『学級委員に、なりました。』episode94【あらすじ&感想】

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学級委員に、なりました。 学級委員に、なりました。
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web漫画/学級委員に、なりました。【第94話あらすじ&感想】~異業種交流会レポート~

学級委員に、なりました。【episode94】 を一言で

修也の壁ドン会長の壁ドン

学級委員に、なりました。【episode94】の あらすじ

「あーそうだ九条さん、ステージ設営の日って何時集合?その日クラスの買い出しがあって」
修也が九条さんに聞いた。九条さんは
「設営はたしか…こっちにスケジュール表が…」
と言いながらファイルを開いた。

修也が九条さんに、ステージ設営のスケジュールを聞くと、九条さんは持っていたファイルを開いた。すると、ひらっと九条さんの手元から紙が一枚落ちた。
「なんか落ちた…」
修也が気が付いて、かがんで拾った。

「…これ」
修也は拾った紙切れを見ながら言う。
「九条さんのファイルから落ちたやつだよね」
いつも冷静な九条さんの表情が少し変わった

「会長の記事の…切り抜き…?」
それは、学校新聞の切り抜きだった。会長が生徒会長になった時の記事だ。

新生徒会長インタビュー…
生徒会長になった頃の記事か
九条さん、切り抜いてずっと持ち歩いてんだ

修也は、その記事をまじまじと見つめた。

かわい…
やっぱ会長のこと好きなんだな…

思わずふっと微笑みが漏れる。

「な…」
その微笑みを九条さんは見逃さなかった。
「なんなんだその笑みは…、よ…弱みでも握ったつもりか……?」
警戒心を隠さず、九条さんが言った。

「そっちこそなんなの、その物騒な言い方」
修也は思わず言った。
「なんか誤解してるみたいだけどさー、俺は別に…」

「っ…とにかくまずそれを早く返してくれっ…」
九条さんがムキになって言った。
「あーはいはい」

修也は記事を差し出した手を一瞬止めた
「…どうした?」
九条さんが聞く。

すると、ひょいと記事を引っ込めた。
「!…藤崎くん?」
九条さんは手を伸ばしたまま聞く。

「うーん…でも…ちょっとひどい言われようだったし、このままはいどうぞって、あっさり返すのも癪だなー?」
修也は九条さんに詰め寄った。そして、壁際に追い詰めて、壁ドンをする。

「…っやはり君はそれをネタに私を脅すつもりか…っ!?」
九条さんは焦る。

「あはは、だからそれは誤解だって。この茶番もすぐ終わるし」
修也が言う。
「は?……茶番?」
九条さんは戸惑っている。

「はい、俺の後ろに注目」
修也に言われた通り、修也の後ろを見ると、会長が慌てた顔で生徒会室に入ってきた。

「九条に何をしているんだ!?」
その姿を九条さんが捉える。
「っ…君は何をしてるんだ、藤崎くん!」

「何って会長お得意の壁ドン」
修也が答えた。
「なぜ君が九条に…」
会長は少しうろたえる。

「こっちに来る会長がドアから見えたんでちょうどいいかと思ったんだよね」
修也がさらっと言う。ちょうどいいとは何だ?と会長が言う。

「これで好きな子が他のやつに壁ドンされた時の気持ちわかった?会長」
それを聞いた会長の表情が変わった。
「わかったら次から壁ドンする相手は、好きな子だけにしてね?」
修也は、九条さんに壁ドンしたまま言った。それを聞いた会長は赤面した。

「じゃあ俺は仕事に行ってきまーす」
修也は先輩は生徒会室を出て行こうとした。

我に返った九条さんが呼び止める。
「ま…待て!藤崎くん!私はまだ返してもらってないぞ!」
「あーこれ…」
修也は持っていた会長の記事の切り抜きを
「はい」
と言って会長に渡した。
「会長から返してあげて」

「九条さんの弱みになるくらい大事なものなんだって」
修也はそう言いながら教室を出た。

修也から切り抜きを受け取った会長は、記事に目を落とす。
「新生徒会長のインタビュー記事……俺たちが出会ったばかりの頃だな」
言いながら、会長はトンと優しく壁ドンをした。

「どうしてお前がこんな以前の記事を切り抜いて持っているのか、教えてくれないか?九条…」
九条さんは赤面した顔を隠すように下を向いた。
「…か、会長…壁ドンは…好きな人にしかしないんじゃなかったんですか…」

「……だからお前に、しているんだが……?」
九条さんの問いに会長が答えた。

ToBeContinued

あらすじの続きはこちら

『学級委員に、なりました。』episode95【あらすじ&感想】

前話はこちら→『学級委員に、なりました。』episode93【あらすじ&感想】

学級委員になりました。【episode94】の 感想

こうなる前に、誰か何とかしてあげられなかったのかな、と思えるほどの生徒会長と九条さんでしたが、無事、修也の仕返し(?)によっておさまるところにおさまりそうですね。誰か、というのは、加賀くんとか、転校していってしまった下仁田さんとか、きっと気持ちは筒抜けていたでしょうし。それとも、実は加賀くんや下仁田さんも同じようなタイプ???両想いをこじらせているような感じなのでしょうか。

いずれにしても、修也、グッジョブです。こういうことを、さらっとできてしまうところがさすがです。

九条さんと会長の恋模様に、修也だけでなく、美紅ちゃんももっと絡んでほしかったな、と思いますが、美紅ちゃんにはちょっとハードルが高いでしょうか。

それとも、美紅ちゃんは加賀くんから下仁田さんの話を少し聞いているし、そっちで活躍してくれるのでしょうか。

『学級委員に、なりました。』とは

WEB漫画アプリ「comico」にて2016年~連載。作者はノエノ。2018年5月から長期休載に入ったが、2019年1月に連載に連載再開。休載前は週間連載だったが、連載再開後は隔週更新に変更。

学級委員になったふたりとその周囲の人たちの物語。

【登場人物の紹介はこちら】

『学級委員に、なりました。』【登場人物の紹介】

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