web漫画/学級委員に、なりました。【第34話あらすじ＆感想】～異業種交流会レポート～
学級委員に、なりました。【episode34】 を一言で
用がなくても一緒にいられる友達と体育委員永斗
学級委員に、なりました。【episode34】の あらすじ
「行ってきます！」
翌朝、学校へ行こうと家を出る美紅ちゃんに、美紅ちゃんのお母さんが声をかけた。
「美紅、なんだかうれしそう、学校で何かいいことでもあった？」
美紅ちゃんは、玄関のドアに手をかけながら答える。
「…お、お友達が…できたの…！」
＊＊＊
学校。
「美紅ちゃん」
昇降口のところで、美紅ちゃんは修也に呼ばれた。
「おはよ！」
美紅ちゃんが顔を上げると、修也と目が合い、挨拶をされる。
美紅ちゃんも、顔を赤くしながら挨拶をする。
「…お、おはようございますっ」
そして、ペコッと頭を下げた。
朝からていねいだねー、と修也も軽く頭を下げた。そして、顔を上げた二人は見つめ合った。しかし美紅ちゃんは、くるっと踵を返し
「えっと、それでは失礼します」
と言って言ってしまう。
修也は
「えっ」
と驚く。
「待って待って！去らないで！」
と修也が美紅ちゃんの後ろ手を引いた。
「…？」
振り返る美紅ちゃん。
「いや、そんな怪訝そうな顔されると…」
可愛いんですけど、という言葉を修也は飲み込んで
「教室一緒に行こうよ…友達じゃん？」
と続けた。
…そうか
友達って
用がなくても一緒にいていいんだ
美紅ちゃんはそんなことを考えていた。修也と美紅ちゃんは、並んで話しながら、教室まで歩く。
「今日のLHRで球技大会のことはなすんだっけ。うちの学校、毎年球技大会の種目変わるよねー、美紅ちゃんは１年のときに何に出た？」
＊＊＊
LHR。修也と美紅ちゃんが教壇に立ち、進行をする。
「学級委員からの報告は以上です。残りの時間は球技大会について説明します。というわけでここからは、体育委員前に出てきて…」
修也はそう言いながら…ていうかうちの体育委員誰？と、委員決めの時はサボって不在だった修也は思っていた。
「はいはーい！俺たち体育委員でーす！」
じゃーんと出てきたのは、永斗と、そんな永斗にうざいと思っている愛花だった。
修也は少し驚きながら聞く。
「お前ら体育委員だったの」
永斗は、自分たちが体育委員を選んだ理由を説明する。
「このクラスではみんな一回は委員か係やる決まりなんだってー、前期の体育委員は球技大会終わったら仕事ないから狙い目なんだぜ☆運動会は実行委員がやるし、体育の授業は教科の担当だし」
そして、永斗は修也と、バトンタッチ、と手を合わせた。
「じゃ学級委員はお疲れ！ここからは体育委員にまかせろ♪」
「んじゃよろしく！」
と修也が言うと、クラス内の肉食女子チームからブーイングが起こった。
「ええ～～～！！」
「修也くんもう退場しちゃうのー？」
「つまんなーい！」
「永斗とチェンジーー！」
そして、チェンジコールが沸き起こる。
「俺…チェンジ…？」
永斗が寂しそうに聞いた。
「チェンジで！」
声を揃えて言われる。
「ええいっそれじゃあ、一部の肉食女子さん声にお応えして！」
永斗が涙目になりながら、話す。そして、修也の両肩を両手でがしっと押さえた。
「学級委員もここでサポートをお願いします」
「…サポート？」
修也が復唱した。
Tobecontinued
あらすじの続きはこちら
『学級委員に、なりました。』episode35【あらすじ＆感想】
前話はこちら→『学級委員に、なりました。』episode33-1【あらすじ＆感想】
『学級委員に、なりました。』episode33-2【あらすじ＆感想】
学級委員に、なりました。【episode34】の 感想
美紅ちゃんは、友達と言うものがいまいちまだつかめていないようでしたね。それでは失礼しますって、笑ってしまいました。去らないでってあわてて引き留める修也もかわいいです。
用がなくても一緒にいていい、美紅ちゃんもほんとは誰かと一緒にいたかったのかなと思うと切ないです。それとも、修也だからでしょうか。
球技大会編にはいりました。永斗は、チェンジと言われてかわいそうでしたが、ぶーたれたりもせず、むしろ永斗だからこそそういうノリでブーイングとかだしても大丈夫だと、言っている方も判断していると思います。いい奴ですね。永斗くん。
そして、ひがむことなく、修也にサポートを、と助けを乞えるところも素敵です。本当になんでモテないのでしょうか。
『学級委員に、なりました。』とは
WEB漫画アプリ「comico」にて2016年～連載。作者はノエノ。
学級委員になったふたりとその周囲の人たちの物語。
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