web漫画/カカオ79%【あらすじ(ネタバレ)&感想246話】~残り21%の甘さ~
246:執着(4)
遊園地の観覧車の中。委員長とリナ先輩は二人で観覧車に乗った。
ぎゅーっとリナ先輩が委員長の腕を握った。
どうしてこの人は
何もなかったかのように
私にくっついていられるのだ?!
軽い…!
怒りさえもこんなに軽いなんて
言いすぎて悪いと謝った方がいいかなと
悩んだ時間を返して欲しい!
この人は
どうしてこう何もかもが軽いのか…?
「先輩!いい加減にしてください!あまり馴れ馴れしく触れないでいただきたいと言ったそばから…」
委員長は講義をしながら、リナ先輩の方を向いて、驚いた。
?!
リナ先輩は目に涙を浮かべて、困り顔をしていた。
「薫君は…そんなに私のことが嫌いなの?」
リナ先輩は、口元に手を添えて、委員長に迫る。
「…人をバカにするのも程々にしてください」
委員長が言う。
「確かに私はこういう女性とのやりとり…とかレン…アイ方面でうとい。でもあなたの言葉に心が込もってないことぐらいは分かります」
委員長は止まらない。
「嫌いかと聞きましたね。はい、口も尻も軽い女は大嫌いです」
委員長はそう言うと、けっこうです、と言うように手のひらをリナ先輩に向けた。
***
朝の学校で、その話を委員長から聞いた翼は度肝を抜かれた。
「~~~~~~ほ、ほ、本当に、本当にそう言ったの?!リナ先輩に…?!」
翼は驚きを隠せない。
「うわあ…そりゃ終わりだね…」
翼は頭を抱えた。
「…あれ?でもそれのどこが変態なわけ?
「普通…そう言われると怒るべきだと思うんですけどね」
委員長は、眼鏡をずり上げた。
「…まさか」
翼は息を飲む。
***
委員長のことあの後のリナ先輩の反応は、
「軽い…軽い女は嫌い……」
委員長の言葉を反芻していた。
…これで今度こそ確実に嫌われたはず
女性にこんなひどいことを言うなんて
委員長が覚悟をしたその時、リナ先輩はそっと委員長の手に自分の手を添えた。
「…私もよ」
リナ先輩の言葉に、委員長は目を丸くして吹き出す。
「私も軽い女は大嫌いなのよ。私達気が合うのね」
委員長は、思わず、パッと手を振り払う。
「男の人にこんなに真正面から自分の根本を否定されたのも指摘されたのも初めて。さっきもだけど」
リナ先輩が言う。
「…私とちゃんと向き合ってくれてるのね、嬉しいわ」
委員長はリナ先輩の横でドン引きしていた。
***
「え?」
その話を聞いた翼も、委員長の隣でドン引きしていた。
***
1-Bの教室。翼に置いて行かれた勇が登校してきた。翼の机の上には鞄が置かれたまま、翼本人はいなかった。
翼と委員長は廊下を歩いて教室へと向かう。
「何だか私達、似たようなところで悩んでるね。でも委員長の対応はそれで合ってると思う。態度を明確にした方がきっとリナ先輩のためだよ」
翼が話す。
「だって委員長は先輩とうまくやってみる気はないし、リナ先輩だって真面目か、からかっているのかよく分かんないってことでしょ?」
翼の言葉に、委員長は、『嬉しいわ』と言った時のリナ先輩の表情を思い出す。思いつめたような表情をしていたような気がする。
今回はいつもと反応が違っていたけど…
委員長が考えている横で、翼が話を続けていた。
「傷つけるのが怖くて自分の気持ちを確実にしておかないと、いつか相手の気持ちの強さに飲み込まれるかも知れない。今回それを強く思い知らされたから」
翼はいつの間にか自分の話をしていた。
ToBeContinued
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