『学級委員に、なりました。』episode65【あらすじ&感想】

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学級委員に、なりました。 学級委員に、なりました。
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web漫画/学級委員に、なりました。【第65話あらすじ&感想】~異業種交流会レポート~

学級委員に、なりました。【episode65】 を一言で

放課後の勉強会と放課後デート

学級委員に、なりました。【episode65】の あらすじ

「…これ、美紅ちゃんの教科書?」
修也が聞いた。その教科書は、見開き1ページ、蛍光色だった。放課後の教室、修也と美紅ちゃんは向かい合わせに座って、教科書を見ていた。

なんという隙のないアンダーライン

修也は、その教科書を目の前に、目喰らう。

もはやどこが重要なのかわからない…!

教科書丸暗記しようとしてるのかな…

美紅ちゃんならありえるけど

それならマーカー引く意味が…

そして修也は、美紅ちゃんのノートを見る。美紅ちゃんのノートは、どこに出しても恥ずかしくない完璧なノートだった。

ノートもすごくきれいな字で

丁寧に色分けもされて…

でも手が込んでる分、ノート作るだけで

結構な労力になってそう

美紅ちゃん真面目だからなー

すべてに全力というか

そしてそこが可愛い

「えっと…教科書は」
美紅ちゃんの教科書とノートに一通り目を通した修也が口を開く。
「マーカー引く派なら、全部じゃなくてポイントしぼった方がいいと思う、ノートも見た目の美しさに力を入れすぎると本末転倒だから、ほどほどで。」
美紅ちゃんは、修也の話を姿勢よく聞いている。
「あ、それから英語はちょっと特別なんだけど…比土井先生の授業がひどすぎるから、参考書買って自分で勉強してる、授業はもうあきらめた」

比土井先生とは、修也たちの英語の先生だ。バーコードの頭をした、おじさんの先生だ。比土井先生のここがひどい!と言われるポイントを紹介する。
・生徒に背を向け、自己完結的に進められる授業
・板書した場所に立ちふさがり、書き写す時間を考慮せず消していく
・不十分な授業内容とは裏腹に課題は鬼のように出しまくる
・抗議の声は届かない
と言ったところだ。
「あーうん、まあそうだね、ここのthatはまーそういうことだよね」
と、黒板に向かって話す比土井先生。生徒たちは、一斉にどういうことだよ、と思っている。

美紅ちゃんは、比土井先生の話を修也から聞いて、少しホッとしたように話す。
「そ…そうだったんですか…授業についていけないのはてっきり自分の理解が足りていないせいだと…」
「いやもうみんな理解するのは諦めて、あのひどさを学校名物として受け止めつつあるんじゃないかな」
修也が言う。

「…では英語の教科書…どんなものがいいんでしょうか…」
美紅ちゃんが修也に相談する。
「それなら一緒に本屋行ってみる?」

***

本屋。
「じゃあ、選んでもらった参考書、買ってきます」
美紅ちゃんが笑顔でレジへと向かう。
「うん、オレは向こうでまってるね」
修也はそう言うと、一人本屋の出口で美紅ちゃんを待つ。

…友達とはいえ、

家に遊びに行ったり

放課後ふたりで一緒に過ごしたりしてると

なんか…付き合ってるのと変わんないような気もしてくるなー

いまでも

すごく

満たされてる

けど

友達のままじゃ

その笑顔に触れたくても

触れられない

心の中で

何度も

そんな衝動を抑えてる…

考え事をする修也の肩に、ポンと触れる手があった。
「ねぇひとり?」
制服を着た女子高校生の二人組だった。
「何してんの?ひまなら一緒に遊ぼーよ」
と声をかけられる。

「…あーごめんね」
修也が断る。
「えー何で?」
「ひまそうじゃん」
女の子達が食い下がる。
「いや、人を待ってて」
修也は断るが、それでも女の子たとは粘った。
「誰待ってんの?友達?その子も一緒でいいよー♪」

修也は言葉に詰まった。

あれ…

これはふつうに断ってもだめか…?

「ねぇねぇいーじゃん」
という女の子に、修也は切り出した。
「…俺、彼女待ってるから
「…彼女?」
そこに、会計を終えた美紅ちゃんがきた。
「藤崎くんお待たせしました」
女の子達ふたりが黙る。
…じゃあ、ごめんね、彼女来たから
修也はそう言って、美紅ちゃんの横に寄り添って歩き出した。

ToBeContinued

あらすじの続きはこちら

『学級委員に、なりました。』episode66【あらすじ&感想】

前話はこちら→『学級委員に、なりました。』episode64【あらすじ&感想】

 

学級委員に、なりました。【episode65】の 感想

友達と勉強する!!というのは、ほぼ勉強が進まないものだと思っていましたが、さすが真面目な美紅ちゃんと、さすが、根は真面目な修也ですね。

美紅ちゃんの教科書とノート、美紅ちゃんらしいです。そして、平均点くらいの成績というのが納得しました。ポイントとか押さえて、頑張る方向性が合えば、成績、上がりそうですね。

修也、逆ナンされていました。断る口実にしても、美紅ちゃんを彼女扱いしていて、ムフフな展開です♪

『学級委員に、なりました。』とは

WEB漫画アプリ「comico」にて2016年~連載。作者はノエノ。

学級委員になったふたりとその周囲の人たちの物語。

【登場人物の紹介はこちら】

『学級委員に、なりました。』【登場人物の紹介】

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