

スポンサーリンク
学級委員に、なりました。 学級委員に、なりました。
スポンサーリンク

web漫画/学級委員に、なりました。【第91話あらすじ&感想】~異業種交流会レポート~

学級委員に、なりました。【episode91】 を一言で

下仁田さんの仕事の引き継ぎと加賀の気持ち

学級委員に、なりました。【episode91】の あらすじ

生徒会室では、美紅ちゃんと加賀が、転校した下仁田さんの作業の引き継ぎを行っていた。
「引き継ぎ内容は以上だけど何か分からなところはある?」
加賀が言った。
「いえ、大丈夫です」
美紅ちゃんが答える。

「よかった、じゃあやってくうちに質問とか出てきたら遠慮せずに俺とか九条にきいて」
「はい、ありがとうございます」

引き継ぎが一段落して、加賀が少し柔らかい口調になる。
吉川さん仕事の飲み込み早そうだから、これで九条もだいぶ楽になるよ。なんせ九条はしもにーがいなくなってから事務関係全部ひとりでやろうとしてたからなー、で深谷がそんな九条のことすっごい心配してさー、その節は吉川さんのこと強引に誘っちゃってごめんねー」

「私は学級委員しかしたことがなかったので、学校全体に関わる生徒会のお仕事を経験できてうれしいです」
美紅ちゃんが言う。
「ならいいんだけど。吉川さんには学級委員の仕事もあるし無理のない範囲で手伝ってもらえると助かるよ」

美紅ちゃんが手元の資料を読む。
「文化祭の資料を見ると、今年は文化祭で食品を扱えるようになったんですね」
「ああ、深谷がもっと文化祭を盛り上げたいっていってね、だからそのための手続きなんかが増えたし、今年は一から作っていく部分が多くて例年より準備が大変にはなったけど、でもこれで屋台や喫茶店ができるようになる」
加賀は、燃える会長と最高にやる気のない生徒会顧問の比土井先生の戦いを思い起こしながら話した。

加賀が話を続ける。
「食べ物系の模擬店があるとやっぱり楽しいよね。いまは転校しちゃったしもにーがいた頃から計画して準備を進めてたんだ」
「下仁田さん…ですか?」
美紅ちゃんが聞いた。

「うん」
加賀は少し寂しそうにうなづいた。
「食べるの大好きな子でさ、ほらここ、俺としもにーで作ったお菓子置き場
そう言って加賀はキャビネットの引き戸を開けた。中にはバスケットが入っていて、沢山のお菓子が山盛りになっていた。
「生徒会活動のあと、よくみんなにここのお菓子配ってた」

「しもにーは球技大会まで一緒に活動してて、特典のクリームパンをおすすめするポップとかつくったりしてたな」
加賀は下仁田さんのことを思い出しながら話す。

『おばちゃーんポップできたよ~、特典のクリームパンが目立つようにおすすめポイント書いてみた―』
『あらありがとね』
『やさしいクリームパン、私大好きなんだー』
『この機会にもっとみんなにおいしさが伝わるといいなあ!』
下仁田さんは笑顔で言っていた。

寂しそうにしている加賀の話を聞いて、美紅ちゃんが話す。
「やさしいクリームパンが好きなやさしい方だったんですね…下仁田さん」
「うん…そうだね、お菓子にたとえると…マシュマロっぽい感じの子
そう言って加賀は、マシュマロの袋を手に取った。

「マシュマロ…?」
美紅ちゃんはピンとこなかったようだ。

「うん、深谷も九条もどっちかというと尖ったキャラじゃん?そんな中でしもにーはフワフワしておっとりしてて…いつもみんなを和ませてくれてた」
加賀は寂しそうに笑う。
「疲れたときにお菓子を食べたらなんかほっとするような…そんな感じの子」

加賀は我に返ったように
「アハハごめんねー引き継ぎしてたらしもにーのこと思い出しちゃって、勝手に語り出して。吉川さん全然知らない人なのにね」
と言った。
「いえ、お話聞けてよかったです」
美紅ちゃんは笑顔で言う。

ちょうど、印刷室に言っていたメンバーが戻ってきた。
「資料の準備がおわったぞー」
会長がドアを開けて一番に入って来る。

「あ、おつかれー、こっちも引継ぎ終わったとこ」
加賀が言う。続いて入ってきた九条さんが、机の上に出されたお菓子に気が付く。
「ん?どうしたんだ?こんなにお菓子広げて」

「これも引継ぎの一環?お菓子スペースの説明。ついでにちょっとお菓子でも食べて休憩しない?九条の好きなチョコレートあるよー」
加賀が、チョコレートを手に持って言った。

九条さんは、お菓子をすすめる加賀を見て、下仁田さんの姿と重ねた。
『九条ちゃんの好きなチョコもあるよ』

「…そうか、下仁田が転校してからそこのお菓子を出すこともなくなっていたな…。…まあ今日の仕事は順調に片付いているし、少し休憩するのもいいだろう」
九条さんが言う。
「じゃあお茶淹れますね」
美紅ちゃんが申し出た。
「手伝おう、吉川さん」
と九条さんも言った。

***

加賀は一人、手の中に持っていたマシュマロを見る。

『加賀くん!文化祭で食べ物屋さんができるのうれしいね』

そう言っていた下仁田さんのことを思い出していた。
「しもにーも文化祭…一緒に…やりたかったろうな…」
加賀は一人呟いた。

ToBeContinid

あらすじの続きはこちら

『学級委員に、なりました。』episode92【あらすじ&感想】

前話はこちら→『学級委員に、なりました。』episode90【あらすじ&感想】

学級委員に、なりました。【episode91】の 感想

加賀くんは、転校してしまった下仁田さんのことが好きだったようですね。ちょっと切ないです。美紅ちゃん、聞き上手です。

生徒会の癒し系だった下仁田さん。仕事だけじゃなくて、色んなバランスをとっていたようですね。

『学級委員に、なりました。』とは

WEB漫画アプリ「comico」にて2016年~連載。作者はノエノ。2018年5月から長期休載に入ったが、2019年1月に連載に連載再開。休載前は週間連載だったが、連載再開後は隔週更新に変更。

学級委員になったふたりとその周囲の人たちの物語。

【登場人物の紹介はこちら】

『学級委員に、なりました。』【登場人物の紹介】

コメント