『カカオ79%』254:雨とピアノの旋律(4)【あらすじ&感想】

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web漫画/カカオ79%【あらすじ(ネタバレ)&感想254話】~残り21%の甘さ~

254:雨とピアノの旋律(4)

引越しをしてきた日、小学2年生の勇は父親に
「さあここからなら新しい先生のところまですぐだから、ピアノにもっと集中できるぞ」
と言われた。

翼は引越してきた日、母に
「お兄ちゃんの新しい高校ってテニスですごく有名なとことなのよ」
と言われた。

その直後、2人は出会った。奇しくも同じ日に引っ越してきた翼と勇。赤いランドセルを背負った勇と、黒いランドセルを背負ってアイスを食べていた翼。

勇は翼のアイスにくぎづけだったが、翼は勇の家の引越しの様子を眺めていた。運び込まれるピアノに注目する。

ピアノだ、多分
誰が弾くのかな

***

「ちがーう!」
先生に怒鳴られて、鍵盤をおさえる手がビクッと震える。勇はピアノのレッスンを受けていた。先生に怒られる。
「そこはもっと強く!雷のようにタン!もっと熱意を込めて弾いてください!私に払ってる高ーいレッスン費を無駄にするんじゃないわよ!」

小5の勇はうんざりとした顔をする。

込めるほどの熱意を持ってねーつーの

やめたい

レッスンを終えて勇は父の運転する車に乗り込む
「お疲れ、今日のレッスンはどうだった?」
父が聞く。

「……お父さん、僕……ピアノ…」
「ん?」
勇は言いかけたが言えなかった。

「な、何でもない」

ダメだ
今更やめたいとか
俺のせいで引っ越しまでして
母さんも仕事を始めたのに

ピアノも勉強も頑張るんだ
そうじゃなくても子供が3人の家は色々大変なのに

***

家で、勇と蛍と光の3人だけでお留守番をしていた日、雨と雷が酷かった日があった。
「勇にぃ、お父さん、お母さんは…?」
外で雷で光り、雷の音が響く中、蛍が勇に聞いた。
「まだ仕事中だよ。大丈夫、ピアノの部屋に入っていれば雷は聞こえない」

俺がこの家を守らないと…!

雷の音が響く中、勇は蛍と光を抱き締めた。

***

「えええ?!ウソ!ピアノってこいつが弾いてたの?!」
勇が自宅でピアノの練習をしていると、急に声がしてびっくりする。

防音室、勝手に開いた

と思いながら振り返ると翼がいた。

「えっお前、な、なんでここにいんの?!今日テニスのレッスンの日じゃ…勝手にドアを開けるな!」
「あ、この前風邪だったから今日は休めって。こんなにピンピンしてんのにな」

翼が風邪を引いたのは、以前バレンタインデーの日に、勇も翼も半袖の体操服で帰ったあとのことだ。

「何でずっと隠してたのよ。てっきりさゆりさん(一ノ瀬ママ)が弾いてんのかと思ってたじゃん」
翼が言う。
「…別に人前で弾くのは好きじゃねぇし」

勇の言葉に翼はハッとした顔をする。
「何だヘタクソかお前、それは恥ずかしいよね」
翼の言葉に勇がキレた。

バーンと勢いよくピアノを弾き、超絶連打を披露した。
「おおおお!」
翼は後ろで驚き、パチパチパチと手をたたいた。

しまった
弾いてしまった

勇はハッとする

「何~だ、弾けるじゃん、上手じゃん、すごいじゃーん」
翼は勇の弱みを握った、というような顔をしていた。

こいつ…
この前は可愛かったのに
今はムカつく

勇はバレンタインの日に兄を想って泣いていた翼のことを思い出す

「ちょっとアタシにも教えろおよ」
翼はズカズカと防音室に入って近づいてきた。
「テメェ勝手に入ってくんじゃ…」

そして、春が来て、夏が来て、秋、冬、と季節は巡り、時が経った。

***

中学1年生の勇は雨に濡れて家に帰ってきた。
「ただいま」
ガタンと音を立てて玄関に入る。

そして中学生初の夏の時
俺はまだ
ピアノを続けていて

そして雷を怖がっていることを
翼にバレる

夏目に出会う
1年前のことだ

ToBeContinued

カカオ79%【感想(ネタバレ有)】

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