web漫画/学級委員に、なりました。【第47話あらすじ&感想】~異業種交流会レポート~
学級委員に、なりました。【episode47】 を一言で
修也、美紅ちゃんを保健室へ
学級委員に、なりました。【episode47】の あらすじ
クラスメイトで集まって、今日の球技大会のことをみんなが話していた。修也は、なんとなく美紅ちゃんの方に目をやると、隣にいた美紅ちゃんが修也に倒れかかってきた。
「…美紅ちゃん?」
ずるっ
倒れかかってきた美紅ちゃんが、下に崩れ落ちそうになったところを、修也は腕で受け止める。
「…あ、すみません、少し…ふらっとして…」
赤い顔をした美紅ちゃんが言った。美紅ちゃんに触れた修也は気が付く。
体が熱い…
熱があるのにいままでずっと…?
「えっどうしたの、吉川さん」
「貧血…?」
周りにいたクラスメイトも声をかけた。
「私、保健委員だけど、保健室連れて行こうか?」
真理ちゃんが申し出た。
「大丈夫、俺が連れて行く」
修也が、美紅ちゃんをぎゅっと支えて言った。
「…あ、うん」
真理ちゃんは、少し面食らいながら返事をした。
***
修也は、美紅ちゃんを支えて保健室まで歩く。
「美紅ちゃん本当に大丈夫?なんなら保健室まで運ぶよ?おんぶでもだっこでも」
と修也。
「いえそんな…自分で歩きます」
美紅ちゃんは恐縮して言った。
修也が美紅ちゃんを見ると、赤い顔で、息が上がって歩くのも辛そうだった。
「じゃあ、もっとこっち寄りかかって、体預けてくれていいから楽にして」
そう言って修也は、修也の手で美紅ちゃんの体を自分の体に寄せた。
「…すみません」
やっぱり熱いな…
美紅ちゃんの体を寄せながら修也は思う。
「…今日もすごい頑張ってたもんね、美紅ちゃん。お疲れ様」
「今日は、一歩、踏み出すことができました」
美紅ちゃんはバレーが終わった後、クラスメイトに応援に行くよう提案した時のことを思い出していた。
「藤崎くんのおかげです」
「球技大会楽しかった?」
修也が聞く。
「はい…とっても」
***
保健室。保健の先生が、保健室のドアを開けて入って来た。
「吉川さんのおうちに連絡してきたわ。すぐに迎えに来て下さるそうよ、吉川さんの様子はどう?」
修也がふりかえって、保健の先生に答える。
「落ち着いています」
「そう、ならよかった」
美紅ちゃんは、保健室のベッドにメガネをかけたまま寝かされていた。
「それで悪いんだけど藤崎くん、あともう少しだけついててもらえる?球技大会救護係の撤収作業チェックしたらすぐ戻るから」
「わかりました」
「それじゃあよろしく」
先生が保健室を出ていき、修也は、ベッドの上で眠る美紅ちゃんを見つめた。
美紅ちゃん
いつから
具合悪かったんだろう
そういえば今朝、テンション違うって思ったんだよな
あれって熱のせいもあったのかな
昨日一緒に練習したあとも
「あれ?なんか美紅ちゃんいつもより顔赤い?」
もしかしてあのときからもう熱出初めてた…?
それなのに
最後まで残って応援して
ふらふらになるまで…
修也が眠る美紅ちゃんを見つめて考えていると、美紅ちゃんがコロンと顔の向きを変えた修也の方を向く。
「…ん」
修也は、ベッドに両手をついて、自分の顔を、美紅ちゃんの顔に近づけた。
ToBeContinued
あらすじの続きはこちら
『学級委員に、なりました。』episode48【あらすじ&感想】
前話はこちら→『学級委員に、なりました。』episode46【あらすじ&感想】
学級委員に、なりました。【episode47】の 感想
修也、そのまま・・・キスしちゃうの???というところで終わりましたね。私の好きな同じcomicoの中の漫画で『カカオ79%』でも、寝ている時のキスや、ふいうちのキスがいくつかあり、作者様のコメントで「キスは同意の上で行いましょう」という注意書きがあったことがあります。修也もです(笑)
『学級委員に、なりました。』とは
WEB漫画アプリ「comico」にて2016年~連載。作者はノエノ。
学級委員になったふたりとその周囲の人たちの物語。
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