『学級委員に、なりました。』episode64【あらすじ&感想】

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学級委員に、なりました。 学級委員に、なりました。
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web漫画/学級委員に、なりました。【第64話あらすじ&感想】~異業種交流会レポート~

学級委員に、なりました。【episode64】 を一言で

自習の時間の出来事とそれぞれの成績

学級委員に、なりました。【episode64】の あらすじ

学校。修也たち、2-のクラス。
「次の時間は自習なので、今から配るプリントをやって下さい。学級委員はプリントを回収して提出するように」

「ぎゃははは、それでどうなったのー?」
「でさー」
教室がざわざわしてきたことに美紅ちゃんが気が付く。

プリント終わった人が増えてきた…

ちょっと騒がしくなってる

「…あ、あの…」
美紅ちゃんが声をだす。
「んー?」
「なんだなんだ」
クラスメイト達が反応する。
「い…今は授業中なので…じ…自習を…」
美紅ちゃんが立ち上って言った。

「自習っていもプリントやっちゃったしなー」
「他にやることないしなー」
クラスメイト達から声が上がる。
「あ…えっと…」
美紅ちゃんは戸惑う。

他に…

やること…

「じゃあプリント終わた人はさーテスト勉強するっていうのは?テスト近いし、わからないとこあったら学級委員が教えるよー
横から、修也が笑顔で言った。その言葉に美紅ちゃんは、はっとして学級委員スイッチがオンになる。

「え、藤崎くんが?」
「修也くんに教えてもらえるの?」
「はー?教えるよって藤崎が?」
「できんのかよ藤崎―」
「でもさーあいつだいたいいつも学年10位以内に入ってるぜ」
「え、マジか…」
「へー、それなら俺わからないところがあって…」

修也に近づこうとした男子生徒を追い抜いて、肉食女子たちが近づいてくる。
「藤崎くん、わからないところ教えてくれる?」
「私も!」
「私も!」
「あ…うん、じゃあ順番に」
あっという間に修也は女子たちに囲まれた。

「…藤崎くん」
輪の反対側から美紅ちゃんが声をかけた。
「それでは私は…あちらの方でテスト勉強してきますね…!!」
美紅ちゃんはそう言って、取り残された人たちの方を示した。
「学級委員としてみんなが有意義に自習できるよう、手分けして頑張りましょう!」

修也は呆然とする。
「藤崎くん数学教えて!」
「藤崎くん、私は英語!」
修也は美紅ちゃんが、他の男子と一緒なんてめちゃくちゃ不本意だけど、修也は女の子のクラスメイトに囲まれ、美紅ちゃんはスイッチ入ってやる気満々だし、何も言えない。

「藤崎くん、次はこの問題お願い!」
「あーこれは…と」
修也は、一段落したら美紅ちゃんのところに行こうと、修也は必死になる。
「藤崎くん、すっごい真剣に教えてくれるのよねー、さすが学級委員!」
修也は、美紅ちゃんの方に男子が集まっていくのを遠目に見てはらはらしていた。修也のまわりが女子だらけなので、美紅ちゃんの方に男子が流れていくのだ。

「…この問題はこの公式をつかって…」
男子に囲まれて、美紅ちゃんが説明しようとする。
ちがうよー吉川さん、ここでつかうのはこっち」
永斗が教科書に指を伸ばした。
「あ、なるほど」
美紅ちゃんが納得する。
「大丈夫?吉川さん、俺が勉強教えてあげよっか?」
「す…すみません、学級委員なのに」
立場逆転だ。

永斗が笑いながら言う。
「あはは!それにしても吉川さんってすげー真面目に勉強してそうなのに、あんまり勉強できないって意外だね」
永斗のストレートな言葉が、美紅ちゃんにグサッと突き刺さる。ほとんど体育委員が教えてくれたのだ。

「…いや、俺はお前がそんなに勉強出来る方が意外だ」
一緒に輪の中にいた前島くんが言う。
「え?そう?」
永斗の言葉に、周りがうんうんと頷く。

永斗はさー、成績の良いバカなんだよねー」
真理ちゃんがため息をつきながら言った。その横で、愛花もため息をつきながら言う。
「バカなのに成績は良いってなんかムカつくよねー」
その言葉に永斗は慌てる。
「ちょっそこはギャップ萌えするとこじゃないの!?バカっぽいのに勉強できるなんて永斗くんかっこいいーってなるとこなんじゃないの!?」
永斗の言葉に、真理ちゃんも愛花も
「ないない」
と答える。

そこに、チャイムが鳴る。
「あ、自習終わった」
「プリント回収します」
と美紅ちゃん。間に合わなかった、と修也。

***

「さっきは新田くんが教えてくれたので助かりました」
修也と美紅ちゃんは、プリントを提出しに行くのに廊下を歩いていた。新田君とは永斗のことだ

「あー永斗は要領良いからさ、勉強もポイントだけさらっと押さえてるんだよなー、テスト前に勉強してるそぶりないけどいつもきっちり点数とっててすごいよ」
修也が言う。
「それにひきかえ私は…学級委員なのにこんなことじゃいけませんよね…がんばらないと…!」
美紅ちゃんが言った。

「美紅ちゃん、良かったら俺も…わかんないとこ教えるよ?放課後、一緒に勉強しない?」
修也が誘う。

ToBeContinued

ちなみに、5人の成績順
修也(だいたい学年10位以内)→永斗→真理→愛花(平均以上) →美紅(平均点)

あらすじの続きはこちら

『学級委員に、なりました。』episode65【あらすじ&感想】

前話はこちら→『学級委員に、なりました。』episode63【あらすじ&感想】

学級委員に、なりました。【episode64】の 感想

勉強ができて、スポーツもできて、やさしい永斗くん、どうしてもてないのでしょうか。むしろ、勉強ができても、スポーツが苦手な修也よりも万能なのでは、と思ってしまいます。

仲良し4人組は、4人とも平均以上の頭のいいグループだったんですね。確かにバランスは取れてると思いますし、なんか順位にも納得です。ただ、美紅ちゃんがジャスト平均点とは、意外でした。永斗と同じように思っていました。

放課後一緒に勉強という口実のデートを、さらっと誘える修也、さすがです。

『学級委員に、なりました。』とは

WEB漫画アプリ「comico」にて2016年~連載。作者はノエノ。

学級委員になったふたりとその周囲の人たちの物語。

【登場人物の紹介はこちら】

『学級委員に、なりました。』【登場人物の紹介】

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