web漫画/学級委員に、なりました。【第18話あらすじ&感想】~異業種交流会レポート~
学級委員に、なりました。【episode18】 を一言で
愛花、美紅ちゃんの噂話を修也に伝える
学級委員に、なりました。【episode18】の あらすじ
体育の授業が終わったあと、教室に戻る途中に、愛花は修也に話しかけた。
「…修也は、吉川さんの噂のこと…知ってる?」
修也は、真っ直ぐに愛花のことを見ていた。
「聞いた話なんだけどさ…吉川さんが学級委員やってるのは、先生狙い…なんだって」
修也は、それを聞いて、無表情で愛花を見ながら、口を開いた。
「…いや、それはないっしょ」
愛花は少しムキになる。
「っ…なんでそう言えるの?」
「だって俺、美紅ちゃんから直接聞いたもん。美紅ちゃんが学級委員やってる理由」
愛花は、少し泣き出しそうな表情になる。
「……そう、なんだ……でも、吉川さん、修也に、嘘ついたのかもしれないじゃん。1年のとき、吉川さんと同じクラスだった子たちにも確認したんだけど、吉川さんって1年の時も小山先生のクラスで、そのときは相手の子があんまり仕事手伝わなかったから、作業中とか…先生と二人きりになることもあったんだって!だから今は、仕事を一緒にしようとする修也のこと、先生に近づくのに邪魔だって、ほんとは、思ってるかもよ?」
修也は、美紅ちゃんが、自分に学級委員をやっている理由を話してくれた時のことを思い出す。
自分を変えて
クラスの一員になりたくて
そう言って
真直ぐ、一生懸命な…
「美紅ちゃんは…嘘をつくような子じゃないよ」
修也が、愛花を正面から見て言った。
修也…
愛花は、唇を噛みしめた。
そんな風に
迷わず
言い切れるくらい
あの子のこと…
「…てかさ、愛花はなんでそんな根も葉もない噂なんかにこだわってんの?」
そんな愛花の様子を見て、修也が聞いた。愛花は泣きそうな表情のまま、答える。
「…っ…だって、修也が吉川さんの邪魔になってるなら…うちらと遊ぶの断ってまで仕事する必要ないじゃん…その方がお互いのためになるじゃん…!っ…だから修也…もっと一緒に遊ぼうよっ…」
それを聞いた修也は、少し驚いた顔をした。そして、うつむく愛花に優しく話す。
「…そうだな、最近付き合い悪くてごめんな。委員の仕事がないときは、また遊ぼーぜ。…俺、愛花の、そういう素直でわがままなとこ、好きだわ」
そう言って、修也は、笑顔で愛花の頭を撫でた。
修也の、あたしに対する「好き」は
笑いながら簡単に言えちゃうくらいの「好き」なんだな…
…わかってるもん
だから…友達でいいんだもん
***
男子更衣室で、修也はもう着替えが終わるところの永斗に遇う。
「修也まだ着替えてなかったんだ?先に教室行ったと思ってた」
「ん…」
修也は気のない返事をした。愛花に言われたことを考えていたのだ。
「先生狙いなんだって」
初めて、放課後先生に呼ばれたときに、先生と話す美紅ちゃんは、顔が赤くなっていた。嬉しそうにも見えた。
…まさかね
あれだって、先生にほめられて、照れてただけでしょ…
To Be Continued
あらすじの続きはこちら
『学級委員に、なりました。』episode19【あらすじ&感想】
前話はこちら『学級委員に、なりました。』episode17【あらすじ&感想】
学級委員に、なりました。【episode18】の 感想
話した結果は愛花にとっては、辛い結果でしたね。適当な噂話とはいえど、修也はまったく取り合わず、美紅ちゃんの事を信じました。愛花にも、自分の話より、美紅ちゃんから聞いたことを信じたことは、痛いほど伝わったと思います。
愛花が少しかわいそうにもなりますしたが、自業自得という気もします。冷静に考えたらわかったことなのに、冷静でいられなかったのだと思います。でも、ここまできても、愛花はやっぱり友達というスタンスを崩しませんでした。修也に愛花の恋心は伝わりませんでしたが、愛花の寂しさは伝わったと思います。
あんなにさらっと、女の子の頭を撫でることができる修也はさすがですね。友達だから、妹みたいに思ってるから、何とも思っていないのでしょうけど、罪な男ですね。
でも、更衣室に来た修也は、ちょっと考え込んでいましたね。
『学級委員に、なりました。』とは
WEB漫画アプリ「comico」にて2016年~連載。作者はノエノ。
学級委員になったふたりとその周囲の人たちの物語。
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