『カカオ79%』24:花火大会(2)【あらすじ&感想】

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web漫画/カカオ79%【あらすじ&感想24話】~残り21%の甘さ~

 

24:花火大会(2)

 

【あらすじ】

勇宅で浴衣を着せてもらった翼は、周りの意外と似合う、意外と女子してる、などの意外と攻撃も一切気にせず、少し照れている。

母としては、勇と甚平姿で屋台を荒らし回っていたことが感慨深い。翼の手を取りながら、もう立派なおじょうさんなのねえ、と。そして
「そろそろうちのお嫁に来る?」
「…行きません」
翼はばっさり断る。横で蛍が写メをとっている

***

花火大会会場。浴衣姿の翼に男子のクラスメイトたちは、めんくらい、ドキドキしている。

翼が皆を誘い写真をとる。翼の周りの野郎共は、雑念を抱えながら写真にうつり、その写真が蛍経由で勇に。

勇は男どものドキドキや、翼が可愛いことへの戸惑いなどをちゃんと受け取っていた。ちなみに男女別に写真をとって送らせたのも、蛍の作戦である。

あまりにデレデレな男子に女子は注意する。ちょっかいださないで、一ノ瀬くんという彼氏がいるんだから。驚く翼。付き合ってることを否定すると、まだ付き合ってないの?!と。

どうやらテスト初日に手を繋いでいたのを見たのだと言う。翼は否定に否定を重ねて、幼馴染の「普通」を説明する。クラスメイトらは、イマイチ納得いかない顔で翼は鈍いのかな、と結論づける。

射的の屋台、翼が銃を構え、放つ。

周りからは歓声。女の子にも男子にも、取った景品をあげている。射的だけでなく、金魚くすいや輪投げ、そしてナンパ撃退に至るまで大活躍していた。

そんな翼を少し離れたところから、浴衣を着た勇が眺めていた。浴衣でのあまりのイケメンキャラへの変貌ぶりに引いている男子たちの反応に呆れつつ、来て損したと、来たことを後悔している。

翼にはたくさんの友達が出来て欲しいと思っていながら、自分の手の届かない所に行ってしまいそうで、慌てて追いかけて引き止めようとする。

***

「勇、あんたはずっと…ずっと友達でいてね」
中学の頃の左手に包帯を巻いた翼が、そう言って勇の袖口を引っ張る。

***

自分で参加しなかったのに寂しくなっている自分に勇は呆れていた。ため息をついて、帰ろうと顔を上げると、人にぶつかった翼が男子生徒に寄りかかり、支えられている所だった。

ずっと友達でいよう
心に決めていたことが
いつからか 少しずつ崩れていく
立て直すのはもう無理だ

勇はやっぱりまだ帰れねぇ、と駆け出して行く

To Be Continued

【感想】

勇ママのそろそろうちのお嫁に来る?発言。吹き出しちゃいました。翼はばっさりと断っていますが、たとえ2人が好き同士じゃなかったとしても、現実的には結構幸せな道ではないかな、と思ってしまいました。

実家同士も近いですし、嫁、姑、小姑とかの問題もなさそうですし。何より両家が仲良しですし。本当にこれこそ本人たち次第ですが(笑)

翼の鈍感さはクラスメイトの女子も気が付いていましたが相当でしたね。でも、男子の煩悩、雑念に、翼は一切気が付かなくとも、勇には伝わっていて、面白かったです。

でも勇が着いてみたら、翼は浴衣にもかかわらず、男子が引くほど、お祭りで活躍していて、さすがに勇も呆れていましたね。ホッとしていたのかもしれません。

勇の幼馴染ポディションに対する安心感と葛藤、ヤキモチ、翼を応援したい気持ちと、思い通りにしたい気持ち。帰ろうと思っていたけど、ふらつく翼を支える男子のクラスメイトを見た瞬間に振り切れてしまう翼への思い。

少女マンガで感情移入するのは、たいてい主人公の女の子にですけど、主役が二人のこの恋愛マンガは、私としてはやっぱり勇に感情移入しがちです。

うすーく書かれた、勇がずっと心に決めていたこと。「ずっと友達でいよう」が気になります。

【ネタバレ/伏線回収班】

★ここに注目★
・ずっと友達でいようと勇は決めていた。
・中学の頃、包帯をした翼は勇に「勇、あんたはずっと…ずっと友達でいてね」と言っている
・浴衣でもブレスレットはしたまま

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