『学級委員に、なりました。』episode46【あらすじ&感想】

スポンサーリンク
学級委員に、なりました。 学級委員に、なりました。
スポンサーリンク

web漫画/学級委員に、なりました。【第46話あらすじ&感想】~異業種交流会レポート~

学級委員に、なりました。【episode46】 を一言で

愛花のランニングホームランで盛り上がる

学級委員に、なりました。【episode46】の あらすじ

球技大会ソフトボール決勝戦。3点差つけられた最終回、ツーアウト満塁で、愛花に打順が回ってきた。ギャラリーのクラスメイト達は、みんな集まってきて、愛花たちを応援していた。

「がんばれ愛花―!」
修也が声を出す。
「はるはらー」
「がんばれー」
他のクラスメイト達も応援をしてくれていた。

脇はしめて

力みすぎず

ボールをよく見て

とにかく思い切り…

バットをふる瞬間、一生懸命応援をする修也と、修也の隣で、顔を赤くして応援する美紅ちゃんが試合を見守っているのが見えた。

とにかく思い切り…

振る…っ

カンと音がして、ボールは青空へと飛んで行った。
「外野に打ち上げた!」
見ていた人たちがざわっとなる。
「あー!」
「フライ捕られる…」

そんな中、野球部の前島くんは、冷静な目で試合を見つめていた。
「いや、あの守備の動き、慣れていない初心者だ、フライを捕るのって、けっこう難しいよ
前島くんの言うとおり、外野の女子は、ぽとっとボールを落とした。

わあ、と歓声が上がる。
「ボール落ちたぞ!」
「そのまま、まわれ、まわれー」
ギャラリーたちが叫ぶ。

「1点返した!6対4!」
「2点目―!6対5!」
肉食女子たちが次々とホームを踏む。相手の守備は、ボールを捕まえて、ホームに投げようとしていた。
「6対6!同点―!」

永斗と真理ちゃんが精一杯叫ぶ。
「走れ走れ!愛花!」
「ホームいける!」

愛花は一生懸命走っていた。

…昨日さんざん走ったのに、なんでだろう

みんなの応援する声が聞こえる

いま

すごく

体が軽い

「いけいけー」
「がんばれー」
「はんばれー」
「はるはらー」

なにこの感じ

すごく

楽しい

「ホームイン!」
愛花はホームベースを踏んだ。
「やったー!!」
「ランニングホームラン!!」
「2-D逆手優勝―!!」

歓声が大きくなる。愛花は、息を切らしながら、頬が赤くなる。いつもどこか冷めている愛花の表情ではなく、瞳がキラキラしていた。
「春原さんすごーい」
「やったね!愛花ちゃん!」

「7対6で2-Dの勝ち。双方、礼」
「ありがとうございました」
こうして、試合は終わった。

***

「女子ソフト、優勝おめでとー!」
グラウンドの隅で応援していたギャラリーのクラスメイトたちが、試合を終えたクラスメイト達を出迎えた。
「おつかれさま」

その輪の中には、愛花と真理ちゃん、修也や永斗の姿もあった。
「すげーな愛花」
そう言って、永斗は愛花の頭を撫でた。
「ほんとよく打ったよ!」
真理ちゃんも愛花の方に両手を置いた。
「やったな!愛花!」
修也が笑顔で言った。そのまぶしい笑顔に、愛花は、ほんの少しだけ、困った顔になる。

まわりでは、クラスメイト達が、まだ興奮したまま喋っていた。
「最後さー盛り上がってどきどきしたー」
「まさかランニングホームランになるとはな!」
その言葉を聞いて、愛花も思う。

あたしも

どきどきして

すっごく…

楽しかった

「この後どうするー?」
クラスメイトの誰かが言った。
「せっかくだから打ち上げやりたいよねー」
「クラスのみんな揃ってるし」
「おお!ていうか全員残って応援って何気にすごいよな、他のクラスは、みんなバラバラに帰ってたのに」
「あれ?俺らのクラスもしかして仲良し?」
「あはは、でも最初は帰ろうとしてたじゃん、そしたら藤崎に声かけられて
「あーうちらは吉川さんに言われて、じゃあ、応援しよっかって」
「フットサルの方にもきてくれたよ」
愛花は、クラスメイト達の雑談を聞いていた。

修也は、なんとなく美紅ちゃんの方に目をやると、隣にいた美紅ちゃんが修也に倒れかかってきた。
「…美紅ちゃん」

ToBeContinued

あらすじの続きはこちら

『学級委員に、なりました。』episode47【あらすじ&感想】

前話はこちら→『学級委員に、なりました。』episode45【あらすじ&感想】

学級委員に、なりました。【episode46】の 感想

ぶりっ子してても、いつもどこか冷めた雰囲気のあった愛花の、ベースを回ってきた後の笑顔と、やり切った感じがとても素敵でしたね。

相手のチームにも、クラスメイトのギャラリー達の応援はプレッシャーになったと思います。修也や美紅ちゃんが声をかけて集まった応援でしたが、応援する人たちも楽しそうでしたね。

昨日の練習の氷鬼では、永斗がいい雰囲気を作ってくれましたが、今日はクラスがまとまるきっかけは学級委員の2人が作ってくれましたね。きっかけって大事だと思います。

愛花も、これまで、修也と美紅ちゃんのことでもやもやしていたし、簡単に割り切れはしないことですが、美紅ちゃんを認めるきっかけになるといいですね。

『学級委員に、なりました。』とは

WEB漫画アプリ「comico」にて2016年~連載。作者はノエノ。

学級委員になったふたりとその周囲の人たちの物語。

【登場人物の紹介はこちら】

『学級委員に、なりました。』【登場人物の紹介】

 

コメント