『学級委員に、なりました。』episode49【あらすじ&感想】

スポンサーリンク
学級委員に、なりました。 学級委員に、なりました。
スポンサーリンク

web漫画/学級委員に、なりました。【第49話あらすじ&感想】~異業種交流会レポート~

学級委員に、なりました。【episode49】 を一言で

修也の思いを永斗が聞く&美紅ちゃんとクラスメイトの関係の変化

学級委員に、なりました。【episode49】の あらすじ

球技大会の翌朝、修也と永斗は校舎に向かって並んで歩く。
「ところで修也、今度の短縮授業の日、放課後空いてる?」
永斗が話し始めた。
「実は昨日、修也たちが保健室に行ってからさ…」

***

球技大会後、決勝に行った女子ソフトのメンバーと、応援に残っていたクラスメイト達。全員で打ち上げに行こうという話になっていた。

「…でどうする?こらから…」
「打ち上げ…する?」
「うーん…せっかく優勝したしなー」
クラスメイト達が話し合っている。そんな中、愛花がおもむろに声を上げた。

「…っちょっと待って、今は学級委員の二人がいないじゃん。打ち上げやるなら…あの二人も揃ってからにしようよ…!」
クラスメイト達は愛花の話に耳を傾けた。そして
「…そうだねー」
「みんな揃って打ち上げしたいよね、じゃあ、あらためて別の日にする?」
「俺このあと部活だからその方がいいなー」
「私もー」
賛成の意見が多いようだ。

「今度さー、短縮授業で部活も休みになる日なかったけ」
「あるね!」
「その日なら行けるー」
「俺も俺も」
その声を聞いて、今まで黙って聞いていた永斗が、にっと笑った。
「それでは!」
そう言いながら、永斗は愛花の肩を組んだ。
球技大会最後の仕事として、体育委員が打ち上げの感じやりまーす!出欠連絡とか俺らにちょーだい☆」
愛花はちょっとびっくりした顔をしている。

「おっけー」
「連絡先知らない人交換しよー」
「スマホもってるやつはグループ作るか―」

***

「ってわけ」
と、永斗は昨日のやり取りを修也に説明した。
「吉川さんは今日は休みかな」
「どうだろ、熱下がってるといいけど…」
修也が答えた。
「なー、吉川さんってスマホとか持ってる?」
永斗が聞いた。
「持ってないっぽい。そっか…じゃあ…美紅ちゃんへの連絡なら俺がするよ、内容俺に送って、伝えとく」
と修也が申し出る。
「んじゃ頼むわ」
「ああ」

永斗は、隣を歩く修也のことをちらっと見た。
「…で、修也はご希望通り吉川さんと仲良くなれてんの?」
両手を首の後ろに回しながら、永斗が聞いた。以前、修也は吉川さんについて、「仲良くなりたいなーって思ってるとこ」と話していた。

「……もしかしてもう付き合ってる?みんなの前では全力で否定されてたけど」
永斗は、完全に修也の方をむき、修也を指さした。
「めでたく友達になりました」
「…なんだ、友達か…俺はてっきり彼女にすんのかと思った」
永斗はつまらなさそうな顔をしてそっぽを向くが
「それは今後の希望
という修也のその返答を聞いて、もう一度修也の方を見た。

「ふーん、やっぱり…でもお友達からはじめましょーって、随分のんびり構えてんだな、何それ余裕?はーモテる男は違うわー」
永斗の冷やかしを修也は否定する。
「あのなー…余裕なんてあったらとっくに告白してるっつの
それを聞いて、永斗は驚きの表情になる。口には出さないが、美紅ちゃんのことを考える。

えっ…修也が余裕ないって、吉川さんそんなに手強いの?そうは見えないけど!?

永斗の頭の中には、怖い顔をした美紅ちゃんが
「もっとメガネが似合う男になってから出直してください」
と怒って言っている姿を想い浮かべていた。

一方、修也は、美紅ちゃんが友達になるだけでも顔真っ赤にしちゃうような子だもんな…そういうとこがかわいいんだけど、と考えていた。

「…だからのんびりでもいいんだよ、焦って壊したくないから
穏やかな表情で修也が言った。

ゆっくり大切に

距離を縮めていけばいい

永斗はそんな修也を見ながら、ふーん、と言った。

***

2-Dの教室。
「ゆあちゃん、昨日のドラマみたー?」
「うん!凛くんやっぱりかっこよかった~」
クラスメイトたちがおしゃべりしながら入ってきた。美紅ちゃんは、席に座って本を読んでいた。
「あ」
美紅ちゃんに気がついたクラスメイトが声をかける。

「吉川さん、おはよう」
美紅ちゃんは、本から顔をあげ、クラスメイト達の方を見た。
「昨日大丈夫だった?」
「もういいの?」

美紅ちゃんは、慌てって
「あ…っはい、もう熱も下がって…っ」
と答える。
「そっか!よかったね!」
と言ってもらえて、美紅ちゃんの顔がほころんだ。
「あ…ありがとうございます…!」

去年、同じクラスだった時は

一度も個人的な会話をしたことがなかったけど

話しかけて…もらえた

そんな美紅ちゃんに、今度は後ろから、愛花が声をかけた。
「ねぇ、吉川さん、ちょっといい?」

ToBeContinued

あらすじの続きはこちら

『学級委員に、なりました。』episode50【あらすじ&感想】

前話はこちら→『学級委員に、なりました。』episode48【あらすじ&感想】

学級委員に、なりました。【episode49】の 感想

彼女にしたい、とこんなに素直に言えてしまう修也、さすがですね。それにしても、手強い美紅ちゃんの想像、修也と永斗に差が有りすぎて、面白いです。とくに、永斗の「もっとメガネが似合う男になってから出直してください」と言いながら怒る美紅ちゃんって、どんな・・・と笑ってしまいました。

愛花、美紅ちゃんと何を話すのかな・・・愛花が美紅ちゃんに話しかけると、緊張感がありますね。

『学級委員に、なりました。』とは

WEB漫画アプリ「comico」にて2016年~連載。作者はノエノ。

学級委員になったふたりとその周囲の人たちの物語。

【登場人物の紹介はこちら】

『学級委員に、なりました。』【登場人物の紹介】

コメント