『学級委員に、なりました。』episode15【あらすじ&感想】

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学級委員に、なりました。 学級委員に、なりました。
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web漫画/学級委員に、なりました。【第15話あらすじ&感想】~異業種交流会レポート~

学級委員に、なりました。【episode15】 を一言で

友達でいることが、修也の一番近くにいるための手段

学級委員に、なりました。【episode15】の あらすじ

愛花は、帰りの電車の中で一人、修也のことを考えていた。

ある時、学校で、いつもの仲良し4人組、修也、愛花、永斗、真理ちゃんで話をしていた。
「えっ、週七カレーってマジ?」
愛花が聞き返した。
「マジマジ。たまにコンビニ弁当とか、外食にすることもあるけど」
「だから、カレーくさくない?俺」
そう言って修也は、愛花の顔の前に、自分の右腕を差し出した。愛花は、近距離の修也の腕に驚く。

…修也の

香だ…

横にいた永斗が、修也の腕の匂いを嗅ぎだす。
「この匂いは…ファボリーズ!」
真理ちゃんがその横で笑った。
「クイズ?しかもなんでわかんの?永斗、犬?」
「あーたしかに今朝ファボってきたわ。正解!」
会話は続く。

「うちの母親、カレーしか作んない人でさー、もう匂いしみついてそうでファボリーズかかせない」
「…そうなんだ、うちのママは料理上手だよ」
愛花が言う。
「あー手作り弁当のとき、毎回うまそうだもんな。いいなー、愛花ママ!」

今度うちにご飯食べにくる?

という言葉が愛花は浮かんだが、

…いやいや、その誘いはさすがに踏み込みすぎかな

…でも、真理ちゃんと永斗も一緒に誘えば、友達の範囲内…かな?

踏み込んで

軽くかわされたら

やだな

「…修也、今度…お弁当の時、おかず…分けてあげるよ」
愛花のその言葉に、修也はとびっきりの笑顔になる。
「マジで?やった!」
その笑顔に、愛花は複雑な気持ちになる。

「修也、卵焼きは甘いのと、甘くないのどっち好き?」
「あー俺はー」
と永斗。
「永斗には聞いてないし」
「出たよ、愛花の修也びいき!」
「修也だけじゃないもーん。真理ちゃんにもあげるよ」
「俺にも優しくして!」
愛花の気持ちを知ってか知らずか、永斗が茶化して、楽しい会話にしてくれる。

ご飯食べにくる?とは言えない

ここがあたしの限界なんだ

だからあたしは、これ以上踏み込まない

友達のラインから

はみ出さないように

その中の、一番近くに

いられるように

みんなとふざけあうこの場所も

かけがえもなく大切だから

望みがない恋愛感情を優先して

友達の関係まで失いたくない

放課後は、4人でゲームセンターにプリクラを取りに行った。
「ちょっと永斗、変な落書きしないでよ」
なんて言いながら、わちゃわちゃと撮った4人でのプリクラ。それから、ハンバーガーショップに入って、ポテトやハンバーガーを食べながら、みんなで話す。
「また永斗、ポテトとった!」
「いーじゃん、ちょっとくらい」
と愛花と永斗。
「お返しに、俺のナゲットソース、使っていいヨ」
「何に使えと。だったらナゲットもよこせ!」
そんな2人のやりとりに、修也が笑う。
「あはは、あーいか。俺のポテト食べていいから」
修也は、愛花と永斗のやり取りを、子どもの兄ケンカみたいだと笑った。
「永斗もさ、こう言ってる修也からもらえばいいじゃんポテト」
真理ちゃんも言う。
「えっだって修也は家でカレーしか食ってないんだぞ!そんなやつからポテトを奪うなんて…俺にはできないっ…!」
永斗が言う。
「あ…めちゃくちゃ納得した」

修也意外の3人の共通認識として、『修也からポテトをもらうのは人でなし』という空気になり、修也が焦る。
「え、なにこの空気、やめて。ほら、愛花も永斗も真理ちゃんも食べていいからね!?」
と必死で言うので笑ってしまった。

ここが一番

修也に近い場所じゃない?

ずっとそう思ってたけど

「美紅ちゃん」

と呼んだ修也の声

それは、あたしがいままで

聞いたことのない修也の声だった。

特別な響き

修也にとっての特別な存在…

そんなの

嫌だ

いままでどおり

誰のことも

特別扱いしないで

修也…

***

翌朝。学校。
「おはよ!真理ちゃん」
愛花は、昇降口であった真理ちゃんに挨拶をする。
「愛花!おはよー!」
真理ちゃんは、昨日元気がなかった愛花が、今日は普通の様子で少しホッとする。二人は一緒に教室へ行くが、お手洗いに行く真理ちゃんと別れて、愛花は途中から一人で廊下を歩き出した。

しばらく行くと、愛花の前に美紅ちゃんが歩いていた。

誰のことも

特別扱い

しないで

愛花は思ってしまう。
「ねぇ!吉川さん!」
美紅ちゃんは振り返った。
「…ちょっと、いい?」

To Be continued

あらすじの続きはこちら

『学級委員に、なりました。』episode16【あらすじ&感想】

前話はこちら→『学級委員に、なりました。』episode14【あらすじ&感想】

学級委員に、なりました。【episode15】の 感想

修也の一番近くが、友達という関係だったから、愛花が修也と友達でいるために、あきらめた所に、美紅ちゃんが、何の努力もせずに入って行った、という風に愛花には見えるんだろうな、と思います。愛花の面白くない気持ちは、わかります。

でも、最後、美紅ちゃんのことを呼び止めていましたね。。。美紅ちゃんは、修也になんにもしていないわけで。今のところの構造としては、修也が一方的に、美紅ちゃんに熱を上げているのでは、と思います。あれだけ、自分や修也、周りの状況を客観視できる愛花なら、ちゃんと見えそうですが、やっぱり気持ちは別なのでしょうか。

『学級委員に、なりました。』とは

WEB漫画アプリ「comico」にて2016年~連載。作者はノエノ。
学級委員になったふたりとその周囲の人たちの物語。

【登場人物の紹介はこちら】

『学級委員に、なりました。』【登場人物の紹介】

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