【パグブログ】pugpugなるままにひぐらし12:『パグ男、病院へ行く』
パグ男が来てから一週間経った週末。この日は、パグ男の健康診断を受けに、動物病院へ行きました。これは、パグ男を買った時にもらった母子手帳の中に、パグ男を購入したペットショップが提携している動物病院で、12ヶ月分、無料で健康診断をしてくれるというチケットがついていました。
また、パグ男はこれまでに、6種の混合ワクチンの摂取を2回目まで済ましており、4月の後半に、3回目を受けてください、との案内を受けていました。パグ男の体調がよければ、健康診断のついでにワクチンを打ってもらえるかな、と思いながら、これを打ったらパグ男は出歩けるという楽しみな気持ちで病院へ行きました。
この日は、ズズちゃんも休みだったので一緒に行きました。車で行くのですが、ペットショップからもらったキャリー用のケージを持っていきました。パグ男、うちに来て、はじめての外出です。
動物病院は、ショッピングモールの中にあります。受付に行くと、問診票をもらい、待合のソファに座って記入します。
待合スペースには、何組かのワンコと飼い主さんが待っていました。予約制ではないので、20分待ちくらいとのことでした。子犬もいれば、成犬もいます。種類も様々でした。
パグ男は、興奮して暴れるかな、と思っていましたが、朝から遊んでいた夕方に連れて行ったので、とても眠そうでした。それ以上に、パグ男を抱っこしてるズズちゃんが眠そうでした。
眠そうなズズちゃんとパグ男の横で、私は問診票を記入したり、無料チケットを確認したりしてました。
「田中チョコちゃん」
「佐藤キナコちゃん」
順番が来ると、名字+動物の名前+ちゃんで呼ばれるシステムのようです。そして、呼ばれたワンコと飼い主が、診察室に入って行きます。
人間の病院の待合は、混んでいても、待つ面倒さしか感じませんが、動物病院は、他のワンコたちを見ていると、待っている時間も楽しいです。
そして、しばらくしてから
「鈴木パグ男くん」
と呼ばれました。
私は吹き出してしまいました。今まで全員ちゃん付けだったのに、パグ男だけ君付けで呼んでくれました。たしかに、パグ男ちゃんより、パグ男くんの方がしっくりきますが、なんかおかしいって!!
答弁前の国会議員の呼び出しを彷彿とする響きがあります。
鈴木パグ男くん。
「はーい」
パグ男の代わりに返事をして、私は立ち上がりました。隣でズズちゃんが、パグ男を抱っこしたまま立ち上がりました。
待合にいた人の視線がパグ男に集中した気がします。多分、周りの人の気持ちは、
「あ、黒パグの子犬がいる」
って思いながら、一緒に待っていたはずです。そして、
「飼い主さん寝てる。黒パグも眠そう」
くらいには思われていたかもしれません。
そして呼ばれたパグ男の名前。。。
「あの黒パグ、パグ男っていうの?」
「受付の人、笑いこらえてるわ!!」
という心の声が聞こえたように思います。被害妄想でしょうか。
診察室に入ると、腕が傷だらけのイケメンがいました。獣医さんです。パグ男を診察台に乗せました。
「よろしくお願いします」
診察台の上で、パグ男は、スンスンスンスンと鼻息を響かせながら、診察台の上の匂いを嗅ぎまわっていました。落ち着きはありませんが、いつもどおり、通常運転です。
ToBeContinued
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