- ふすweb漫画/カカオ79%【あらすじ&感想40話】~残り21%の甘さ~
40:たんま
【あらすじ】
目を開ける勇。起き上がって机を見る。ブレスレットの箱はまだそこにあった。
勇はひざを抱えて座っている。
***
学校のテニスコート。咳をする翼はマスクをしている。風邪を、引いたのだそうだ。
今日は橘君と約束をしたテニス部の見学に来たが、風邪のため遠くから眺めるだけにしていた。
風邪引いているなら休んでおけば良かったのに、と言う橘君に、連絡先が分からなかったことを伝える。橘君は天童さん経由でもと言ったが、それはさすがに悪い、と。
「あの時も悪いことしたなぁと思ってるもん。きっと困ってたよねぇ、天童さん・・・」
「あはは、でもちゃんと皆に伝えてくれて本当よかったよ」
どういうこと?と聞く翼に
「人を助ける思いって大事ってこと」
翼は橘君の話がよく分からなかった。が、深くは追求せずに、そして連絡先を交換した。
天童さんの様子を聞くと、昨日は補習で今日はバイトとのこと。ちなみに天童さんの成績は底の底らしい。
橘君が、翼の兄について質問する。
「翼の兄さんってもしかしてプロテニス選手の綾野空?」
「あ、うん、それうちのバカ兄貴」
橘君はプレー中のかっこいい空を思い浮かべ、翼は、シスコンのデレデレの兄を思い浮かべていた。橘君は目を輝かせ、サインをせがむ。長い間ファンだったと言う。翼はいいよ、と。
ただ、何時帰国するかはまだわからないそう。喜ぶ橘君。前のめりの彼に、顔が近づき少しドキドキ。勇のことがあり、少し過敏になっているようだ。
橘君は、翼の体調を気遣い、帰って休むように言った。
「そして治ったら今度こそラリーしようね、てかテニス部入んなよ」
考えてみるよ、と翼は答えた。
嘘だ
ラケットを手にすることなんかもう二度とできないくせに
風邪を引いてよかったと思ってるくせに・・・
そう 今心のどこかでうつしてくれてありがとうと思ってしまう自分が・・・
翼は勇とのキスを思い出す。思ってってない、と慌てて自分に否定し、咳込む。勇の風邪を、キスでうつされた。翼はそう結論付け、勇を殴りに勇宅へ向う。
***
勇は留守で、蛍がいた。勇を殴れずにもやもやしている翼に、蛍は嬉しそうにとびかかり、翼を押し倒し、
「勇にぃの風邪、う・つ・っ・ち・ゃ・っ・たの?」
と嬉しそうに聞く。
そして昨日、勇の部屋で何をしていたのか、翼は何故風邪を引いたのかと質問攻め。
焦って逃れようとする翼に蛍は容赦ない。翼は蛍が勇の顔がそっくりという点でドキドキしている。
いいところで、玄関のチャイムがなった。舌打ちしながらも蛍は玄関へ向かう。
翼ちゃんのあの反応、絶対なんかあったのよね
ほぼ見抜かれていた。
玄関のドアを開けると、
「久しぶり、蛍ちゃん」
***
天道さんのバイト先には、勇が来ていた。一緒に働く女の人が、勇を見つけて、天童さんに来ていることを伝える。
「雨の日に来てた天童ちゃんの知り合い~!!」
勇がイケメンだから覚えていたらしい。
***
ドアを開けたまま、蛍は固まっていた。翼がリビングから玄関をのぞく。
「ああ!やっぱこっちにいたにか!!そんなに驚くほどうれしいかい?俺も会いたかったぞマイシスター?」
驚く蛍と翼。
To Be Continued
【感想】
勇、やっぱり起きていたんですね。それで、無理だよって聞いてしまったんですね。
翼のモノローグ、結構長かったのに、どうしてそんなところばっかり声に出ちゃうんでしょう・・・。そして勇は、
その一言だけを拾うかのように聞いてしまうんでしょう・・・。うまくいかないですね。
風邪を引いても律儀に橘君との約束を守ろうとする翼。でも、気になることも言っていました。もう二度とラケットも握れないくせに、と。
幼いころからテニスで鍛えていたエピソードはあるけど、現在テニスをしている描写は今まで出てきていません。中学の頃の回想で何度か利き手である左手に包帯を巻いているのでそのせいかもしれないですね。
最後に。蛍様。。。
やっぱり気がついていたのですね。そして翼への問い詰め方(笑)年上の翼がたじたじになっています。さすがです。そんな蛍も動揺させる翼の兄、空の帰還。
次回が楽しみです。
【ネタバレ/伏線回収班】
★ここに注目★
・天童さんの成績は底の底
・橘君「(風邪が)治ったら今度こそラリーしようね」
・橘君「テニス部入りなよ」翼「考えてみるよ」
・風邪に翌日、勇は天童さんのバイト先へ。
どうやら雨の日にも来ていたらしい。
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