『学級委員に、なりました。』episode30【あらすじ&感想】

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学級委員に、なりました。 学級委員に、なりました。
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web漫画/学級委員に、なりました。【第30話あらすじ&感想】~異業種交流会レポート~

学級委員に、なりました。【episode30】 を一言で

愛花の決意。今度はもう、間違わない。修也との間には友情だけが残ればいい。

学級委員に、なりました。【episode30】の あらすじ

帰り道。永斗と真理ちゃんと愛花。永斗と真理ちゃんの話を、愛花は浮かない顔をしながら聞いていた。そんな愛花の、元気のない様子に、2人は気が付く。
「ねー愛花、これからどっか寄ってく?」
真理ちゃんが、愛花の顔を見ながら聞いた。

「え、でも真理ちゃん、今日、家庭教師の日じゃん」
「ちょっと遅れるって先生に連絡しとけば平気だよ」
愛花は、キョトンとした顔をしている。
「そーだぞ、愛花。それにたとえ真理ちゃんがだめでも、俺がどこにでも付き合っちゃうぞ☆どこ行く?」
永斗も、親指を立てながら愛花に言った。

「は?あんたと二人で行きたいとこなんかないし」
愛花は永斗に仏頂面をしながら言った。
「なんだよノリ悪いなー」
と永斗は反論する。
「ていうか…二人ともどうしたの?」

愛花の問いに、2人はドキっとるする。
「ん?べ、べつに?」
二人は声を揃えて言った。

不自然な感じにはなってしまったが、何でもないふりをしながらも、2人は内心同じことを考えていた。

もし愛花が修也を好きだったら

今日の吉川さんの一件で

ダメージ受けてるんじゃ…

修也と吉川さんが付き合ってないにしても

二人で授業を遅刻したうえ

手をつないで登場とか

その他もろもろの…

そんな2人の表情をみて、愛花が笑い出した。
「あはは!変なのー!」
その笑顔を見て、永斗と真理ちゃんはホッとする。

よかった、なんともなさそうで

「…そうだなー、せっかくだしどっか行こっか!」
愛花はそう言いながら、永斗や真理ちゃんについて考えていた。

やっぱ友達っていいよね。

だから心配かけないようにしないと。

みんなに気をつかわれたり

ギクシャクしたくない

修也のことは最初から吐き出すつもりのない

想いだったんだから

修也にとって特別な存在があらわれたことで

このまま自分の中で

いつか消化されていけばいい

3人は、新しくできたクレープ屋さんに行くことにした。オープン価格で、全品20%オフになっていた。色とりどりのクレープ。すっごい甘いのが食べたい。愛花は、クレープを食べながら、修也を気づつけたことを思い出す。

今度はもう、間違わない

あたしと修也の間には

友情だけが残ればいい

今はまだ

消化しきれない想いで

胸やけするけど

***

学校。放課後、修也は教室で一人、反省文を書いていた。書きながら、考える。

…反省文か…振り返ってみると今日、いろいろあったなー

嘘のショックとか思い出してもキツい…

あのとき

冷静な判断もできなくなるくらい

ひどく

心が乱れた

きっと

他の誰に嘘つかれたって

あんな風にはならない

くだらない噂だと分かっていても気になったり

ささやかな笑顔に胸がいっぱいになったり

こんなにも感情が動くのは

美紅ちゃんだけ…

修也は、屋上で美紅ちゃんと話した時のことを思い出す。
「大好きなんです」
と美紅ちゃんは言った。もちろん、学級委員のことだ。

思い出して修也はハッとする。そして赤くなる。思わず心の動画を再生してしまったのだ。そして蘇るその時の気持ち。

…そうだ、俺…

いきおいで美紅ちゃんに告白しかけたんだっけ…

でも美紅ちゃんの様子をみてると

かなりいろんなことに免疫なさそうなんだよな…

授業サボったことにもパニックだったし

あそこでいきなり告白しての100%断られてただろうな…

修也は、よかった、未遂でと思いながら、自分の行動を反省していた。そして、引き続き美紅ちゃんについて考える。

美紅ちゃんとはもっと…

ゆっくり距離詰めてく方が可能性あるか…?

ていうか、そもそもいまだに、仕事上の関係から一歩も進んでいないという事実

まずはそこからだよなー

修也が考えていると、ガラッと教室のドアがあいた。

To be continued

あらすじの続きはこちら

『学級委員に、なりました。』episode31【あらすじ&感想】

前話はこちら→『学級委員に、なりました。』episode29【あらすじ&感想】

学級委員に、なりました。【episode30】の 感想

愛花は、ここにきて尚、修也と友達でいることを選択するのですね。なんとも奥ゆかしいです。あきらめるとかじゃなくて、消化する、と表現しているところが、現実的でよかったです。

確かに、美紅ちゃんに意地悪のようなことを言ってしまった愛花でしたが、修也が、自分の好きな人が傷つく姿を目の当たりにして、本当につらかったのだと思います。でも、修也は一切自分のことを責めず、美紅ちゃんも修也に自分が言ってしまったことを言わなかった。愛花の浮かない顔の原因は、罪悪感なのだと思います。

そんな自分だからこそ、吐き出すつもりのない想いを消化しようとして、今度は間違わないと決心したのだと思います。そんな愛花には、永斗と真理ちゃんがついてます。きっと大丈夫です。

『学級委員に、なりました。』とは

WEB漫画アプリ「comico」にて2016年~連載。作者はノエノ。
学級委員になったふたりとその周囲の人たちの物語。

【登場人物の紹介はこちら】

『学級委員に、なりました。』【登場人物の紹介】

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