『学級委員に、なりました。』episode16【あらすじ&感想】

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学級委員に、なりました。 学級委員に、なりました。
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web漫画/学級委員に、なりました。【第16話あらすじ&感想】~異業種交流会レポート~

学級委員に、なりました。【episode16】 を一言で

美紅ちゃんに物申す愛花

元クラスメイトの女子たち

学級委員に、なりました。【episode16】の あらすじ

 

愛花は、朝、教室へと向かう廊下で、前を歩く美紅ちゃんを呼び止めた。
「昨日のさ…ああいうの、やめてほしいんだけど」
そして、腕組みをしながら美紅ちゃんに言う。
「修也は学級委員にはなったけど、それと関係ない仕事までする必要ないよね?学級委員いなってから、修也、うちらと遊ぶ時間も減ったのに…昨日みたいに吉川さんのお手伝いにまで付き合わされたら、修也が……かわいそうだよ!
美紅ちゃんは、真っ直ぐに愛花の顔を見て、話しを聞いていた。
「修也は優しいから、吉川さんに何も言わないと思うけど…」

美紅ちゃんは、愛花の話を聞きながら、修也の事を考えていた。
「大丈夫だよ」「気にしないで」と言った修也。仕方なく学級委員やってるなら。

そうだ

藤崎くんは優しいから

本当は仕方なくやっている学級委員の仕事も

「頑張るよ」って

それなのに私は…っ

藤崎くんが優しいことも

仕方なく学級委員をやってるってことも

知ってたのに

そして美紅ちゃんは、愛花に頭を下げた。
「…藤崎くんの優しさに甘えてしまって…すみませんでした。昨日…手伝うと言ってくれたとき…きちんと…断るべきでした」

だけど、断れなかった

一緒にいられることを

うれしいと思ってしまった

なんだろう…この気持ち…

「…これからは、藤崎くんを巻き込まないように気をつけます」

***

美紅ちゃんが行ってしまったあとも、愛花はその場を動けずにいた。修也がかわいそうと美紅ちゃんに言った自分。

…ちがう。修也がかわいそうなんじゃない。

付き合わされてるわけじゃないってわかってる

遊ぶ時間よりあの子との時間を

修也が選んだだけ

…わかってる

わかってるけどっ…

嫌なの

これ以上あの子と

近づいてほしくない

***

愛花がそんなことを考えながら廊下に立ち尽くしていると、他のクラスの女子二人から、声をかけられる。
「あー!春原じゃん!クラス替えして教室離れたからなかなか会わないね~」
「久しぶり~」
去年同じクラスだった子たちだ。愛花は、彼女たちが陰で自分のことをウザイと言っていたことを思い出される。

…こっちはあんたらと離れてせいせいしてるよ、かげで嫌ってるくせにわざわざ話かけてくんなっつーの

と思いながらも、口には出さない。
「このへん、D組から遠いのにどうしたの?」
「…別に」
愛花の返事はそっけない。
「D組っていえば、永斗と橋元も一緒だっけ、よかったねー仲いい四人で同じクラスになれて」
二人は構わず話を続ける。ちなみに橋元とは、真理ちゃんのことだ。真理ちゃんは橋元真理ちゃんという。
「あ!そうそう、藤崎が学級委員になったってきいたんだけど!あいつ学級委員キャラじゃないよねー」
「どうしちゃったの、藤崎。相手の子がよっぽど好みだったとか…」
愛花は、その言葉に少しひっかかりを覚える。
「そんなんじゃなくてっ…うちらがふざけて推薦…しただけ、本人いないところで…」

それを聞いた2人は、思いっきり笑い出した。
「あはは!なにそれウケる~」
「なにやってんのアンタら、あはは!」
愛花は、こいつらに言われたくないけど、ほんと何やってんだろ、あたしのバカ、とぐったりした気持ちになる。
「そんな理由で学級委員にさせられたなら、藤崎が仕事サボって相手の子困ってんじゃない?女子の学級委員って誰?」
「…吉川って子」
すると、2人は、以外にも、美紅ちゃんのことを知っていた。
「それ、吉川美紅?」
「…え?」

To Be continued

あらすじの続きはこちら

『学級委員に、なりました。』episode17【あらすじ&感想】

前話はこちら→『学級委員に、なりました。』episode15【あらすじ&感想】

 

学級委員に、なりました。【episode16】の 感想

愛花の感情を向ける先は、美紅ちゃんじゃなくて修也でしょ!と思いましたが、愛花のモノローグから、すべてわかってて言ってるんだ、と思いました。理解はしている、でも感情が許せない、といった感じですね。愛花は、全部、ほんとに全部わかってるんですね。美紅ちゃんが悪くないことも、修也が美紅ちゃんを選んでることも。でも、どうしても許せなくて美紅ちゃんに言ってしまった。

でも美紅ちゃんが、一切反論したりせず、素直に謝罪をしたから、罪悪感でいっぱいになってるのかな、と見受けられます。

去年同じクラスだった女子たちに会って話をする愛花。二人が苦手なんだと言うのは、愛花の表情や、体の向きからでもよくわかりますね。高校生でも、生徒同士でカースト制度みたいなのがあって、なんとなく目には見えない順位があって、というのが、この漫画を読んでると、よく分かります。人間関係も自然に見えてくるところがすごいです。

『学級委員に、なりました。』とは

WEB漫画アプリ「comico」にて2016年~連載。作者はノエノ。
学級委員になったふたりとその周囲の人たちの物語。

【登場人物の紹介はこちら】

『学級委員に、なりました。』【登場人物の紹介】

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