『学級委員に、なりました。』episode88【あらすじ＆感想】

web漫画/学級委員に、なりました。【第88話あらすじ＆感想】～異業種交流会レポート～

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学級委員に、なりました。【episode88】を一言で

付き合いだした二人と、友達の反応

学級委員に、なりました。【episode88】のあらすじ

修也の胸の中で美紅ちゃんは赤くなる。

これ…
握手じゃない…

「やっと…」
と呟きながら、修也も美紅ちゃんのぬくもりをかみしめていた。

声も
距離も…

友達より
ずっと近い…

ドクン
ドクン

鼓動の音も聞こえる。

ガラっと音がなって、美紅ちゃんはハッとする。
「ふ…藤崎くん…」
ドアの音がしたのだ。
「…となりのクラスかな、そろそろ生徒が登校し始める頃だもんね、残念…もうちょっと腕の中にいて欲しかったのに」
修也は美紅ちゃんからスッと離れた。

美紅ちゃんはドキンとする。

友達とは違う距離に
まだ戸惑ってしまうけど

「美紅ちゃん、みんなが来るまでテスト勉強でもする？」
気持ちを切り替えた修也が提案した。

二人は机を前後に挟んでノートを広げた。
「今回全然手につかなくて流石にやばいかも」
「私もあまり集中できなくて…」

「あわかんないとこあったら言ってね」
集中できなかった主な原因である修也が、手につかなかった主な原因の美紅ちゃんに言った。
「ありがとうございます」

修也の顔を見ながら美紅ちゃんはホッとしていた。

よかった

最近少しぎくしゃくしていたのが
また前みたいに藤崎くんと過ごせるようになって

修也も美紅ちゃんの顔を見て、そしてにこっと笑いかけた。美紅ちゃんは少し赤くなる。

な…何だか前よりもっと
笑顔にドキドキしてしまう…！

やっぱり前とは少し
違うかも…

＊＊＊

「おはよー」
愛花が、教室のドアを開けて入ってきた。もう何人もクラスメイトが来ていて、教室内はガヤガヤしていた。

その中で、美紅ちゃんが修也にノートを見せながら、修也と話していた。
「あ、愛花ちゃん、おはようございます！」
「おはよ、愛花」
愛花に気が付いた二人が挨拶をしてくれる。

その二人の距離感を見た愛花は

…もしかして、ふたり…

＊＊＊

昼休みの屋上。修也と美紅ちゃん、愛花と永斗と真理ちゃんが一緒にいた。
「今朝告白して付き合うことになった！？」
と驚きの声が上がった。

おかげさまでうまくいきました

と、修也と美紅ちゃんが並んでいる。美紅ちゃんは少し恥ずかしそうに下を向いていた。

「うそっおめでとう！」
真理ちゃんが驚きの声をあげる。
「はっ…早起きは三文の徳…マジあるじゃん…」
永斗が言う。
「永斗何そのコメント」
愛花がツッコむ。

「いや、めでたいけども、つーか何がどうしてどうなったわけ？」
「昨日までそういう感じなかったような…」
追及がはじまる。

「あ！それはあたしも気になる。昨日の帰り際の修也の様子ちょっと心配だったのに、あのあと美紅ちゃん連れ戻しに生徒会室乗り込んだとか！？」
愛花が言う。
「あはは、乗り込んではないけど…」
修也が答える。

「でもあの時の愛花の言葉で気づけたからこうなれた、だからありがとな、愛花」
修也が愛花の方をまっすぐに見て言った。
「わ、私も…自分の気持ちに気付かせてくれたのは愛花ちゃんです」
美紅ちゃんも言う。
「ありがとうございます」

愛花は少し照れる。
「い…いいよーお礼なんて…」
そして笑顔で言った。
「ふたりがうまくいってあたしも嬉しいんだから…」

それに
いま心から喜べている自分がいることも

嬉しい…

愛花は思った。

そんな愛花の頭をポンと触った手があった。顔を上げると永斗だった。
「すごいじゃん！愛花！大活躍！」
「だからいいってばっほめなくて」

ToBeContinid

あらすじの続きはこちら

『学級委員に、なりました。』episode89【あらすじ＆感想】

前話はこちら→『学級委員に、なりました。』episode87【あらすじ＆感想】

学級委員に、なりました。【episode88】の感想

まずこの3人に報告ですよね。愛花、修也に対しても、美紅ちゃんに対してもそれぞれにいい働きしていましたもんね。

愛花が修也のことが好きで、修也の美紅ちゃんへの気持ちに気付いてしまった頃の愛花のことを思うと、だいぶ吹っ切れているようで安心しました。それどころか、修也といつもつるんでいた、真理ちゃんや永斗と愛花のグループに美紅ちゃんが入ってきても嫌な顔せず積極的に仲よく出来るところ。二人の背中まで押してあげられちゃうところ。えらかったですね。

当の二人、美紅ちゃんと修也は、愛花の色々な心の葛藤までは気が付いていなかったですが、ちゃんと永斗は気が付てみてくれています。愛花も幸せになって欲しいです。

吹っ切れたとはいえ、修也と美紅ちゃんのあだに流れる空気の変化を敏感に感じ取る愛花。きっと心遣いとかが出来る素敵な女性になると思います。