web漫画/学級委員に、なりました。【第50話あらすじ&感想】~異業種交流会レポート~
学級委員に、なりました。【episode50】 を一言で
愛花は、美紅ちゃんを打ち上げに誘い、出席を修也に報告。その行動について永斗は考える。
学級委員に、なりました。【episode50】の あらすじ
登校中に会った修也と永斗が、廊下を話しながら教室へと歩いていた。
「それで打ち上げどこでやんの?」
修也が、打ち上げの幹事になった永斗に聞いた。
「候補は駅前のカラオケか…」
「あ、永斗おはよう」
正面から、真理ちゃんと愛花が歩いてきた。
「おはよー」
真理ちゃんと永斗が挨拶する一方で、愛花は、修也の顔をじっと見つめた。
「……」
それから言う。
「修也、吉川さん来てるよ、吉川さんも打ち上げ、来れるって」
愛花は、真っ直ぐに修也の方を見ていた。
「…愛花、打ち上げのこと伝えたんだ」
横から永斗が口をはさんだ。
「…そりゃあたし、幹事だし…ていうかあんたが言いだしたんでしょ、体育委員でやるって」
愛花に言われて、永斗はおどけた表情をする。
「だって愛花がやる気になってたっぽかったから、なんか俺もつられて気分が乗っちゃって~」
愛花は、打ち上げに行こうと声が上がったクラスメイト達に、学級委員の二人がいる時にしようと提案したのだった。
「…別にあたしは、あの時そんなつもりじゃなかったけど…でもまー、よかったね修也。吉川さん来られそうで」
愛花は言いながら、視線を外して、修也の横を通り過ぎて言いた。
「ああ、サンキューな、愛花」
修也が言った。永斗は、愛花と真理ちゃんの後ろ姿を振り返り見ながら、何かを思っていた。
***
2-Dの教室に修也と永斗が入った。
「美紅ちゃん、おはよ!」
「あっ…おはようございます、藤崎くん、昨日はありがとうございました…っ」
美紅ちゃんが立ち上がる。
「美紅ちゃんもう大丈夫なの?」
「はい、一晩寝たらすっかり…!」
「愛花から聞いた。打ち上げ来れるんだって?」
「あ、はい」
そんな2人の様子を、永斗はなんとなく、見ていた。修也が先程言っていた言葉を思い出す。
「焦って壊したくないから」…か
もしかして愛花も
修也のことそんな風に思ってたりすんのかな
だから
友達として今まで…
そう考えたところで、修也は、先程の愛花の行動にも思いを馳せる。
「吉川さん来てるよ、吉川さんも打ち上げ、来れるって」
でもじゃあ、さっきのやりとりはなんだ?
矛盾するぞ…?
……………やっぱ俺の考えすぎで
修也のことなんて何とも思ってねーのかな…?
あくまでお気に入りの友達?
いや
でも
まてよ…
ぐるぐるぐるぐる考えて、ぐるぐるぐるぐる…そして、はっ!と気が付いた。自分が、ぐるぐると真理ちゃん化していることに気がついたのだ。永斗は大きなため息をついて、自分の席に座った。
いくら考えたって
人の心の中なんて
わかるわけねーか
考えてわかんのは
自分の気持ちだけだ
***
「じゃあ打ち上げの場所は駅前のカラオケに決定ね。俺、パーティールーム予約いれとく。予約取れたらみんなに連絡回して…」
昼休み、永斗と愛花は屋上で打ち上げの打ち合わせをしていた。永斗が愛花に話していると、愛花は、
「あ…吉川さんの連絡先聞くの忘れた…」
と言った。
「…吉川さんには修也が伝えるって言ってた」
愛花は、スマホに視線を落としたまま
「…そっか」
と言った。永斗は、そんな愛花の表情を見る。
「………っ愛花!」
そして、愛花の名前を大きな声で呼んだ。愛花は、スマホから視線を上げて、永斗を見た。少し驚いた顔をしている。
ToBeContinued
あらすじの続きはこちら
『学級委員に、なりました。』episode51【あらすじ&感想】
前話はこちら→『学級委員に、なりました。』episode49【あらすじ&感想】
学級委員に、なりました。【episode50】の 感想
愛花が美紅ちゃんに話しかけた理由は、打ち上げに誘うためでしたね。永斗と修也は、修也から誘うと話していましたが、私としては、愛花から誘ってもらえて、よかったと思いました。
美紅ちゃんにとっては、修也と仲良くなるのもいいことではありますが、クラスに溶け込むことも、女子のクラスメイトと話すことも喜びの一つではあるかと思います。
そして愛花も、修也に対する気持ちを考えると、なかなか美紅ちゃんにはやさしくできないかと思いますが、それでも、ちゃんと相手を認めて振舞っていますね。修也に報告したのも、愛花の表情からは、割り切っていく途中、というのがわかりますが、乗り越えてほしいです。
それにしても修也の、「愛花サンキュー」は、罪ですね。。。
『学級委員に、なりました。』とは
WEB漫画アプリ「comico」にて2016年~連載。作者はノエノ。
学級委員になったふたりとその周囲の人たちの物語。
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