- すweb漫画/学級委員に、なりました。【第28話あらすじ&感想】~異業種交流会レポート~
学級委員に、なりました。【episode28】 を一言で
修也と美紅ちゃんの謝罪会見
学級委員に、なりました。【episode28】の あらすじ
「あーじゃあ…俺たち前に出て説明します。学級委員として」
修也は、美紅ちゃんの肩をたたきながら、肉食女子たちに言った。
「えーなになに?」
「何かするのー?」
女子たちは口々に言う。
修也と美紅ちゃんは、教壇に上がった。修也が話し始めると、他のクラスメイトたちも、修也に注目した。
「えーまずは…さっきのことでみんなに迷惑をかけてすみませんでした」
そう言って、修也は頭を下げた。
「で、こうなった経緯をざっくり説明すると…俺が美紅ちゃんのこと誤解して、ふてくされてたのを、美紅ちゃんが追いかけてきてくれて、二人で話し合ったところ、誤解はとけ、仲直りすることができ、一緒に授業に戻ってきた…とまぁこんな感じで、遅刻したのは俺が原因で…」
その様子を、永斗た真理ちゃん、愛花たちも見ていた。
「いいえ」
美紅ちゃんが口をはさむ。
「元はといえば私が、藤崎くんに嘘をついたせいです。原因は私にあります。学級委員なのに遅刻して、クラスのみなさんに迷惑をかけてしまい、本当に申し訳ありませんでした」
そう言うと、美紅ちゃんも、修也の隣で頭を下げた。お辞儀をしながら、美紅ちゃんは、ちゃんと言えたことにほっとしていた。
たまたま廊下を歩いていた他のクラスの男子が、修也や美紅ちゃんの様子を見て、教室を覗き込む。
「えーなに、お前んとこのクラス、何してんの?」
クラスメイトが、困惑しながら答える。
「何って…学級委員の謝罪会見……?」
二人は、クラスメイトそっちのけで、教壇の上で向かい合って話していた。
「違うって、美紅ちゃん。そもそも俺が…」
「いいえ、藤崎くんのせいじゃなくて…!」
その様子を見ていたクラスメイトたちは、
本当に自分たちは何を見せられているんだろう…
だんだんわからなくなってきた!
と、不思議な気持ちになっていた。クラスメイトの一人が、
「これじゃらちがあかないんで…えーと…今の説明は、要するに…ふたりは痴話ゲンカしてたってこと?」
と聞いた。
途端に、教室中がざわざわしだした。
「えっ、ふたり、付き合ってんの?」
「あーそれで手ぇつないで…」
「違います!」
美紅ちゃんが否定する。
「藤崎くんとは、仕事上の関係です!」
美紅ちゃん、この日一番力強い発言でした。
クラスメイトは
おお!きっぱりと言い切った!
と納得していた。美紅ちゃんは、そんな誤解をされたら、藤崎くんに迷惑がかかる、という一心でに発言だった。修也は、美紅ちゃんのあまりの力強さに、一瞬絶句する。
「…うん、まぁだから痴話ゲンカとかじゃないんだけど、学級委員同士、意思疎通できてないところがあったのも原因かな」
気を取り直して、修也がまとめる。
「でもちゃんと話し合うことができたので、これからはもっと学級委員同士のコミュニケーションをとり、力を合わせてクラスの仕事を頑張りたいと思います」
そして、修也と美紅ちゃんhは、2人そろってお辞儀をした。
「これからもどーぞ、よろしくお願いします」
聞いていたクラスメイトたちは、それぞれに思った事を言う。
「はいはーい」
「こちらこそよろしく!」
「つーかこんな大げさに謝ってもらうようなことでもないしなー」
「そうそう」
「修也くん、これからもがんばって~~」
そして、肉食女子たちが、ズイッと出てきて教壇に立つ修也を囲んだ。
「じゃあ、残った時間は、修也くんに個人質問いいですかー?」
修也がびっくりしているのもお構いなしに、
「しつもんひとつめ!」
と肉食女子がたたみかける。
「吉川さんとは付き合ってないって言ったけど…修也くんの好みのタイプはどんな子―?」
修也は少し考えながら答える。
「…頬が赤くて、まっすぐな子」
女子たちは勝手に納得する。
「チーク濃いめでストレートヘアの子かー」
美紅ちゃんは、顔をほんのり赤く染めて、ひとり、新たに決意をしていた。
クラスのみんなに迷惑をかけた分
これからもっと頑張ろう…!
学級委員に、なりました。【episode28】の 感想
前に出て、何を説明するんだろうと思ったら、本当にそのまま説明していました。素直ですね。修也のコミュニケーション能力は高いです。みんなが納得するような説明を、嘘もなく、そして誤解もなく説明できるのは、すごかったです。
あ、でも最後の、好きな女の子のタイプは誤解されていましたね。クラスの女子の間で、チークが濃くて、ストレートヘアが流行っちゃいそうな勢いですね。
『学級委員に、なりました。』とは
WEB漫画アプリ「comico」にて2016年~連載。作者はノエノ。
学級委員になったふたりとその周囲の人たちの物語。
【登場人物の紹介はこちら】
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