『学級委員に、なりました。』episode52【あらすじ&感想】

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学級委員に、なりました。 学級委員に、なりました。
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web漫画/学級委員に、なりました。【第52話あらすじ&感想】~異業種交流会レポート~

学級委員に、なりました。【episode52】 を一言で

修也と美紅ちゃんが一緒に歌い、愛花は凹み気味?!

学級委員に、なりました。【episode52】の あらすじ

 

「…美紅ちゃん、あんまりカラオケ慣れてない?」
回ってきたデンモクを触る美紅ちゃんに、隣の修也が声をかける。
「…えっと、いままで来たことがなくて」
「そうなんだ、機械の使い方とか分かる?」
「あ…はい…たぶん、他の人が使っているところを見ていたので」
そう言いながらデンモクを触っている美紅ちゃんの手元を、修也も覗き込んだ。
「この曲を…」
「あー最近よくCMで流れてるやつだ、いいよね、これ俺も好き
二人の様子を、2人の正面に座っている女子が眺めていた。

「…あの、打ち上げがカラオケと聞いて…歌えるように練習したんですが…でもみんなの前だと緊張して、ちゃんと歌えるかどうか…」
美紅ちゃんが遠慮がちに言う。

…練習したんだ、こんなとこでもまじめ

「じゃあ、俺と一緒に歌う?」
修也はくすっと笑いながら言った。
「いっ…いいいんですか?」
「もちろん」
美紅ちゃんは真っ直ぐに修也の方を見ていた。

「次歌うのだれー?」
「はーい、俺たち」
前に歌ったクラスメイト二人がマイクを渡す。
「学級委員で歌います」
と言いながら、修也と美紅ちゃんは立ち上がった。修也の『学級委員』という言葉に、美紅ちゃんからカチッと音がする。

あ、スイッチ押しちゃった…

と修也は思いながらも、2人は歌い出した。美紅ちゃんは、両手でマイクを持って、修也とは反対側にある画面をガン見しながら、一生懸命に歌った。

…すっげー一生懸命

マイク両手もち

…てか一心不乱に歌って

全然こっち向かないかな…

美紅ちゃんは視線は常に画面から逸らさず歌っているので、修也は美紅ちゃんの後ろ姿を見ながら歌い、思った。

…後ろ姿だけでも

一生懸命歌ってんのが

伝わってくる

可愛い…

***

カラオケボックスの廊下にあるドリンクバーのコーナーで、クラスメイト達が話していた。
「ねーねー、さっきさー、藤崎くん、吉川さんのことめっちゃ見てなかった?」
「あー歌ってた時でしょ?それ私も思った!」
「だよねー」
と、女子3人が、ジュースを注ぎながら話す。
「私、2人の目の前に座ってたからすっごい感じたんだけど、藤崎くんの距離の取り方とかも、けっこう近くない?」
「うーん、言われてみればそうかも…」

そして、パーティールームへと帰りながらも話す。
「やっぱり付き合ってんのかなー、あの二人」
「でも吉川さんの方は、歌うのに一生懸命って感じで、全然藤崎くんの視線に気づいてなかったよね」
「そーそー、完全にスルーされてんの、ウケる」
「もしかして藤崎くんの片想い?」
「だとしたらちょっと意外でカワイイよね」
「何か応援したくなるかも

彼女たちの会話を、トイレの中で聞こえていた愛花。通り過ぎた後に、少し沈んだ顔をしてトイレから出てきた。そして、パーティールームへと戻る。部屋に入ると
「お!愛花戻ってきた!」
と永斗が声をかけてきた。
「なあ!俺らも体育委員コンビで一緒に歌おうぜ!」
そう言って、愛花の背中をポンとたたく。
「学級委員コンビに負けてられないじゃん?」
笑顔で笑う永斗の顔を愛花は見つめる。

「なに対抗してんの、永斗、バカみたい。あたしは真理ちゃんと歌う約束だもん」
愛花は、さらっと永斗に言う。
「え」
と言って立ち尽くす永斗を放って、愛花は真理ちゃんの側に行く。
「真理ちゃん一緒に歌お!」
「うん、何歌うー?」

「…ちぇー、なんだよー俺ぼっちかよー」
永斗はぶーたれてメロンソーダを飲みながらソファーに座った。そして、真理ちゃんと話す愛花に目をやる。
「まー…愛花が元気そうならいっかー」

ToBeContinued

あらすじの続きはこちら

『学級委員に、なりました。』episode53【あらすじ&感想】

前話はこちら→『学級委員に、なりました。』episode51【あらすじ&感想】

学級委員に、なりました。【episode52】の 感想

愛花は以前、自分のことを冷静に分析していて、ぶりっこで同姓からはあまり好かれないと思っています。修也に甘えてる姿とかも、回りの女子からは反感を買ってしまった経験もありました。

そんな中、修也の相手が美紅ちゃん周りも納得(?)的な会話は、少し酷だと思いました。状況としては、修也の片思い具合と、美紅ちゃんの修也が仕事上の関係、アウトオブ眼中具合に対しての修也への同情が、大きく影響しているとはいえ、きっと愛花は、自分だったらという思いもあると思います。

ぼっち永斗、がんばれ!!子犬みたいですね。永斗くん。多少雑に扱っても、冷たくしても大丈夫な安心感と信頼があるのだと思います。

『学級委員に、なりました。』とは

WEB漫画アプリ「comico」にて2016年~連載。作者はノエノ。

学級委員になったふたりとその周囲の人たちの物語。

【登場人物の紹介はこちら】

『学級委員に、なりました。』【登場人物の紹介】

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