【パグブログ】pugpugなるままにひぐらし21:『パグ男とズズちゃんのハダカの付き合い』
パグは毛が短いので、カットする必要はありません。そのため、トリミングには頻繁には連れて行かずに、ある程度は自宅で洗ってあげることにしたました。
はじめてパグ男に自宅でシャンプーをしたのは、パグ男の月齢が3ヶ月を超えた頃です。仔犬にも使って大丈夫な、皮膚に優しめのシャンプーを買ってきました。
犬はシャンプーをする頻度は少なくてよくて、1度シャンプーをしたら、2週間開けなくてはならないことや、犬にかけるお湯は、人間よりもぬるめがいいことなどをあらかじめ調べていました。
私とズズちゃんは、なにかとビビリなパグ男が、シャワー怖がるかな?シャンプー嫌がるかな?と心配していました。
「とりあえずやってみよう。お湯かけてみてダメそうなら、だんだん慣らしていこう」
と話していました。
買ってきたシャンプー、パグ男用のバスタオル2枚、ドライヤーをすぐ取り出せるように準備して、いよいよお風呂です!!
と、ズズちゃんが服を脱ぎ出しました。
私「え?何してるの?」
ズズ「え、お風呂入るんでしょ?」
たしかにパグ男を洗ったあと、自分たちも入浴するために、お風呂のお湯の準備はしてありました。
ズズちゃんは、なんの疑問もなく、パグ男と一緒に、バスルームに入って行きました。
えっ???
そうきたか。。。
いや、私はてっきり、パグ男は洗面台で洗うのかと思っていましたよ。
だって、パグ男を家で洗おうと話してた時に、参考にしようと、家庭で犬を洗っている動画をいくつか見たのですが、大抵、服を着た飼い主が、洗面台で洗うか、お風呂にたらいを用意して、ぬるま湯を張って洗うかのどちらかでした。どちらにしても、飼い主は服を着ていました。
しかも、うちにはちゃんとシャンプードレッサーがあって、仔犬のパグ男をくらいなら、洗えるサイズです。
でもまあとにかく、ズズちゃんは服を脱いで裸になっているし、パグ男もそんなズズちゃんに、スンスン嬉しそうについていったので、まあいいか。
そういうわけで、まず、裸のズズちゃんが湯船に浸かり、パグ男は洗うスペースをウロウロしたり、クンクンしたりしていました。初めは、浴室という場所に対して落ち着きがなかったパグ男も、だんだん慣れて行きました。
パグ男は、ズズちゃんがお湯に浸かってる浴槽に前足をかけて、ズズちゃんに甘えたり、浴槽の中を覗き込んだりしていました。
「入る?」
ズズちゃんがパグ男に聞きます。
「いやいや、熱いから!」
パグ男が答える前に私が止めます。
そんなこんなで、パグ男、いよいよシャンプーです。ちょこまかちょこまか動き回っていたパグ男でしたが、ズズちゃんも洗い場に来て、お風呂の椅子に座ると、パグ男もおとなしくなりました。
パグ男は、雰囲気で何かを察したのか、これから何か始まるの?という顔をしていた気がします。パグは表情豊かな犬種なので、人間のような感情や思考があるように感じます。
そしてズズちゃんは、パグ男をシャワーで濡らします。暴れませんし、いやがりもしませんでした。むしろ、全然動かない。。。
大丈夫?と顔を覗きこむと、目が合いましたが、特に問題は無いようです。
シャンプーをパグ男の背中につけて泡だてます。
ズズちゃんの性格は、普段はおおらかそうにみえるのですが、1つのことに夢中になると、それだけに対して必死になります。スイッチか入った事柄に関しては、完璧を目指します。どんなことも、なんでも7割くらいの私とは大きな違いです。
普段は、多少汚くても問題ないタイプですが、例えば1度スイッチが入り、トイレ掃除を始めると、新築のようなトイレになるまでピカピカに磨き上げます。そして、トイレだけ綺麗になるのです。
そんなズズちゃんは、パグ男の背中に泡をつけると、スイッチが入ったようです。ゴシゴシゴシゴシ、ゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシ。パグ男の身体を、一心不乱にあわ立て始めました。力加減はしてるとは思いますが、パグ男の背中からお腹、足、首、頭、とゴシゴシゴシゴシ洗って行きます。パグ男は黒犬なのに、白い泡で包まれました。
ゴシゴシされてるパグ男は、なんだか気持ち良さそうに目を細めていました。こっそり泡を食べようとするので、それは阻止しながらも、おとなしくズズちゃんにあらわれていました。
一心不乱にパグ男を洗ったズズちゃんが、納得したのか、お湯で泡を落とし、パグ男をお風呂から出します。
バスタオルでパグ男を受け取った私は、パグ男をタオルで一通りふこうとしましたが、先にパグ男がブルブルブルブルッと、人間にはできないあの犬特有の動きをしたので、洗面所がビショビショになってしまいました。
それでも、パグ男をタオルで拭いて、ドライヤーをかけます。ズズちゃんは、自分の入浴の続きを始めたので、私が一人でパグ男にドライヤーをかけます。
が、何度かパグ男に逃げられてしまい、リビングもビタビタに笑
パグは皮膚が弱いのでよく乾かすこと、インターネットにアドバイスが書かれていたので、パグ男を追いかけては捕まえて、ちゃんと乾かします。お風呂では大人しかったのにな。。。
こうして無事、パグ男の初めての入浴は、滞りなく終えることができました。
その日から1週間後に、ズズちゃんに
「パグ男を洗おう!2週間経った?」
と聞かれました。
「まだです」
その3日後にも
「パグ男のお風呂、そろそろじゃない?」
「あと4日」
ズズちゃんは、よく覚えてるね、と残念そうに言います。
ズズちゃん、パグ男を洗うの、気に入ったみたいです。
そしてパグ男も、その日以来、ズズちゃんがお風呂に入ってると、お風呂の外からクンクン鳴いて、お風呂のドアにつかまり立ちしてズズちゃんを呼びます。パグ男も、お風呂、気に入ったみたいです。
我が家のお風呂は、すりガラスのようなドアです。パグ男が後ろ足で立って、ドアにへばりついていると、黒いシルエットが見えます。その必死さが可愛くて、ズズちゃんは、頻繁にパグ男を洗ってあげたくなっちゃうようです。
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