web漫画/カカオ79%【あらすじ&感想28話】~残り21%の甘さ~
28:疑い
【あらすじ】
翼は目を覚ます。 寝ぼけながら現在の状況を把握する。 昨日は夜、兄と電話をしていた。そのせいか携帯電話の電源は落ちていた。
ベッドから出て、脱ぎっぱなしの浴衣、壊れたブレスレット。 昨日の記憶が蘇ってくる。
***
昨日、父との浴衣写メを送ったあと、気が付かないうちに、 着信が17件も入っていた。折り返すと、近況やら浴衣の理由やら、 勇との関係やらを根掘り葉掘り聞かれた。
兄も、勇と翼が男女の関係になっていないかと心配している。 兄と話しながら、昨日、勇の腕を振り払ってしまった事を思い出す。
翼の沈黙に、兄が不審に思い、
「何、何があったんだ 今すぐ自白しろ」
「別に…何もなかったよ」
否定してもしつこい兄に翼は必死にいう。
「なんで兄ちゃんまでそんなこと言うの? 私たちがそんな関係じゃないってことよく分かってるくせに。なんで男と女ってだけでみんなそんな風に見るの?」
なんで皆私から友達を奪おうとする…?
ショートカットの女の子が頭をよぎる。
「一度意識しちゃったら もう友達には戻れないのよ」
翼と兄の会話は、そのあとも男女の意識について、友達についてと続く。 兄は翼に、友達に相談してみたらどうかと提案する。 そして翼は、離しながらそのまま寝落ちてしまった。
***
翼は直し方のわからないブレスレットを手に、色々考える。
確かに私は意地を張ってるのかもしれない。 だって何年も家族みたいに過ごしてきたし、 私にそんな可愛げがあるわけでもないし
…何より勇には愛ちゃんが
いや、そんなことより今は、 手を振りほどいたせいでできたぎこちなさを何とかしないと…
考えながら階段を降りていく。 連絡用のホワイトボードを見て、 家に誰もいないことを確認しながら、 翼は服を脱ぎだす。
ブラジャーとパンツになったところで、「よー」と声をかけられる。
声のした方向を向くと、リビングのソファーに勇がいた。 下着姿のまま、えーとしか言えない翼。
ガン見する勇。
えー
To Be Continued
【感想】
歳の離れた兄とはいえ、妹の恋バナ(?)について、随分立ち入ってくる兄ですね。 でも、翼が、クラスメイトや勇に言いたくても言えなかったことを、 遠慮なく言っていて、少しホッとしました。 きっと兄は、勇の気持ちに気が付いているようですね。
でも翼には愛ちゃんがいるし(!)って言っています。 たぶんショートの女の子のことですね。
中学の頃、何があったのでしょうか。
一つだけ気になったのは、今日が「日曜日」で、 お祭りが土曜の夜で、土曜の日中に学校(テスト返却)だったのですね…。
そして、下着姿の翼と勇がうっかりリビングで対面。 勇君、表情をまったく崩さないのはいいのですが、 ちょっとガン見しすぎじゃないですかね(笑)
【ネタバレ/伏線回収班】
★ここに注目★
・兄の助言:友達に相談してみたら?
・何より勇には愛ちゃんがいるし
・ショートの女の子、愛ちゃん「一度意識しちゃったらもう友達には戻れないのよ
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