『学級委員に、なりました。』episode77【あらすじ&感想】

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学級委員に、なりました。 学級委員に、なりました。
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web漫画/学級委員に、なりました。【第77話あらすじ&感想】~異業種交流会レポート~

学級委員に、なりました。【episode77】 を一言で

壁ドン祭り

 

学級委員に、なりました。【episode77】の あらすじ

2-Dの教室に、美紅ちゃんを生徒会へと勧誘に来た生徒会長は、美紅ちゃんに壁ドンをして、それを修也が止めた。すると会長は、
「君は彼女の」
ドン
「何なんだ」
そう言いながら、会長は修也に壁ドンをした。

言うほど俺は
美紅ちゃんにとって特別な存在でもなんでもない…

「何って……俺は、美紅ちゃんの……友達で、…このクラスの学級委員同士…だよ」

…それ以外の何でもない

「なるほど」
会長が、壁から手を離した。
「学級委員同士か…だから彼女を生徒会にとられると迷惑だということかな。しかしそれなら彼女のかわりに新しい学級委員を立てればいいだけだろう」

「そっちこそ新しい役員は選挙か何かで決めれば」
修也が言い返す。
「簡単に言ってくれるが、生徒会役員を決める選挙をするということは、学級委員を決めなおすのとはわけが違うんだぞ。テスト明けからは文化祭の準備で忙しくなるというのに、そんなことをしている余裕なんてない。いますぐ有能な彼女の力が必要なんだ」

会長は続ける。
「それに生徒会顧問の比土井先生が、この時期の選挙など許すはずがない」

「何でも例年通りでいいから」
「余計な仕事は増やさない」
と比土井先生はよく言うようだ。

新しい企画やイレギュラーな提案はまず却下してくる人だからな!」
会長の言葉に、美紅ちゃんも、修也も内心、ひどい…と思っていた。会長の話に熱が入る。
球技大会の優勝特典にパンをつけようとしたときもそうだった…」
修也と美紅ちゃんは黙って聞いている。

球技大会前に、会長が男子生徒と校内の見回りをしながら、話をしていた。
「ううむ…球技大会が盛り上がるような何か良いアイデアがどこかに転がってないか…」
すると、購買部のおばちゃんに話しかけられた。
「あら、生徒会の子たちじゃない、放課後の見回り?ご苦労様ねー」

「こんにちは、購買部では何かお困りなことなどないですか?ご意見何でもお聞かせ下さいー」
会長が言う。
「え?困ってること?」
おばちゃんがちょっと考える。

「うーん、困ってるほどでもないかもしれないけど、うちは焼きそばパンが一強すぎるせいか、他のパンがいまいち目立たなくてねー…食堂も充実しているしお弁当の子も多いでしょー、だから時々パンが売れ残ったりするの」
おばちゃんが手元のパンを一つとって見せた。
「ほらこのクリームパンなんかもおばちゃんおすすめなのよー、素朴でとってもやさしい甘さのクリームパン、食べると本当にやさしい気持ちになれるの。うふふ、不思議よね~、もっとみんなに手に取ってもらえたら嬉しいわねー」

会長はおばちゃんの話を聞いて、突然おばちゃんに壁ドンをした。
「俺にいい考えがあります!」
おばちゃんは驚いて、キャッという。
「そのパン…球技大会の特典にしませんか、生徒に広まるきっかけになるかも!」
ずいっと迫ってくる会長に対して、
「えっ…あのよくわからないけど…はい…」
おばちゃんは赤くなり、ドキドキしながら答えた。

「はーい深谷そこまでー、いったん離れて話合おうか、おばちゃん勢いで返事しちゃってるから」
金髪の男子生徒がストップをかけた。

その後交渉はスムーズに進み
比土井先生に企画内容を提出したのだが…

「え?新しい企画?やるの?これ。うーん、べつにいつも通りの球技大会でいいんだけどな~、まあ職員会議でOKが出たらな」
比土井先生は面倒臭そうに言った。

後日。

廊下を歩く比土井先生を生徒会長は呼び止めた。
「比土井先生!あの企画どうでしたか?!」
会長は、比土井先生に対して、両手で壁ドンをした。
「ふぁ…?」
と驚く比土井先生に会長は構わず続けた。

「今度っいつですか?それで間に合うんですか?」
そして、顔面をずずず…と近づけていく。
「い・ま・す・ぐお願いします…」

「おーい深谷、その距離は一歩間違うと大事故になりかねないぞ、比土井先生と壁ドンからのチューするつもりか?」

そしてあの企画はギリギリで通ったため
告知が不十分になってしまった

「くっ…仕方ない!もういっそサプライズ企画ということにするか!告知なしで!」
会長が言った。
「潔い方向転換ですね!さすがです会長」
と九条さん。

***

「……あのパンは、生徒会の方々がそうやって企画してくださったものなんですね」
会長の話を聞いていた美紅ちゃんが言った。
「うちの学校では、球技大会はいまいち盛り上がらない行事だろう、だから何かみんなのやる気が出るようなことをして、球技大会を楽しめるようになればいいなと思ったんだ。結果的にサプライズ企画となってしまったが…来年のやる気につながればと思ってる」
会長が説明を続けた。

美紅ちゃんは、あの時、愛花に言われたことを思い出していた。
「…パンも半分こしたでしょ」
「もう友達じゃん」

そしてそのことを話す、
「…あのパンをもらって、私はお友達ができました」
「…そうか、それはよかった!」
会長が笑顔になった。

修也は話す二人を見て思う。

…いまの美紅ちゃんは
もう
困っていない

ToBeContinid

あらすじの続きはこちら

『学級委員に、なりました。』episode78【あらすじ&感想】

前話はこちら→『学級委員に、なりました。』episode76【あらすじ&感想】

学級委員に、なりました。【episode77】の 感想

会長、性別問わず、老若男女だれにでも壁ドンするんですね。そして、いつでも暴走気味…そしてあまり人の話を聞かない…そして、学級員に対しての言い方もちょっとひどいです。

でもその強引さで周りを動かしたり、比土井先生の対応もしてきたわけですから、生徒会長という今の地位にいると思うと仕方ないのかな。。。前回までの、ちょっとポンコツな感じは愛すべきキャラクターだと思っていたのですが、美紅ちゃんの勧誘に関しては、ちょっと強引すぎて憎めなくないです。

でもそんな会長の話に耳を傾けられる美紅ちゃんはいい子ですね。パンのエピソード、愛花と仲良くなったきっかけで、ほっこりとした気持ちを思いだしました。でも、だからこそ美紅ちゃんには学級委員を続けてほしいなと思ってしまいます。

 

『学級委員に、なりました。』とは

WEB漫画アプリ「comico」にて2016年~連載。作者はノエノ。2018年5月から長期休載に入ったが、2019年1月に連載に連載再開。休載前は週間連載だったが、連載再開後は隔週更新に変更。

学級委員になったふたりとその周囲の人たちの物語。

【登場人物の紹介はこちら】

『学級委員に、なりました。』【登場人物の紹介】

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