聲の形とは
作者:大今良時。
『週刊少年マガジン』に2013年に連載開始、掲載された。
単行本は全7巻。
また、2016年には、京都アニメーション制作で、劇場アニメ映画が公開された。
聲の形 1巻
「俺は彼女が嫌いだった」
明るく!楽しく!大冒険!
がモットーの少年、石田将也
耳の聞こえない転校生の少女、西宮硝子
2人の出会いが、教室を、学校を、
そして将也の人生を変えていく
聲の形 第1話 石田将也 あらすじ 1-1
高校生の将也は、ある施設をキョロキョロしながら人を探していた。
いるか?あいつ…
「あ」
将也は、振り返りながら手を伸ばした。
「西宮!」
西宮硝子
俺は彼女が嫌いだった。
***
文化センターのような、公民館のような施設の中で、将也は一般の人にジロジロ見られながら、ヒソヒソ話をされていた。
手話サークルの教室の前。
「初めて見るわね、あの男の子……」
「…西宮ちゃんの友達?」
見ていたおばさんたちが、ヒソヒソ話をする。
「やだ!彼氏に決まってるじゃない!」
「まあ!」
そんなおばさんたちを一瞥しながら、将也は、否定した。
「ち…違うんです!西宮さんとはただの昔の同級生で、その…ちょっと話が………」
そう言って将也は西宮硝子の方を振り返った。
硝子は困惑した顔で将也のことを見ていた。
そしてぎこちない笑顔で、にへっと笑った。
将也がその笑顔に、言葉をうしなっていると、硝子が一度うつむいてから、もう一度将也の方を見た。
ひきつった笑顔で笑おうとするが、笑顔にはならなかった。
硝子は踵を返して走り出した。
「あ!」
将也は驚く。
「まっ…待って!」
将也も後を追う。
「西宮!!」
「逃げないでくれよ!!」
硝子は施設の階段をたったったったと降りていく。
「あれ!?覚えてない!?俺の事…!小六の時の石田だけど」
硝子は何も答えない。
「石田だけど!」
硝子は何も答えない。
「石田将也なんですけど!?」
聲の形 第1話(1-1) 石田将也 感想
高校生の硝子は、ものすごくかわいいです。
冒頭のシーンのあらすじを書いてみましたが、2ページ目にして、硝子のアップの絵が出てきます。
こんなに可愛い彼女の事を、ぼくは嫌いだったという主人公将也の独白から、この作品はスタートしました。
そんな、可愛い硝子が、ひたすら困った顔をしたり、作り笑顔が笑顔にならなかったりしながら、これまた、困った顔をした主人公将也から逃げていくんですよね。
何が起きてるんだろうと、思いながら、聲の形、スタートしました。
京都アニメーションの映画でも、女の子がすごくかわいく作られてましたね。
ちなみに私は、映画から見て、直後に単行本を7巻全部買って、一気に読みました。
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