web漫画/学級委員に、なりました。【第61話あらすじ&感想】~異業種交流会レポート~
学級委員に、なりました。【episode61】 を一言で
下心てんこ盛りの修也と純粋な感謝の気持ちを伝える美紅ちゃん
学級委員に、なりました。【episode61】の あらすじ
美紅ちゃんの部屋で二人きり。
「からかって、ないよ」
修也はそう言いながら、美紅ちゃんの手を取った。
「…え」
修也と美紅ちゃんは見つめ合う。
あー
学校じゃないし
二人きりだし
…いつもより
自制心働いてないなー
自制心も休日仕様か?
でも
せっかく少しずつ
心を開いてくれるようになったんだから
ここは築いた信頼を失わないよう
慎重に
修也はそう思って、ぱっと美紅ちゃんの手を離した。
「あ、こっちの写真は?幼稚園の制服着てる」
コルクボードの写真に話題を戻した。
「えっとそれは去年、碧依の幼稚園の入園のときに一緒にとったものです」
ゆっくり
距離を縮めて
「碧依くんと一緒の写真が多いんだね、仲良いんだ」
修也が笑顔で言う。
「…というか、お友達の写真は…………ないので…」
美紅ちゃんが答える。
思いがけず心をえぐった…!
せっかく開いた心が閉じる…!
「こ…これからは増えてくよ。俺たちとの写真が!いっぱい行事もあるし学校以外でもみんな遊びに行ってさ、友達との写真、いっぱいとろう」
修也が言うと、美紅ちゃんは手帳を取り出して、見開きのページを修也に見せた。そのページの真ん中に、先日5人で撮ったプリクラが貼ってあった。美紅ちゃんを真ん中にして、永斗、修也、真理ちゃん、愛花で囲む。『初プリ』と落書きがしてあった。
「…これってこの前の…」
修也がプリクラを見て言う。
「私がお友達と一緒にとったはじめての…写真です」
手帳を開いたまま、美紅ちゃんが言う。
「ありがとうございます、藤崎くん。愛花ちゃんたちとも仲良くなれたのは、藤崎くんが私とお友達になってくれたからです。実は今日のことも愛花ちゃんと真理ちゃんに相談したんです。藤崎くんが喜ぶことなどを教えてもらって…いままではそんな話をする相手がいるなんて…想像もできませんでした」
そして美紅ちゃんは、とびっきりの笑顔で続ける。
「藤崎くんに出会えてよかった。お友達になってくれてありがとうございます。今日は藤崎くんにちゃんとお礼が言いたくて…」
嬉しそうに話す姿を
いますぐ抱きしめてしまいたい
とか…
不純な俺の友情に
そんなまっすぐお礼を言われると
…申し訳ない気持ちでいっぱい…
喜びに勝る罪悪感
…にしても部屋で二人きりはほんとヤバいな…
さっきから普段は抑えてる感情が次々と…
自制心は休日対応中だし
いまちょっと自分に自信ないわ
気付いたらなんかしちゃってそうで怖いんだけど…
修也が考え込んでいると、美紅ちゃんの部屋のドアがカチャッと開いた。
「…碧依?」
ドアの方をみて、美紅ちゃんが声をかける。
「どうしたの?碧依」
碧依くんは、とととっと部屋に入ってきて修也の前に立ち、じいっと修也を見る。
「…ふじさきって…みくの友だち?」
碧依くんが聞いた。
「そうだよ」
修也が答える。横で美紅ちゃんは、碧依くんが修也を『ふじさき』と呼び捨てにしたことを注意するが、修也は、俺は大丈夫、と言う。
「じゃあふじさきは…」
碧依くんが言う。
ToBeContinued
あらすじの続きはこちら
『学級委員に、なりました。』episode62【あらすじ&感想】
前話はこちら→『学級委員に、なりました。』episode60【あらすじ&感想】
学級委員に、なりました。【episode61】の 感想
最近、私の心は愛花ばかりにフォーカスしてしまっていましたが、ここに来て、前話あたりからまた、美紅ちゃんにも愛が戻ってきました(笑)現金ですみません。可愛い子が好きなんです。
ちょっと冷めてて飄々としている修也が少し欲張りになっているところもいいですね。
引っ込み思案で謙虚な美紅ちゃんに比べて、生意気な碧依くんも可愛いですね。顔が可愛いから、生意気でも許されますね(笑)そしてまさかのふじさき呼びも、可愛いです!!仲良くなれるかな。
『学級委員に、なりました。』とは
WEB漫画アプリ「comico」にて2016年~連載。作者はノエノ。
学級委員になったふたりとその周囲の人たちの物語。
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